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家入レオ、デビュー10周年にベスト発売 光と闇を絶妙に表現するシンガーソングライターとしての魅力
2作目のベストアルバムは大型タイアップ曲10作品や新曲など、14曲を収録
ここ5年の家入の活動で目立つのが、自作にこだわらない楽曲制作だ。青春期のヒリヒリした葛藤や孤独を剥き出しに表現し、当時の同世代である10代から圧倒的な支持を得たデビュー初期。それらの楽曲のほとんどが自らの作詞・作曲であり、また13歳から師事してきた音楽塾ヴォイス主宰者で音楽プロデューサーの西尾芳彦がその制作を支えた。
本アルバム収録の13thシングル「ずっと、ふたりで」からは、提供曲も歌うようになった。またこの5年はミュージシャンとの共作も増えており、本作収録曲だけでも元Superflyの多保孝一や、いきものがかりの水野良樹、元Galileo GalileiでBBHFの尾崎雄貴らが制作に関わっている。
日本テレビ系ドラマ『ウチの娘は、彼氏ができない!!』主題歌の17thシングル「空と青」では、同ドラマで脚本を務めた北川悦吏子氏が作詞を手がけ、同ドラマに出演した[Alexandros]の川上洋平が作曲を手がけるといったコラボレーションもあった。
聴く者の背中を押す懐の深さも備えた表現力…デビュー前からの恩師と6年ぶりのタッグにも注目
濃い闇の対極にはまばゆい光があるように、デビュー初期に表現してきた陰をよく知る家入だからこそ、陽の面もくっきり明るく表現するポテンシャルを秘めていたのだろう。そもそもデビュー時に新人賞を総ナメしたように、凄みのある歌唱はもちろん、作詞・作曲においても抜きん出た才能の持ち主だ。
NHKアニメ『アニ×パラ』第3弾・車いすテニステーマ曲の「Spark」は、ポップな曲調の中に「自分を信じ抜く情熱を持ち、今を生きる人たち」へのメッセージが込められている。同世代と痛みを共有してきた初期を経て、音楽活動を積み重ねる中で、聴く者の背中を押す懐の深さも備えたシンガーへと成長した。
また、テレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』主題歌の「Prime Numbers」は、ヒットクリエイターの松尾潔が作詞、家入が作曲を手掛けた。孤独を叫ぶシリアスな曲調ながら、傷つきながらも立ち上がり、前に進もうとする力強い歌唱には、内省的だった初期とは異なる胸を震わせるものがある。
2月20日には、有観客のワンマンライブとしては2年半ぶりの10周年アニバーサリーライブの開催も決定した。生の歌唱に定評の高い家入だが、世界中が混乱に見舞われたこの間にどのような歌の力を蓄えてきたのか注目したいところだ。
作品情報
ベストアルバム『10th Anniversary Best』
02月16日発売
【10th Anniversary盤:CD +Blu-ray +Goods】
NZS-874 ¥11,000(税込)※ビクターオンラインストア限定販売
【初回限定盤A:2CD】
VIZL-1989 ¥4,950(税込)
【初回限定盤B:CD+DVD】
VIZL-1990 ¥4,400(税込)
【通常盤:CD】
VICL-65638 ¥3,300(税込)
10th Anniversary Best Special Site
https://www.jvcmusic.co.jp/leo-ieiri/special/(外部サイト)
オフィシャルYouTubeチャンネル
http://www.youtube.com/ieirileo/(外部サイト)
購入はこちら
https://jvcmusic.lnk.to/10th_Best_cd(外部サイト)
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