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第8回 好きな司会者ランキング
芸人愛に溢れ、テレビこそが最高の娯楽というブレない姿勢
さんまを支持する主な要因としては「話が面白いし、出演者への気配りや視聴者を楽しませようとする姿勢が本当にすごいと思う」(北海道/30代/男性)、「どんなボールがきても必ず笑いに変えられるから」(東京都/30代/女性)など、やはりその絶対的な信頼感にある。また、今田耕司、雨上がり決死隊、堀内健などの“ミドルクラス”の芸人たちが多数出演するバラエティ番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)を例に挙げつつ、「芸人にも適度に緊張感が感じられて面白い。本気でバラエティをやっていると感じられる」(北海道/30代/男性)などの声も多い。“芸人愛”に溢れ、テレビバラエティこそが最高の娯楽であるという“ブレない姿勢”に視聴者も共感しているようだ。
見れないことで視聴者の欲求が肥大化していった“司会者・タモリ”
視聴者を魅了するタモリの魅力といえば、一歩引いた視点からの冷静な司会進行ぶりと、「坂道」「鉄道」「ジャズ」など挙げればきりがない幅広い知識を下地とするインテリジェンスにある。主なコメントとしても「落ち着いた口調ですが、ズバっとした言葉で伝えるし、多方面において物知り博学でいらっしゃるので楽しいです。不快さがありません」(三重県/40代/女性)、「知識をたくさん持ってるし、ゲストの内面を引き出すのが上手だと思うから」(福岡県/20代/男性)と、その豊富な知識量から広げていく、司会としての“場作り”を賞賛する声が多数を占めた。
現在のタモリは『ミュージックステーション』や『タモリ倶楽部』(共にテレビ朝日系)などの長寿番組の司会をこなしつつも、仕事はセーブ傾向にある。視聴者は、「好きな番組だけをのびのびとやって欲しい」という想いがありながらも、やはり司会をこなすタモリの姿をもっと観たいという願望が複雑に入り混じっているようだ。
マツコの“司会者”としての存在感、ベテラン勢への再評価も
また、【中居正広】(4位)、【上田晋也(くりぃむしちゅー)】(5位)、【有吉弘行】(6位)などの近年のランクイン常連者と共に、7位の【内村光良(ウッチャンナンチャン)】、8位の【所ジョージ】、10位の【北野武】などのベテラン勢が、昨年のTOP10圏外から再び返り咲く結果に。これは、若手司会者の台頭が目立つ中での温故知新、つまり熟練の手練れによる“匠の技”を再評価する傾向がランキングに反映されたのだろう。
第8回 好きな司会者ランキング
明石家さんま(→昨年1位)※3年連続首位
- どんなゲストでも対応できてすごい。頭の回転が速くておもしろい(神奈川県/10代/女性)
- ゲストの面白さを引き出してくれる(徳島県/30代/女性)
- どんなゲストの組み合わせでも仕切りがうまくおもしろい(岡山県/20代/男性)
1
マツコ・デラックス(↑圏外)
- 毒舌ながらも人を傷つけないし、知識が広い(埼玉県/30代/女性)
- 常識的なことを言ってくれるし共感できる発言が多い(兵庫県/30代/女性)
- 裏表がない感じで好感が持てる(愛媛県/40代/男性)
3
中居正広(↑5位)
- 出演者の良さを引き出すことができる(千葉県/10代/女性)
- 周りにきちんと気を遣っていて、見ている人を飽きさせない(東京都/10代/女性)
- 巧みな話術で番組を盛り上げ、円滑に進行している(東京都/20代/男性)
4
上田晋也(くりぃむしちゅー)(↓2位)
- 毒と優しさの両方がある(千葉県/20代/女性)
- その人の中身を引き出しながら、なんでも笑いに変えている(広島県/30代/女性)
- ゲストを上手くリードする手腕を持っている(香川県/20代/男性)
5
【調査概要】
- 調査時期:
- 2016年1月14日(木)〜1月20日(水)
- 調査対象:
- 合計500名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
- 調査地域:
- 全国
- 調査方法:
- インターネット調査
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