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男の趣味連載【HOBBULOUS LIFE】Vol.1ジオラマ×観葉植物“植ラマ”
今回の“一生ものの遊び”は、自分だけの小さな世界が作れるコレ。
What is Charm? ―魅力―
魅力は、なんといってもコレ。作り始めるとき、まず世界を思い描く。フィギュアありきで始めるか、ストーリーありきで始めるか。フィギュアからのときは、「自分の好きなジャンルや趣味、使ってみたいと思うものを素直に、直感で選ぶ」という福井氏。それを「どう使おうか、どこに置こうか、と想像しながら決めるのがまた楽しい」とか。ストーリーありきの場合は、自分がワクワクする場面を思い描き、それに必要なジオラマ、土台、植物を決めていく。下の作品は、大好きな趣味、“釣り”がテーマ。そこにストーリーが加わって…。
そもそも、植ラマを始めた最初のきっかけは、趣味のカメラ。「自宅の庭に咲いた小さな花でも、マイクロレンズを使うと見慣れたモノが一変。まるで新種の巨大な花のように、ダイナミックに見える。視点を変えるだけでまったく違った世界が楽しめる」。その楽しさをより味わえるのが、最近インテリアグリーンとして人気の多肉植物。「ひとつひとつ形が面白く、表情が豊か。近寄って見てみると、なんとも不思議なミクロの世界が広がっている。そこを“アリになったよう”な視点で覗き込むのが面白くて、想像した世界を作り出せる植ラマを始めた」。
作り物のジオラマにはない魅力。それは、作り終えても成長という変化が続くこと。言い換えれば、「いつになっても完成しない、であり、その瞬間瞬間が完成、でもある。未来を予想しながら作るのが楽しい」のだとか。そこには生きているものならではの、精密さや美しさがあるという。
About this Work ―作品について―
この作品のコンセプトは“冒険”。大学時代、探検会(部活)に入っていたという福井氏は、無人島でサバイバル生活を楽しんでいたというほどの冒険野郎。その冒険心は大人になった今でもなくならない。ストーリーを思い描いてから形にしたというこの作品は、「どこか、こんな島に行ってのんびり釣りがしたい、という願望が詰まっている(笑)」とか。趣味の釣りをするために、海にも川にも湖にも足を運ぶ彼は、「集中しすぎて水に落ちたことが2回もある(笑)」。そんな自分を釣り人に重ねて作った作品のストーリーは…?
釣り人:「島といったら、やっぱり釣だよねぇ。
危険だけど、大物釣るなら満月の夜♪」
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