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ORICON NEWS
“視聴者”目線の小山慶一郎、キャスターとしての高い支持率
小山の卓越した現場レポートの裏にある、取材力の高さ
小山は、自民党本部や候補者の選挙事務所などで現場レポートを担当していたが、すらすらとしたなめらかな語り口で、自民党の候補者の数や当選のバラのサイズまで即答し、事前にしっかりと予習していることをうかがわせた。つまり、小山の卓越したレポートの裏には、彼なりの相当な勉強と努力があるということだ。実際、小山自体、飛び抜けた“イケメン”とは言えないだろうし、かつては、茶髪でチャラチャラしたイメージもあった。しかし現在は、髪色も落ち着き、スーツを着こなして現場からレポートする姿は、もはやアイドルというより、局アナより局アナっぽく見えるほどだ。
本職のキャスターを凌ぐ能力を潜在的に持っている
小山しかり櫻井しかり、アイドルの他分野への進出も多いが、驚くべきことは、彼らがすでに本職のキャスターを凌ぐ能力を潜在的に持っているということだ。小山にしても、「アイドルが話題づくりのためにニュース番組に出てるんだろう」的な世間の勘ぐりを、自らの実力と、現場できっちりと視聴者目線で取材するという“努力”で、見事にぶち壊してくれた。
ちなみに、ジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川氏は、2007年に「ユーはアナウンサーが向いてるよ。テレビ局に入社しなよ」と小山に言っていたというが、この予言は見事に的中したとも言える。やはり、“アイドルの他業種への進出”という点においても、氏には先見の明があったということか。
(文:五目舎)