2016-07-15
闘牛とダンスに捧げた現役高校生のリアルな“青春”に密着!
まずは、『青春ボトル甲子園』に参加した鹿児島・奄美群島に属する離島のひとつ、徳之島にある樟南第二高等学校を訪問。昨年創立50周年を迎えた同校では、何か記念になることをしたいと同キャンペーンに応募。「生徒会全員で話し合い、徳之島と言ったらやっぱり“闘牛”なので、運動会で披露した闘牛の写真を応募しました」と言うように、全国でも珍しい「闘牛文化研究会」を持ち、闘牛専門の牛を飼育。
文化を継承していくことを目的に部活動としても取り上げられている“闘牛”は、奄美大島で約400年前から行われているとみられ、その歴史は古い。「タイヤを引っ張ったり、海辺で牛を練習させている姿だけでなく、夕方になると、犬の散歩と同じように、牛を散歩させる姿が日常的に見られます」(樟南第二高・山本祥平先生)と明かすように、牛との共存が徳之島にしっかりと根付いているようだ。
副部長を務める樟南第二高3年岡本迅汰くんが闘牛文化研究会に入部したきっかけは、「闘牛を通して徳之島を盛り上げ、地域の文化を伝えていきたい」と、その地元愛が深い。怪我など危険と隣り合わせだが、「自分が毎日世話をした牛が大会で勝った時の喜びは大きいですね」と、それを上回る達成感があるようだ。
そんな彼らにとっての“青春”とは、「常に牛と生活してきたので、僕の青春といったら牛です!」(岡本くん)、「苦しくても部活のみんなで頑張っているときが楽しい。だから部活が青春ですね」(直林主浩くん)と目を輝かせる。そして彼らを指導する山本先生は、「勉強や部活、アルバイトなんでも良いと思います。高校時代に何を頑張ったかを自信を持って言えることを学んで欲しい。それが青春に繋がると思います」と力説。生徒たちと一緒に過ごすことで、「僕自身が“青春”に加わっている気もしますね」としみじみ語る。
MATCHのボトルラベルに採用された自身の姿を目にした岡本くんは、「自分と闘牛の写真がボトルになるなんて……嬉しくてビックリしました!」と大喜び。その一方で岡本くんは、離島ということもあり、「このボトルを通して子どもから大人まで、徳之島と闘牛のことをもっと知って貰いたいです。僕たちのボトルを手に取った人が、少しでも徳之島に興味を持って遊びに来てくれたら嬉しいですね」と熱く語る。一方の直林くんは、「学校の生徒だけでなく、徳之島の人も闘牛が写ったこのボトルを見たら喜んでもらえると思います」と胸を張る。闘牛の力強いエネルギーを感じる樟南第二高等学校のボトルをぜひ手にとって欲しい。
続いて、東京都立第三商業高等学校のダンス部を訪問。学校の授業の一貫で『青春ボトル甲子園』に応募した清水侑子さんは、ダンス部に所属する3年生たちがピエロ姿に扮したインパクトある全国大会の写真を投稿。清水さんは投稿した写真について、「私の青春そのものです!」と断言。高校生活はダンスに打ち込み、ダンス部の仲間と一緒に過ごした日々が何よりも宝物だと言う。
念願だった全国大会に関東・甲信越地区代表として出場し大会で披露したのが、今回投稿された“ピエロダンス”。「ダンスを通して仲間の大切さとチームワークを伝えたい」と部長の北岡みのりさんが言うように、息のあった“ピエロダンス”を披露。「毎日休まず練習しました」と語る、唯一の男性部員である小池愛規くんは、「男子ひとりだから、やっぱり最初は辞めたくなりました。練習も苦しかったけど、続けられたのはこのメンバーだからで、みんなのおかげ。一生の思い出です」と感慨深げに振り返る。
8年前よりダンス部の指導員を務める荻野飛未コーチは、「僕も高校生でダンスを始め、当時の仲間たちといろんなことを経験し、それが今の自信にも繋がっています。そういう経験を生徒たちにもして欲しいですね」と熱く語る。また、顧問の大滝裕子先生は、「高校3年間は一度きり。いろんな壁にぶつかると思うけど、後悔しないように自分のやりたいことをやって欲しい」と、学生たちにエールを送る。
彼らの“青春の証”とも言える写真が採用されたMAT
CHのボトルを手にした小池くんは、「本当に感動です!」と満面の笑顔。一方の北岡さんはボトルを見た瞬間、思わず号泣してしまったこと明かし、「大人になってもずっとこのボトルを取っておきたいです。いい思い出になりました!」と目を輝かせた。また、「みんなにとってはかけがえのない青春の思い出が、ボトルに残ることは、すごくいいですよね」と荻野コーチも満足気。『青春ボトル甲子園』は、青春の思い出のひとつとして、高校生たちの心に刻まれたようだ。
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