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意外!? 20代、30代で満足度が高い『大奥〜華の乱〜』
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世代別ごとに特徴のある人気ドラマ満足度ランキング
オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】による『05年秋の連続テレビドラマ 視聴者満足度ランキング(世代別編)』の結果では、世代ごとに上位作品の異なる特徴的なランキングとなった。
20代社会人で満足度のトップに立ったのは『熟年離婚』。意外な組み合わせのような気もするが、「笑いごとじゃない気がしてくるほどのリアルさを感じる」(関東圏・男性)といった声に代表されるように、結婚が間近に迫った世代にとっては、将来の自分に照らし合わせることで“反面教師”として恰好の“教材”となるのかもしれない。
30代からの支持を集め、1位にランクインしたドラマは『大奥〜華の乱〜』。20代でも2位と、ヤングアダルト層からの評価が高い。従来の時代劇とは異なるエンターテインメント性の絶妙な配分がその理由だろう。「歴史ドラマだけどとても見やすい」(関東圏・女性)、「時代劇だけど、時代劇っぽくないところが好き」(関東圏・女性)。時代劇は年配層のもの、という既成概念を吹き飛ばす力に溢れたシリーズだ。
40代の特徴はなんといっても1〜4位までが、各世代をひとつにまとめた“総合ランキング”とまったく同じということ。つまり、最も“平均的な”ドラマの接し方をしている世代ということになる。
40代のランキング1位になった『1リットルの涙』には、「かつての赤いシリーズを思わせる。実話なので、なおのこと痛々しい」(関東圏・男性)。2位の『相棒』には、「また始まってとてもうれしい。犯人と謎がとてもいい。刑事コロンボみたい」(関西圏・女性)というように、一世を風靡した「大映シリーズ」や「トレンディ・ドラマ」、「海外もの・学園もの」を知り尽くしているのがこの世代だ。ある意味、この層を押さえることがヒットドラマ作りの成否を握っていると考えられる。
(10月28日〜11月1日まで、関東圏・関西圏の中高生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、計1000人にインターネット調査したもの)
■オリコン・モニターリサーチ
( 12月09日 09時00分)
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