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サッカー日本代表のあの人がCMでも高評価!


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注目されるCMの作り方。徹底解剖!

 ORICON STYLEでは、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】によるF1層(女性・20才〜34才)、F2層(女性・35才〜49才)にインターネット調査した『12月度 テレビCM 好感度ランキング』を発表した。

 時代を映し出す鑑とも言われるCMは、いかにその時代の“旬”を切り取って伝えられるかが大きくものをいう。しかしながら、キャスティングを考え、企画を通し、スケジュールを調整し、作品に仕上げ、実際に電波に乗るまでにはかなりのタイムラグが生じるものだ。その“のりしろ”まで見越して時代を伝えなければならないのが、CMの面白いところでもある。

 そんな状況下で常に新鮮な驚きとその時の“旬”を取り上げているのが大塚製薬『オロナミンC』のシリーズ。
 上戸彩という絶妙なキャラクター(この人選も“旬”な存在ではある)を使ってこれまでに取り上げてきたのは新庄剛志(ショーマンシップあふれるプロ野球選手)、ペ・ヨンジュン(韓流というジャンルを定着させたスター俳優)、滝沢秀明(2005年NHK大河ドラマの主役)、ボビー・オロゴン(格闘技にも進出したマルチ・タレント)、赤西仁・亀梨和也(旋風を巻き起こし続けるKAT-TUNの中心人物)というまさに“時代の顔”。ちょっとでも遅れると「今ごろ、この人を使っているの?」と言われかねないほどの高い人気と認知度を持った素材ばかりを選んでいる。

 そして、今回このCMが選んだのがスコットランドのフットボール・クラブチーム「セルティック」に籍を置く、日本代表ミッドフィールダー・中村俊輔。これまでに彼を取り上げたCMがなかったわけではないが、このCMの売りであるコミカルな味を中村から引き出せたのは制作チームの“快挙”といっていいだろう。人気に頼るだけではなく、その人のどんな一面を出せば視聴者は喜んでくれるのか、までに気を配った構成が確実に受け手に届いている。それが今回の1位獲得に表れたのに違いない。

(10月27日〜31日まで、1都3県の20〜34才(F1層)、35〜49才(F2層)までの女性各世代各300人、計600人にインターネット調査したもの)



オリコン・モニターリサーチ


( 12月02日 09時00分)