ロックバンド・DIR EN GREYが12日、都内で行われた人気ゲームシリーズ『ウィザードリィ』の30周年記念作『Wizardry Online』とのコラボレーションイベントに出席した。1999年のメジャーデビュー後初の芸能イベントで、メンバーそれぞれが武器などのデザインアイディアを発表したが、肝心の同ゲームが全メンバー愛用のMacに対応していないと聞き絶句。ゲーム関係者も「早急に対応します」と釈明していた。

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　同シリーズで表現される死生観や内容が、DIR EN GREYのバンドスタイルに多く共通するとして今回、さまざまなコラボ展開が決定。ベースのToshiyaは「メンバー5人それぞれが考えたダンジョンを作ってもらって、そこでしか手に入らないアイテムとかがあると楽しい。5つそろえて、さらに楽しいみたいな」と提案。ギターの薫も「ダンジョンの中に僕らの歌詞が入ってるとかあったら」とアイディアを伝えた。

　攻撃的なパフォーマンスが魅力的な同バンドだが、ギターのDieは「難易度は易しめで」。ドラムのShinyaも「僕は謎解きが好きなので、謎が深まる演出がいい」と明かすなど、ライブステージでは見せない一面を披露した。ただ、ボーカルの京は「（自分が考えるダンジョンでの設定は）装備なし！」とドS的な要求を立て、レンズ越しに不敵な笑みを浮かべていた。

　同ゲームのミュージックビデオには、メジャーデビューシングルの1つだった「残-ZAN-」が起用。メンバーが考えたダンジョンや設定が盛り込まれ、今夏よりプレイ予定。