女優の市原悦子が、缶コーヒー『ボス レインボーマウンテンブレンド』（サントリー）の新CMで、自身初の宇宙人役に挑戦していることが25日、わかった。とある惑星からやってきた“宇宙人ジョーンズ”が地球の暮らしをユーモラスに風刺するストーリーでおなじみの同CMシリーズに出演する市原は、2008年まで約25年にわたって放送されたドラマ『家政婦は見た！』（テレビ朝日系）での役柄を彷彿させる“宇宙人カセーフ”を演じる。

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　ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズ演じる宇宙人ジョーンズが今回扮するのはタクシーの運転手。閑静な住宅街で乗せた女性客は、少々疲れ気味の“宇宙人カセーフ”だった。「この惑星のいろんな家庭のドロドロ、いっぱい見ちゃったわ。ハァ、嫌んなっちゃったわ」と愚痴をこぼし始めたカセーフに、ジョーンズはカーラジオで都はるみの『北の宿から』を流し元気づける。

　歌を口ずさんでいるうちに元気を取り戻し、タクシーを降りたカセーフは、ふと振り返ると「そうだ。領収書くださる？」。そんな姿にジョーンズは「ただ・・・この惑星では領収書がないと精算できない」とレポートを締めくくる。『家政婦は見た！』の設定が時折登場しているのも見どころで、パロディ風のCMとなっている。

　タクシーのバックミラー越しに目が合ったトミー・リー・ジョーンズと市原が微笑みあうなど、和やかな雰囲気の中で撮影は進められたという。ユニークな設定に市原は「面白いですね、このアイデア。宇宙人の役なんて初めてですけど、世の中をちょっと客観的に、引いてみる目というのは、家政婦の精神にも通じるものがありますよね」と、“宇宙人ジョーンズ”と“家政婦”の意外な共通点も見出していたようだ。

　『ボス レインボーマウンテンブレンド』の新CMでは、市原が出演する『宇宙人ジョーンズ・タクシー（カセーフ）』篇のほか、ガッツ石松が悩める“宇宙人ガッツ”として登場する『宇宙人ジョーンズ・タクシー（ガッツ）』篇も展開。ともに27日より全国で放送する。

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