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　マラソンとヨットによって世界一周する企画『アースマラソン』に挑戦中のお笑いタレント・間寛平が、現在走行中のイランで映画『ラン アンド ラン』に主演することが17日、わかった。寛平の走りに感銘を受けたイラン人映画監督、カマル・タブリズィ氏直々のオファーから実現したもので、寛平は「監督からの映画の話を聞いて、ほんまにびっくりしました。イランに入って、こんなことが起きるとは、夢のようです!!」と喜びをあらわにしている。

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　映画『ラン アンド ラン』は、イランの小さな村の学校に、若い女性教師が赴任するが、子供たちは遊び回り、大人たちは仕事をする気力もない状況にあきれ、教師が村を出て行こうとする中、日本から地球一周を行っているKANPEI（寛平）が現れることから始まる物語。監督のカマル氏は、イラン・イラク戦争を題材に、映画『Martyrs』を制作し、Best War Documentary Film Awardを受賞。2001年日本公開の『テヘラン悪ガキ日記』ではベルリンこども映画祭グランプリなど数々の賞を獲得するなどイラン映画界注目の監督だ。

　カマル氏は「間寛平氏が挑戦しているこのアースマラソンのことを知り、とても深く感銘を受け、イランに入られる時に僕たちはどんな応援、おもてなしができるだろうかと考えました。そして出た答えが、『この素晴らしい挑戦の映画を撮ろう！』ということでした」と製作の経緯を明かす。さらに「彼は走ることによってその土地の人々に幸せを運び、自分自身の最高のパワーを、今日の世界に注入している。彼に会えること、彼とともに作品を創れることをとても楽しみにしています」と寛平と作品を作ることを心待ちにしているようだ。

　そんな監督の熱い想いに寛平は「僕、（ペルシャ語の）台本全く読めないんですけど、主演って大丈夫かな・・・。でも、一生懸命頑張ります！すみません。演技下手ですけど、監督、演技指導お願いします。「映画に登場していただけますか？」とありますが、言われんでも出ます！」と、こちらも気合十分だ。なお同作は、3月15日完成予定で、公開日は未定ながら、日本での公開も予定されている。

『アースマラソン』は、2008年12月に大阪からスタート。09年1月1日千葉県鴨川市からヨットで北アメリカ大陸へ向け出発。太平洋を横断し、3月11日にはロサンゼルスに上陸し、アメリカ大陸を走破。7月14日、ニューヨーク州ノースコーブからヨーロッパへ向け出港。 大西洋を横断し、8月17日フランス・ル・アーブルに到着。現在もユーラシア大陸を走行中だ。2010年1月4日、立ち寄ったトルコにて寛平が前立腺がんを発症していることが判明。専門医の判断により続行には問題ないとされ、治療を行いながら同プロジェクトを続けている。

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