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松山ケンイチ&菊地凛子が主演 映画『ノルウェイの森』キャスト発表

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 作家の村上春樹が1987年に発表したベストセラー小説の映画化『ノルウェイの森』(2010年秋公開、東宝配給)の主要キャストが12日、発表された。総勢100人を超える“候補”の中から、主人公のワタナベ役は俳優の松山ケンイチ、ヒロイン直子役は女優の菊地凛子に決定。また緑役にはファッション誌『ViVi』などでモデルとして活躍中の水原希子が抜擢された。

主人公ワタナベ役の松山ケンイチ 

主人公ワタナベ役の松山ケンイチ 

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 「ほかの映画を作るのとはわけが違う。村上さんを納得させる、いい映画を作らなければ」と小川真司プロデューサー(アスミックエース)には、プレッシャーが大きくのしかかる。監督・脚本を担うのは、『青いパパイヤの香り』、『シクロ』、『夏至』などで、カンヌやヴェネチアなど国際映画祭で数々の受賞歴を持つベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督。同作では、あえて日本人の役者による日本語での映画化に挑戦する。

 主人公・ワタナベは、高校時代に自殺した親友やその恋人・直子のことが忘れられず、生と死との間で葛藤する大学生。松山の起用についてトラン監督は「会った瞬間に、ワタナベの純粋無垢な部分を表現できる能力がある」と見込んでいる。これに対して松山は「ワタナベと僕の共通点は、自分では少なからずあるような気がします。ワタナベの喪失や悲しみ、成長を真摯に表現したい」とコメントしている。

 一方、菊地は昨年8月に映画化が正式発表されてまもなく、自ら製作側に「オーディションを受けたい」と名乗り出た。ビデオオーディションでアピールした菊地を見て「3秒で直子になれると直観した」とトラン監督。菊地は「どうしてもどうしてもこの役をやりたかった。好きだからこそ、今苦労しています。とにかく精一杯やらせて頂きます」とやる気をみなぎらせる。

 緑役に抜擢された水原は90年10月15日生まれの19歳。芝居は未経験だが「特別な何かを持っている」(トラン監督)とその限りない可能性に期待が寄せられる。水原は「最後まで監督を信じ、自分の心に素直になって演じたい。そして最後には自分の中に何か新しい変化があればいいなと思います」と意気込みを語っていた。

 このほか、ワタナベと直子の同級生のキズキ役を俳優の高良健吾、ワタナベの大学の先輩・矢沢役を玉山鉄二、直子の入院先の同室人・レイコ役を霧島れいかが演じる。

 同作は今年2月に先行して雪景色のシーンを撮影したが、6月1日に本格的にクランクイン。8月下旬にクランクアップし、来年3月に完成予定。

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  • 主人公ワタナベ役の松山ケンイチ 
  • 直子役の菊地凛子 
  • 緑役の水原希子 

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