ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

【平清盛】窪田正孝、悲運の嫡男・重盛を好演「全力で演じています」

 NHK大河ドラマ『平清盛』(毎週日曜 後8:00)で、清盛(松山ケンイチ)の嫡男・重盛を演じている窪田正孝(24)。彼が演じる重盛は、常に姿勢も所作も美しく、平治の乱での源頼朝の長男・義平(波岡一喜)との一騎打ち(第27回「宿命の対決」)では、凛々しくも勇ましい立ち回りをみせた。ただ、笑顔を見せることがほとんどない。窪田は「今、父が何を考えていて、叔父や弟たちは何を思っているのか、常に気を張っているというか。そんな重盛を全力で演じています」と話す。

大河ドラマ『平清盛』で平清盛の嫡男・重盛を演じる窪田正孝。9月23日放送の第37回「殿下乗合事件」 の場面写真 (C)NHK

大河ドラマ『平清盛』で平清盛の嫡男・重盛を演じる窪田正孝。9月23日放送の第37回「殿下乗合事件」 の場面写真 (C)NHK

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 重盛は、清盛と先妻・明子(加藤あい)の間に生まれ、平家の嫡男として運命を選べずに、清盛の後継者として期待された人物だ。演じる窪田は「重盛は真面目で、学識があって、武士として勇敢なところもありながら繊細さも併せ持つ、理想的な人物として描かれています。ときとして暴走する清盛を止めるのも重盛で、清盛に意見できるのも重盛しかいない。周りからも慕われていた重盛に憧れます。僕は三兄弟の三男で、長男を演じるにあたって、お兄ちゃんもいろいろ考えていたんだな…と、初めて気づかされました(笑)」。

 9日放送の第35回「わが都、福原」で清盛が出家し、福原(現在の兵庫県神戸市)へ移住。重盛が代わりに京都・六波羅を預かることになった。後白河上皇や貴族とのパイプ役となり、父を支えようと努める重盛だったが、板ばさみに悩み、後白河の巧みな政治術に翻弄されるうち、平家の中で孤立して悲運の死を遂げることになる。

 「重盛が棟梁になっていれば、平家の滅亡はなかったという見方もありますが、彼の悲運があったからこそ、今があるんだと思います。志は高かったけれど、清盛と後白河法皇に挟まれて、ストレスがたまり42歳で亡くなってしまうんですが、誰にも言えない想いを抱える重盛の苦しさ、頑張っても報われない憤りを、重盛を演じる上でただ純粋に出していけたらと思います」。

 平家没落は、重盛の死をもって始まると言われるだけに、重盛の苦悩、悲運がどのように描かれるか注目される。

関連写真

  • 大河ドラマ『平清盛』で平清盛の嫡男・重盛を演じる窪田正孝。9月23日放送の第37回「殿下乗合事件」 の場面写真 (C)NHK
  • 6月に初登場した頃は20歳の重盛を演じた(C)NHK

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索