俳優・小栗旬が主演する7月9日スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ『リッチマン、プアウーマン』（毎週月曜　後9：00）の制作発表が21日、東京・渋谷の「渋谷ヒカリエホール」で行われた。IT企業社長・日向徹と就職難にあえぐ東大生・沢木千尋によるシンデレラ・ラブストーリー。小栗とともに、ヒロインの石原さとみ、共演の相武紗季、井浦新が出席した。小栗と石原は同じ作品に出演経験はあるものの、実質的には今回が初共演。石原は「まぁ、かっこいい。服が似合うなといった見た目もそうですが、ふとした瞬間の笑顔も素敵で、キューンときた」と語り、「こうして、千尋は徹にひかれていくんだろうな」と、今回のラブストーリーを満喫している様子だった。

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　月9ドラマに3年ぶりに主演する小栗は「面白いものをお見せ出来るんじゃないかと、今からワクワクしています。何かどこかに衝撃を与えられる作品になれば」と意気込み。小栗が演じる徹は、学歴も常識もない男だが、趣味のようにやっていたサイト運営がいつの間にか金を生み、気づけば億万長者になっていた…というキャラクター。小栗は「無邪気で子供のまま大人になったようなキャラクターをのびのびとやらせてもらっている。楽しいです」と笑顔を見せた。

　そんな徹と出会い、自分の人生に変えていく、普遍的なシンデレラストーリーのヒロイン、千尋を演じるのが石原。勉強や資格取得に励んできたにもかかわらず、就職先が決まらない東大生という設定で、エントリーシートを書いたり、面接を受けたりといった就職活動を疑似体験中。「みんな本当に大変な思いをして会社に入っていくんだな」と軽くショックを受け、「その思いやつらさをちょっとでも知ることができたので、（就活中の）友達が悩むようなことがあったら、うまく励ますことができたらいいな」と話した。

　シェフという男社会でたくましく働く朝比奈燿子役の相武は、ドラマの中で徹をめぐって千尋と恋のライバル関係になる役どころで、「わかりやすく肉食系女子を演じたい」。米カリフォルニアで修行を積んで帰国し、新しいレストランのチーフを任されるという設定で、「西海岸の風を吹かせていきたい」と語ると、石原から「オールバックですよね」と突っ込まれ、「一番新鮮なのはオールバックかもしれない。ここで意気込みを感じてもらえれば」と笑顔で語った。

　燿子の兄で、徹とお互いの足りない部分を補完しあう関係の朝比奈恒介を演じる井浦は、「徹に振り回されながらも、彼をサポートして友情を築いていく。シンデレラストーリーの脇で、月9史上みなさんが見たことがないような、男の友情、その絆を小栗くんと描いていけたら」と語っていた。