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竹中直人監督、初の官能映画は「ロックっぽく、台本持たずに演出」

 俳優の竹中直人が25日、監督最新作『R-18文学賞 〜vol.1 自縄自縛の私〜』の制作発表会見を『第4回沖縄国際映画祭』(宜野湾市・沖縄コンベンションセンターほか)の会場内で行った。自縛することで快感を得る女性を描いた同作。これまで官能映画出演はあるものの官能映画を初監督した竹中は「ロックっぽく見えたらいいなと思った。即興的なものを大切にしたくて、全て頭に入れて台本は持たずに演出しました」とこだわりを明かした。

平田薫、竹中直人監督 (C)ORICON DD inc.

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 吉本興業創業100周年プロジェクトの一環として映画が決まり、第1弾として映画化される同作の原作は、新潮社主催の公募新人文学賞『女による女のためのR-18文学賞』の第7回大賞受賞作品『自縄自縛の私』(蛭田亜紗子)。脚本は高橋美幸が手掛ける。2月1日にクランクインし、同下旬にすでに撮影終了、今年中に公開が予定されている。

 3兄妹の末っ子として育てられたごく普通の少女・百合亜(平田薫)が大学の卒論作成中に見つけたとあるウェブサイトから興味本位で始めた「自縛」という行為をきっかけに、だんだんと変わっていく自分自身と、ネットで知り合った女装自縛の男・Wとの精神的なつながりを描く。

 竹中監督は「最初は『え、俺でいいの』ってビックリした」と当時の素直な心境を語りつつ、「ずっと夢を見ているようなとても楽しい日々でした。あと自分が出ないとこんなに楽なんだなぁと思った」と満足げ。主演の平田も「監督、スタッフがすごく作品に愛情を持って撮影に参加していてプレッシャーを感じたけど、監督が優しいのですごくリラックスして撮影に取り組めました」と充実感をのぞかせた。

 竹中は平田とともに前日の同映画祭オープニングセレモニーのレッドカーペットにも出席しており、「気が狂うほど恥ずかしかったから2度と歩きたくない。全力疾走で駆け抜けたくて、それが一番苦しかった」と苦笑。平田も「初めて歩かせていただいたんですけど、監督がどんどん先を歩いていってしまうので歩くのが大変でした」と笑わせていた。

 会見にはほかに奥山和由プロデューサーが出席。

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