歌手で俳優の福山雅治が、2008年の『容疑者Xの献身』以来約5年ぶりに映画主演を務めることが25日、わかった。福山から「是枝監督が2012年のいま、リアルタイムで思い描くテーマに参加したい」と自らオファーを申し入れ、映画『誰も知らない』などで知られる是枝裕和監督との初タッグが実現、25日に無事クランクインした。国際映画祭への出品、海外公開も視野にいれており、“俳優・福山雅治”の名前を世界にとどろかせる作品となりそうだ。 是枝監督は、映画『誰も〜』で主演の柳楽優弥がカンヌ国際映画祭「最優秀主演男優賞」を受賞したのをはじめ、数々の作品が国内外の映画賞で常に高い評価を獲得。西川美和監督の『ゆれる』の企画や、現在公開中の話題作『エンディングノート』のプロデューサーを手掛けるなど、日本の映画界を代表する監督の一人といえる。今回、そんな監督の才能に魅了された福山サイドから熱いラブコールが届き「新鮮なコラボレーションがどう作品に結実するか、僕自身も期待しています」と胸を高鳴らせる。
2012/03/26