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仙台の地から復興の後押し、映画『ポテチ』来年4月公開決定

 『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』など、これまで宮城・仙台を舞台とする数々のヒット作を送り出してきた伊坂幸太郎(原作)と中村義洋監督のコンビが、東日本大震災をきっかけに急遽映画化を決意した最新作『ポテチ』が、来年4月7日より仙台先行公開、5月12日より全国公開することが決定した。

来年4月に公開が決定した映画『ポテチ』 (C)2007伊坂幸太郎/新潮社 (C)2012『ポテチ』製作委員会

来年4月に公開が決定した映画『ポテチ』 (C)2007伊坂幸太郎/新潮社 (C)2012『ポテチ』製作委員会

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 同作は仙台を舞台に、同じ年、同じ日、同じ街で生まれた2人(プロ野球のスター選手と凡人)が運命に翻弄されながらも、家族や恋人を巻き込んで、目に見えない強い絆によってよって繋がれていくハートウォーミングな物語。2007年に発表された伊坂氏の単行本『フィッシュストーリー』(新潮社刊)に収録された短編のひとつを原作としている。

 空き巣を生業とする一方で、同じ日に生まれたプロ野球選手に特別な感情を寄せる主人公・今村を演じるのは、これまで映画化された伊坂作品でも数々の名キャラクターを演じてきた濱田岳。今村の恋人・若葉役を注目の若手女優、木村文乃が演じる。音楽は、これまでも両氏の作品に携わってきた斉藤和義が手がける。

 仙台を舞台として作品を数多く手がけてきた伊坂氏と中村監督の2人は、東日本大震災で被災した東北地方の現状を前に「いままでの恩返しとして、現在の仙台の姿を通して皆に勇気を与えて、復興の後押しをしたい」と映画化を決意。企画立ち上げから3ヶ月後の8月末より撮影が始まり、10日間にわたりオール仙台ロケを敢行した。

 仙台の街から日本中に届ける新たな絆の物語、映画『ポテチ』は、2012年4月7日(土)仙台にて先行公開、5月12日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開。

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