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　前立腺がんと闘病しながら世界一周「アースマラソン」を続けるお笑いタレント・間寛平が1月31日午後2時52分（現地時間午前7時52分）、トルコ・アラジャアットレでマラソンとヨットによる総移動距離が3万km（陸路1万602.9km、海路1万9397.1km）を突破した。がん発覚もなんのその、寛平は「3万キロ！ ほんまにここまできましたわ。ありがとうございます。ほんまにどんどん進んでいけるのは、コメントやみんなの応援のおかげです。周りの人のおかげであって、自分だけの力ではありません」と声援を力に変えて今日も快調に走り続ける。

　2008年12月のスタートから411日目、大阪から東へ向かい千葉から太平洋横断、アメリカ大陸横断、大西洋横断、ヨーロッパ横断と順調に歩みを進め、これまで通過してきた国は12ヶ国（日本・アメリカ・フランス・ベルギー・オランダ・ドイツ・デンマーク・チェコ・スロバキア・ハンガリー・セルビア・ブルガリア）に及ぶ。そして現在滞在中の13ヶ国目、トルコのアラジャアットレは標高約1900mで気温も氷点下に及ぶ過酷な自然環境だ。

　そんななか、寛平は内服薬と注射のホルモン治療をしながら現在ユーラシア大陸を毎日約50kmのペースで東進。還暦を迎えてなおフルマラソン以上の距離を毎日走り続ける体力も規格外だが、その原動力はファンの声援だと感謝を口にする。「走ってる時は強気なんやけど、根っこは弱い人間です。こないだ病気のこと発表した時も2000件以上のコメントをもらったりすると、それに対して頑張ろうという気になります。めっちゃ元気になります。みんなの応援、コメントによってここまで頑張れました」。

　このまま快調なペースが続けば、2010年冬〜2011年春には帰国できる予定。「これからどんなところになっていくかわからないけど、見たことのない景色をみんなに見せてあげたいと、一生懸命スタッフと頑張っています」と、まずはユーラシア大陸のゴール、中国・青島へ向け、トルコ→イラン→トルクメニスタン→ウズベキスタン→カザフスタン→中国と道のりは続く。

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