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南田洋子さん死去 夫・長門裕之、最後の思い出は「指をきつく握ってくれた“痛み”」

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 俳優の長門裕之が21日午後7時より、出演舞台を終えた東京・明治座で会見に応じ、同日午前10時56分、くも膜下出血のため都内の病院で死去した妻で女優の南田洋子さんについて「最後(17日)、彼女が指をきつく握ってくれた“痛さ”はいい思い出になる。今思えば、これが最後の意思表示でした」と涙をこらえながら語った。

涙をこらえながら、死去した妻・南田洋子さんについて語る長門裕之 

涙をこらえながら、死去した妻・南田洋子さんについて語る長門裕之 

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 前日夜の会見で死を覚悟していると明かしていた長門は「昨日、皆さんにご足労、ご心配して頂きありがとうございました。愛おしくて、大好きだった女房が10時56分、サヨナラも言わないで…昨日の今日なので、コメントは用意してない。何も言葉はないです」と言葉を詰まらせた。

 この日も予定通り舞台をこなし、午前11時からの昼公演終了後「風のように(知らせを)受けた。でも『何でこの日なの?』って思う。向こう(病院)に行ったらもう1度聞きたい」。「今、支えてくれているのはこの舞台、スタッフ、お客様。頑張ります」と悲しみをこらえ、午後4時からの夜公演にも出演。「お客さんは川中美幸のお芝居を観に来ている。僕のプライバシーは関係ない」と舞台上で悲しいそぶりは一切見せなかった。

 前日の“病状報告会見”では、南田さんが今月17日の夜、自宅で体調を崩し、瞳孔が開いていたため救急車で都内の病院に搬送され「重度のくも膜下出血」と診断されたことを報告。緊急手術後、医師からは厳しい状態であると告げられており「僕は(最善の結果を)信じています」と奇跡に託した。

 南田さんの遺体は、21日と休演日になる22日は「家に置くけど、その後は氷づけにして6日間、待ってもらう。『ごめんね』と思うけど、僕がいない彼女の告別式はあり得ない。(その間)霊安室に保管してもらう。もう無機質なものなので」と言った瞬間、大きく鼻をすすった。

 これまでも“老老介護”の状態で闘病生活を歩んできた。「いつでも逝ってもいいよう、100万べん別れを告げていた。だから、後悔はしていない。僕が介護をして、人生を蘇らせてくれ、そして人生観を変えてくれた。愛おしく僕を待っていてくれた、ただ1人の女性」。巡る思い出に「4年間楽しかった」と優しく話すその目には、今にもあふれんばかりの涙が光っていた。

 通夜は舞台が千秋楽を迎える29日の昼公演終了後の午後6時より、葬儀・告別式は30日の午前10時半より東京・芝公園の増上寺光摂殿にて執り行われる。

関連写真

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