頭部の異常が見つかったという一部報道を受け競技続行への影響が懸念されていたお笑いコンビ、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代（33）＝よしもとクリエイティブエージェンシー＝が17日、大阪市内で開いた会見で「異常なし」と報告。相方の山里亮太は同日、所属事務所を通じて「相方として心から嬉しいです」と安堵のコメントを出す一方で「検査結果はテレビの会見じゃなく、本人から聞きたかったです」と残念がってみせた。

　山里は「シズちゃんに異常が!? と聞いた時は日頃から存在が正常な所があまり見当たらない人だったのであまり驚きませんでした」と言うものの、五輪出場が危ぶまれる事態に「信じられない様な努力をしている姿を近くで見ているものとしては非常に残念な気持ちになっていました」とショックを受けていたという。

　今回の報告を受け「これでこころおきなく練習に集中できると思います。なので、皆様、全力で集中してオリンピックにいける様に見守っていただければ幸いです」と相方を気遣い、「ただひたすら頑張ってますので、心ない取材や、取り上げ方でテンションを下げないであげてください。ベストな状態で挑戦できるよう、同じ日本人としてお願いします」と呼びかけている。

　アマチュアボクシング女子ミドル級でロンドン五輪出場を目指す山崎は、一部週刊誌で2年前に受けた検査で「脳に影がある」と報道。これを受け16日に都内で頭部の精密検査を受け「異常なし」と診断され、17日に会見を開いて今後も五輪出場を目指すと精力的に語っていた。