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2012/06/09 01:19
15議席を獲得! 汗の量で負けないSKE48が総選挙で大躍進
アイドルグループ・AKB48のシングル選抜をファン投票により決定するイベント『AKB48 27thシングル選抜総選挙~ファンが選ぶ64議席~』が6日、日本武道館にて開催された。AKB48、SKE48、NMB48、HKT48の合計237名が64議席を争う総選挙において、名古屋発のSKE48勢が15議席を獲得。9位・松井珠理奈、10位・松井玲奈の『W松井』以外のSKE48メンバーも軒並み順位を上げ存在感を示した。会場に駆け付けたファンの「SKE48」への声援はひと際大きく、団結力と全力パフォーマンスが売りのSKE48の勢いを感じさせた。
SKE48快進撃の狼煙は開票後すぐに上がった。63位にランクインした中西優香は、AKB48の4期生から名古屋でスタートしたSKE48に移籍。SKE48のシングルでも常時選抜に入るわけではないが、陰の功労者としてグループを支え、男子系女子のキャラクターでメンバーから慕われ精神的支柱にもなっている。62位には最新シングル「アイシテラブル!」で初選抜となった人気上昇中の矢方美紀が当選し、56位にはチームEのエースでAKB48のシングル「真夏のSounds good!」にも選抜されている14歳・木本花音の名が上がった。
そして、チームKIIのエースとしてその活躍を期待され続けていた向田茉夏が、35位でネクストガールズ入りを果たすと、ここまでで一番の大歓声が日本武道館を包む。さらに“48グループ最年長研究生”と称する松村香織が34位を獲得。今年1月から「google+」で「今夜も1コメダ」という自作のラジオ風動画番組をアップし続け、「ぐぐたす選抜」の座をつかんだ松村の奇跡は、「努力は必ず報われる」の体現者として感動を呼んだ。
しかし、本当の快進撃はここから。32位からのアンダーガールズの発表が始まると、その時間帯は「SKE48タイム」となった。32位・小木曽汐莉、31位・木崎ゆりあ、30位・古川愛李、29位・須田亜香里、28位・矢神久美、27位・大矢真那まで、司会の徳光和夫から「SKE48」の言葉が発せられるたびに客席のボルテージが上がって行く。さらに25位にバラエティも注目度上昇中の秦佐和子、24位に昨年秋元康への涙の直訴を果たした高柳明音までがランクイン。実にアンダーガールズ16人中半数の8人を占める結果となった。
SKE48の看板を務める“2人の松井”、松井玲奈は10位をキープし、松井珠理奈は14位から9位へとジャンプアップを果たした。しかしコメントでは喜びのなかにもわずかに悔しさをにじませつつ、さらなる高みを目指していくことをファンに誓った。SKE48がここまでの大躍進を果たしたのは、「汗の量はハンパじゃない」と題される全力のステージと、グループとしての一体感や絆をファンが熱く支持しているからにほかならない。
オーディション情報誌『月刊デ☆ビュー』7月号の取材に答え、須田亜香里は「SKE48は激しい曲が多いので、可愛い顔で映るのはムリ(笑)。髪を振り乱して顔が映らないこともあるけど、そこも含めてファンの方は“好きだよ”といってくれるんです。…自分の限界以上に挑戦することが、一番伝わる方法だと思うんです」と語っている。この日の日本武道館では、SKE48メンバーの全力にファンも全力で返しているように感じられた。この関係が続く限り、彼女たちの天下取りは続いて行くだろう。
なお、SKE48の秦佐和子、須田亜香里、矢神久美にインタビューした特集企画「『ヒッシ系』がデビューの最新キーワード」が、現在発売中の『月刊デ☆ビュー』7月号(オリコン・エンタテインメント刊)に掲載されている。