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2012/05/05 13:07
ハイクオリティな歌とダンスに加え、新たなチャレンジも。“魅せる”アイドル・℃-uteの東京公演
ハロー!プロジェクトの5人組グループ・℃-uteの全国ツアー『℃-uteコンサートツアー2012春夏~美しくってごめんね~』の東京公演が、3日、4日の2日間、東京・中野サンプラザで行われた。数あるアイドルグループの中でも、特にハイクォリティなことで定評のある歌やダンスに加え、さらに今回のツアーでは新たなチャレンジも満載で、つめかけた2000人以上のファンを魅了した。
最新シングル『君は自転車 私は電車で帰宅』が自己最高売上でオリコンシングルランキングで初登場3位を獲得するなど好調の℃-ute。今回、単独では1年ぶりのツアーとなる。最新アルバム『第七章「美しくってごめんね」』をひっさげてのツアーということもあり、ライブでは初めて歌うという曲も多く、また今回は全員にソロ曲が用意された。さらにはLEDスクリーンを使用したイリュージョンのようなステージを魅せる曲、フラッグを使ったパフォーマンスとともに歌う曲などもあり、全編チャレンジに満ちた内容のステージとなっていた。
そんな新たな試みも含め、この日も℃-uteの5人の、深みと迫力のあるボーカル、スピーディーで激しく、息ぴったりのダンスなど、その圧倒的なパフォーマンスで、観客を魅了した。
『超WONDERFUL!』など疾走感あふれるライブ定番曲、『世界一HAPPY女の子』のようなアイドル・℃-uteの魅力全開のシングル曲、『Danceでバコーン!』など迫力あるダンスナンバー、『幸せの途中』(Berryz工房のアルバム曲と同時再生することで新たな1曲になることで話題)などのバラード曲まで、多彩なラインアップを見せた。
中でも、℃-uteのエース・鈴木愛理がその歌唱力の高さを見せつけ、大きな印象を残したのが、ライブの定番曲『青春ソング』。オリジナルとは違う構成で、冒頭は鈴木ソロのアカペラ。それまでヒートアップしていた満員の観客が見事に静まりかえり、彼女の生の歌声が会場をつつみこんだ。
話題の新曲『君は自転車 私は電車で帰宅』ももちろん披露。初のシングルでのバラードの同曲は、ライブでより輝きを増した。歌唱力のみならず、歌詞の内容によって変わっていく表情、感情を表現する手や身体の動き、5人が舞うように入れ替わるフォーメーション……、そのすべてが甘酸っぱくもせつないバラード曲の世界観を見事に表現していた。
『℃-uteコンサートツアー2012春夏~美しくってごめんね~』は、5月19日(土)、20日(日)のハーモニーホール座間、6月16日(土)、17日(日)のNHK大阪ホール、6月30日(土)のよこすか芸術劇場 大ホールの、残り3カ所9公演が予定されている。
また、この日のステージでも歌われた℃-uteの『幸せの途中』と、Berryz工房の最新アルバム曲『Because happiness』と同時再生することで新たな曲になることが話題となったが、この合体曲『超HAPPY SONG』は、各社配信サイトにて配信中だ。