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2012/03/17 23:16
映画『僕等がいた』ロングランしなければ「今年、吉高由里子は見納めです」
映画『僕等がいた 前篇』の公開初日舞台挨拶が、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン7で行われ、生田斗真、吉高由里子、三木孝浩監督が登壇した。
全国各地で公開イベントを行い、ついに迎えた公開初日について、生田は「いよいよ初日を迎えることが出来ました。北海道から博多まで津々浦々回って来て、こうして皆さんにお会いすることができて嬉しいです。今前篇を見られた方は“早く後編見せろよ”っていう気になっていると思いますが、あと1ヵ月、しばらくお待ちいただけたらと思います」とまずは挨拶。
続く吉高は「前篇と言うことで、泣いても笑っても、前篇で結果を出せても出せなくても後篇はあるもので…みなさんご協力お願いします。最近、怒涛の番宣と言うことで、お茶の間を騒がしている『僕等がいた』ですけども(笑)、そのうちバラエティにも出なくなり、この映画がロングランしなければ、『僕等がいた』で今年は私、吉高由里子は見納めとなっておりますので、みなさんいっぱいお友達とか連れて行ってですね、一週間、一ヵ月でも長く映画館で公開されればいいなって思っています」といきなりの弱気発言でスタートした。
この映画は、小畑友紀の人気コミックが原作。原作があるからこその難しさを聞かれると生田は、「マンガが原作なので、ビジュアルを知っている方も多いと思ったので、髪型や衣装はなるべくマンガに忠実にしようと思いました。そして、矢野の手の動きにすごく注意して演じました。マンガでも矢野(元晴)の手がすごく大きく描かれているので、“バイバイ”っていうときの手とか、頬杖ついてる感じとか、手の演技に注意して演じさせていただきました」とコメント。
同様の質問に吉高も「もちろん原作ファンの方がたくさんいるので、それはやるにあたってプレッシャーでしたね…」と答えたが、そこで沈黙してしまうハプニング。すかさず生田が「私たち、緊張しております!!」と笑わせ、「こんな感じじゃなかったのにね! 裏では“ウェ~ッ”とか言ってたのに、出た瞬間ガッチガチになって(笑)」とフォロー。吉高が「目ん玉何個コッチ向いてると思ってるんですか(笑)!」と逆ギレ気味に言い訳すると会場も爆笑の渦に。続く監督も「二人をキャスティングできた時点で『勝負あったな』というか…『勝負あったな』? 僕も緊張してます(笑)、初日マジック!!」と緊張が感染ってしまったようだった。
純愛物語だけに「胸キュン」シーンも多数登場する同作。そのメイキングについて、生田は「バス停のベンチで“最後にもう一回チューしようか?”みたいなシーンがあるんですが、二人きりの世界のようなんですが、僕等が座っているベンチがあって、道路を挟んだ向こう側にカメラのクルーがいて監督がいるんですけど、さらにその向こうに200人ぐらいギャラリーの人たちがいて(笑)。“大丈夫、誰も見てないよ”って言ってるのに、メッチャ見られてるというシーンがありました」と裏ばなしを公開。吉高も「私の“人が見てる”は200人のキャパシティが(笑)。さらしもんでしたね」と笑った。
CMにも登場する映画の印象的な台詞に「好きだ、バカ」があるが、そのフレーズにちなんだ話を、と向けられると、吉高は「お酒も飲めないのに、私たちのちんたらちんたらとつまらないお話しに朝まで付き合ってくれる監督が好きだ、バカ」と言い、生田も「舞台挨拶で、いつも僕とか吉高さんがおしゃれな服を着させてもらっているのがうらやましくなっちゃって、“初日舞台あいさつは僕の衣装を持ってきて下さい”って、僕のスタイリストに頼む監督が好きだ、バカ。ちなみに靴おそろいで~す」と監督への愛情たっぷりにエピソードを披露。三木監督も「そうやってイジってくれる二人が好きだ、バカ」と照れながらも嬉しそうに返していた。さらに最後には吉高の「この会見終わってから、明日、どの記事よりも大きく『僕等がいた』の記事を使ってくれるマスコミの皆さんが…」のフリに合わせて三人が「好きだ、バカ!」と声を揃えた。
なお、現在発売中の月刊デ☆ビュー4月号の表紙・巻頭グラビアに映画『僕等がいた』のカップル、生田斗真と吉高由里子が登場。撮影エピソードや、演技について、そして恋愛観についてもロングインタビューで語っている。