元サッカー日本代表で現在は日本の文化普及活動に取り組む中田英寿氏が、4月6日スタートのJ-WAVE『VOICES FROM NIHONMONO』（毎週土曜　後10：00〜10：54）で、初めてラジオのレギュラー番組に出演することが決定した。

　中田氏はサッカー引退後、サッカーに代わる情熱を注げるものを探すために3年かけて世界を旅したが、その時に各国で日本文化について質問されることが多かったが、満足する答えができない自分に悔しい思いをしていた。そして帰国後、日本のことを何でも知っている日本人になろうと決意し、2009年から6年半という年月をかけて、日本全国をワゴン車1台で旅した経歴を持つ。

　今回の番組タイトルに使用されている「NIHONMONO（に・ほ・ん・も・の）」とは、中田氏が日本全国を旅した経験から学んだ、日本文化や技術の素晴らしさ＝にほんの“ほんもの”を指す言葉。旅を終えてから数年経ち、もっと日本の知らないことをしりたいという中田の想いから、旅をすることで、まだ世の中が知らないような日本文化の魅力を番組を通じて発信していく。

　番組の主役は中田氏ではなく、各地域の日本のほんものを作る人々や文化。番組では、中田氏が今年5月から再び始める日本の旅を追いかけ、各地から日本の“ほんもの”の作り手たちを通して、「に・ほ・ん・も・の」を紹介する。番組の案内役はレイチェル・チャンが務める。

　なお「NIHONMONO」という言葉は、2018年には中田氏が監修した書籍のタイトルにも使用された。現在、書籍が英語、タイ語、中国語にも対応することが決定しており、さらにグローバルに広まっていく言葉になることが期待される。

　さらに、2020年春には東京都内でインバウンド観光客を中心とした期間限定の施設をJ-WAVEとともに開設。日本全国の旅を経て中田氏が出会った厳選された逸品が集まりる。番組の放送開始を皮切りに、ラジオとリアルが連動した新しいスタイルで、日本文化を中田ミシュランとして世界へ発信していく。