『人間の条件』『切腹』などで知られる小林正樹監督の手がけた傑作ドキュメンタリー『東京裁判』(1983年公開)が、新たに4Kデジタルリマスターを施し8月3日から東京・渋谷ユーロスペースほかで公開されることがわかった。
“東京裁判”と呼ばれ戦後日本の進路を運命づけた「極東国際軍事裁判」は、太平洋戦争敗戦後の1946年(昭和21年)、市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部で開廷された。同作は、アメリカ国防総省によって撮影された50万フィートに及ぶ膨大な裁判の記録フィルムをもとに、小林監督が5年の歳月をかけて編集・制作。判決から35年後の1983年に公開された。『第35回ベルリン国際映画祭』では国際批評家連盟賞を受賞している。
平成が終わり新しい時代の幕開けを迎える戦後74年の夏、4時間37分に及ぶ歴史的巨編が4Kフィルムスキャン・2K修復版によるデジタルリマスターで鮮やかに蘇る。
監督補佐・脚本を務め、今回のデジタルリマスター監修も手がけた小笠原清氏は「この作品は公開の度に『今、なぜ東京裁判か』問われ続けてきた。法廷で明るみに出された第二次世界大戦の実態と、責任追及の現実を映像に収めた映画『東京裁判』は、常に『今こそ見るべき映画』として存在し、回答の任を果たしてきた」と力説。「そして今日、劣化の影響が著しかった歴史映像や音声が、デジタルリマスター版により鮮やかに回復された。臨場感に満ちた完成品としてこれが公開されることは、製作スタッフ一同の本懐でもある」と心境を語っている。
8月3日からユーロスペースで、さらにシネ・ヌーヴォ(大阪)、シネマ5(大分)、名古屋シネマテーク(愛知)、シネマイーラ(浜松)、京都シネマ(京都)、元町映画館(兵庫)、横浜シネマリン(横浜)など全国で順次上映予定。
“東京裁判”と呼ばれ戦後日本の進路を運命づけた「極東国際軍事裁判」は、太平洋戦争敗戦後の1946年(昭和21年)、市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部で開廷された。同作は、アメリカ国防総省によって撮影された50万フィートに及ぶ膨大な裁判の記録フィルムをもとに、小林監督が5年の歳月をかけて編集・制作。判決から35年後の1983年に公開された。『第35回ベルリン国際映画祭』では国際批評家連盟賞を受賞している。
平成が終わり新しい時代の幕開けを迎える戦後74年の夏、4時間37分に及ぶ歴史的巨編が4Kフィルムスキャン・2K修復版によるデジタルリマスターで鮮やかに蘇る。
監督補佐・脚本を務め、今回のデジタルリマスター監修も手がけた小笠原清氏は「この作品は公開の度に『今、なぜ東京裁判か』問われ続けてきた。法廷で明るみに出された第二次世界大戦の実態と、責任追及の現実を映像に収めた映画『東京裁判』は、常に『今こそ見るべき映画』として存在し、回答の任を果たしてきた」と力説。「そして今日、劣化の影響が著しかった歴史映像や音声が、デジタルリマスター版により鮮やかに回復された。臨場感に満ちた完成品としてこれが公開されることは、製作スタッフ一同の本懐でもある」と心境を語っている。
8月3日からユーロスペースで、さらにシネ・ヌーヴォ(大阪)、シネマ5(大分)、名古屋シネマテーク(愛知)、シネマイーラ(浜松)、京都シネマ(京都)、元町映画館(兵庫)、横浜シネマリン(横浜)など全国で順次上映予定。
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2019/03/27