俳優の岡山天音が主演する創作テレビドラマ大賞『週休4日でお願いします』(29日 後10:00〜10:44 総合)の試写会が25日、東京・渋谷のNHKで行われた。出席したのは、作者の石原理恵子氏、主人公・高橋直人を演じた岡山。スケジュールの都合で欠席した飯豊まりえの席には、こけしが鎮座した。
同ドラマは、脚本家の登竜門として知られる、日本放送作家協会とNHKが共催するテレビドラマのオリジナル台本を大賞としたコンクールの大賞受賞作品。毎年、NHKがテレビドラマ化している。
昨年度、841編の応募作から大賞に選ばれた石原氏の作品は、町の弁当屋のバックヤードを舞台に、業務の忙しさに悩む正社員の青年(岡山)が、パートで週休4日を希望し、こけしが大好きという同い年の女性・青木華(飯豊)と出会い、ひと目惚れ。ほのかに恋をはぐくみながら、「働くってなに?」「人生ってなに?」と自分を見つめ直し、小さな一歩を踏み出す物語。石原氏自身が大の“こけし好き”ということで、こけしに関する豆知識が劇中のそこかしこに散りばめられている。
会見では、飯豊が予め録音しておいた、撮影の感想や見どころ、共演した岡山についてのコメントをこけしが代読。実は、“こけし”のこと“こけし”として認識していなかった(「こけし」と「マリモ」を混同していた)という飯豊。「この作品でこけし女子を演じて、こけしてって癒やしの存在だなって思った。いままで意識したことがなかったんですが、気づけば本屋さんにも、雑貨屋さんにも、空港にもこけしを見つけて。なんでいままで気づかなかったのか。こけしの良さにお仕事していく上で大事なこともそうですがこけしのよさに気づけて本当によかったです」と、いう素直なコメント音声が流れると、なごやかな笑いが起きた。
飯豊のコメント音声はけっこうな尺があり、その間、ずっとこけしにマイクを向けていたのが岡山。さすがに「腕が…」と苦笑いを見せていた。さらに、本人を前にしてはなかなか言えないことも別録りゆえに、飯豊は「天音くんの人柄がすごく好きです。天音くんのような俳優さんになれるように頑張ります」などと、ベタぼめ。岡山はただただ恥ずかしそうにこけしから顔をそむけながらも「うれしいです」と返していた。
その岡山もこけしの魅力に目覚めたそうで、「こけしをちゃんと見つめたことがなかった。今回、すごい数のこけしが出てくるんですが、一つひとつ表情が違うし、工人さんによっても違うし、いま、うちに4体こけしがいるんですが、大好きになった。こけしが部屋に置いてあると、生活にゆとりが生まれるな、と思います」と話していた。
石原氏は「会社員だったときに残業が多くて、食事をゆっくり食べる時間がなくて、食べるために働いているのに、働いているとどうして食べる時間がないんだろう、と思ったことから発想して書いたものです。頭の中で妄想していたことが大勢の人の手によって映像化されたことに感動しています。自分が思っていたよりももっと、面白くて幸せなドラマになったと思います」と、喜びをかみ締めていた。
同ドラマは、脚本家の登竜門として知られる、日本放送作家協会とNHKが共催するテレビドラマのオリジナル台本を大賞としたコンクールの大賞受賞作品。毎年、NHKがテレビドラマ化している。
昨年度、841編の応募作から大賞に選ばれた石原氏の作品は、町の弁当屋のバックヤードを舞台に、業務の忙しさに悩む正社員の青年(岡山)が、パートで週休4日を希望し、こけしが大好きという同い年の女性・青木華(飯豊)と出会い、ひと目惚れ。ほのかに恋をはぐくみながら、「働くってなに?」「人生ってなに?」と自分を見つめ直し、小さな一歩を踏み出す物語。石原氏自身が大の“こけし好き”ということで、こけしに関する豆知識が劇中のそこかしこに散りばめられている。
会見では、飯豊が予め録音しておいた、撮影の感想や見どころ、共演した岡山についてのコメントをこけしが代読。実は、“こけし”のこと“こけし”として認識していなかった(「こけし」と「マリモ」を混同していた)という飯豊。「この作品でこけし女子を演じて、こけしてって癒やしの存在だなって思った。いままで意識したことがなかったんですが、気づけば本屋さんにも、雑貨屋さんにも、空港にもこけしを見つけて。なんでいままで気づかなかったのか。こけしの良さにお仕事していく上で大事なこともそうですがこけしのよさに気づけて本当によかったです」と、いう素直なコメント音声が流れると、なごやかな笑いが起きた。
飯豊のコメント音声はけっこうな尺があり、その間、ずっとこけしにマイクを向けていたのが岡山。さすがに「腕が…」と苦笑いを見せていた。さらに、本人を前にしてはなかなか言えないことも別録りゆえに、飯豊は「天音くんの人柄がすごく好きです。天音くんのような俳優さんになれるように頑張ります」などと、ベタぼめ。岡山はただただ恥ずかしそうにこけしから顔をそむけながらも「うれしいです」と返していた。
その岡山もこけしの魅力に目覚めたそうで、「こけしをちゃんと見つめたことがなかった。今回、すごい数のこけしが出てくるんですが、一つひとつ表情が違うし、工人さんによっても違うし、いま、うちに4体こけしがいるんですが、大好きになった。こけしが部屋に置いてあると、生活にゆとりが生まれるな、と思います」と話していた。
石原氏は「会社員だったときに残業が多くて、食事をゆっくり食べる時間がなくて、食べるために働いているのに、働いているとどうして食べる時間がないんだろう、と思ったことから発想して書いたものです。頭の中で妄想していたことが大勢の人の手によって映像化されたことに感動しています。自分が思っていたよりももっと、面白くて幸せなドラマになったと思います」と、喜びをかみ締めていた。
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2019/03/25