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中島裕翔、舞台初主演でストレートプレイにも初挑戦「大変チャレンジングな経験」

 人気グループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が、4月28日より東京グローブ座で上演される舞台『WILD』で舞台初主演を務めることがわかった。2016年にイギリス・ロンドンで上演された英国気鋭の劇作家マイク・バートレットによる社会派戯曲の日本初演となる今回、中島はストレートプレイにも初挑戦。なお、舞台出演は2012年から2013年の『JOHNNYS' World』以来約6年ぶりとなる。

Hey! Say! JUMPの中島裕翔が舞台『WILD』で初主演

Hey! Say! JUMPの中島裕翔が舞台『WILD』で初主演

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 物語は、2013年にアメリカ合衆国政府の個人情報収集の手口を内部告発しロシアに亡命した、アメリカ国家安全保障局(NSA)の元局員エドワード・スノーデンの事件に着想を得て描かれたもの。とあるホテルの一室を舞台にアメリカ人男性アンドリューのもとを訪ねてくる女と男との巧みな会話劇の中で展開するミステリースリラー。

 中島は「普段、コンサートで向き合っているお客さんとの距離よりもずっと近くて、変な言い方をすれば誤魔化しようがなく自分を見透かされそうで、今から緊張します。ただ、これは自分にとって大変チャレンジングな経験になるので、しっかりと自分の役と向き合って、見て頂く皆さんに現代社会への警鐘を鳴らせたらなと思っています」と奮起する。
 
 出演者は中島のほか、太田緑ロランス、斉藤直樹の3人のみ。演出はアメリカ・アクターズスタジオ大学院の演出学科を日本人で初めて卒業したという異色の経歴を持ち、2018年より新国立劇場の新芸術監督に最年少で就任した小川絵梨子氏が担当する。

 「今回演出をして下さる小川さんと先日、お会いしました。物腰柔らかく、凛とした方という印象を受けました。その際に、『じっくりゆっくりと作っていきましょう』とお言葉をかけて頂き、ふっと、安心できる空気感を作って下さいました。どんな演出や仕掛けが待っているのか、僕もワクワクします」と胸を躍らせている。

■あらすじ
主人公アンドリューは、モスクワの「特徴のないごくありふれた」ホテルの一室に身を潜めている。すると、アンドリューを助けに来たと言って、見知らぬ男と女が順番に訪ねてくる。1人目の訪問者の「女」は自らを「ミス・プリズム」と名乗り、アンドリューのガールフレンドのこと、両親のこと、すべての情報を握っている。そして2人目に訪ねて来た「男」は、その「女」のことは一切知らないという。自分こそがアンドリューを助けに来たのだ、と。しかし次第に、アンドリューはこの世界のすべてが不確かであることに気がついていく。確かだと思っていたこと、人、物、すべてが崩れていく。個人のアイデンティティから、「特徴のない」ホテルの一室まで…。

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