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ドラマの新時代を開拓、田中圭『おっさんずラブ』が年間「作品賞」を受賞【2018 年間ドラマ賞】

 オリコンのエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する質の高いドラマを表彰する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」が2018年の年間大賞を発表。18年“最も質の高いドラマ”として「作品賞」を受賞したのは、『2018 ユーキャン新語・流行語大賞』トップ10にも選出される話題作となった、テレビ朝日系 土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』(18年4月期放送)。(23時台放送の)深夜ドラマが年間大賞の「作品賞」を受賞したのは、今回が初となる。

「コンフィデンスアワード・ドラマ賞 年間大賞 2018」で作品賞に輝いた、土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』 (C)テレビ朝日

「コンフィデンスアワード・ドラマ賞 年間大賞 2018」で作品賞に輝いた、土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』 (C)テレビ朝日

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 本作は、「おっさん同士」のピュアな恋愛を描いた物語。日本は欧米諸国に比べLGBTへの理解が低く、「男性が男性を好きになる」という設定は挑戦であり、また少しでも配慮に欠けると批判を受ける難しさもあったはずだ。しかし、徹底して純愛にこだわり、人を好きになることの素晴らしさを真正面から描いたことで、あらゆる難題をはねのけた。またこの成功は、愛すべき登場人物と各役を魅力的に演じた俳優陣によるところも大きかったと言えるだろう。

 深夜ドラマとあって視聴率はさほど振るわなかったが、ネットでは放送のたびに熱が高まり、Twitterでは「#おっさんずラブ」が世界トレンド1位を獲得。放送後も人気は衰えず、DVD・ブルーレイはテレビドラマ部門の年間売上1位を記録し、主演を務めた田中圭の人気も加速するばかり。結果、本年に劇場版が公開、続編ドラマが放送されるまでの事態となっている。

 審査会ではTBS系『アンナチュラル』との接戦となったが、ドラマの新時代を切り拓くようなパワー、存在意義が決め手となり本作が制した。なお、本作のプロデュースを手がけた貴島彩理氏の受賞コメントは以下のとおり。

◆作品賞:『おっさんず』貴島彩理プロデューサー

 キャストのみなさんが丹念にキャラクターを作り上げてくださったこと、そのキャラクターをドラマが終わった後も多くの視聴者が愛し続けてくだったこと、そして、今もどこかで登場人物たちが生き続けている…と思える世界観を作りあげてくれたチームのメンバー全員に、心から感謝しています。ただただピュアな王道恋愛ドラマを作りたい一心でスタートしましたが、制作発表当時は信じてもらえず“ギャグを言っている”と思われていた。でも、そんななかでもブレずに一緒に進んでくれた仲間がいたから、『おっさんずラブ』の今があると思います。本当にありがとうございました。

※「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」とは
オリコンのグループ会社oriconMEが発行する、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する「質の高いドラマ」を表彰する賞。視聴者の評価は、『コンフィデンス』が毎週、約700名を対象に調査しているドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の累積平均データを使用。審査員の投票結果と合計したうえで、最終的には有識者による審査会で決定する。年間大賞については、19年1月11日の審査会で有識者投票によって7部門を決定。


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  • 「コンフィデンスアワード・ドラマ賞 年間大賞 2018」で作品賞に輝いた、土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』 (C)テレビ朝日
  • 土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』プロデューサーの貴島彩理氏 (撮影:逢坂聡)

提供元:CONFIDENCE

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