人気漫画『キングダム』の作者・原泰久氏が22日、千葉・幕張メッセで開催されている『ジャンプフェスタ2019』内の映画『キングダム』ヤングジャンプ＆ウルトラジャンプステージに登壇。来年4月19日に公開される山崎賢人主演の実写映画制作秘話などを語った。

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　実写映画では脚本に関わっている原氏。「映画は映画監督のものだと思っていたのですが、脚本に関しては『（私の）声を入れていただけたら』と伝えたら『ぜひ！』と快く言われて一緒に脚本を作っていきました」と明かした。

　理由について「映画は5巻までなのですが、連載している時は2時間ものとして考えていない。2時間の尺に収めると失敗するなと。なので、『あのシーンを捨てていいです』とアドバイスをして10稿くらいになりました。原作にないせりふもあります！」と伝えた。

　主人公・信役の山崎の起用について松橋真三プロデューサーは「漫画の連載10周年記念のCMで山崎賢人さんを起用した。実写映画化の際にマーケティング調査をして、その時のイメージが強かったのか、『信役は山崎賢人で！』と断トツ1位だった」と告白した。

　原氏も「賢人くんの印象は今どきのイケメンで人気俳優の方だと思っていましたが、会って見るとストレートに感情に伝えられる方でした。現場ではみなさんにイジられる姿を見て、ここまでの人気はみなさんが『この人と仕事をしたい！』と強く思うからだと思います」と分析。数多くのドラマや漫画原作の実写映画に出演しているが「世の中のイメージが変わるくらい、ドハマリ役です！」と太鼓判を押した。

　『キングダム』は紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、西方の国・秦で天下の大将軍になることを目指して剣の修業に明け暮れる戦災孤児の少年・信と、後の秦の始皇帝となり中華統一を目指す若き王・エイ政の活躍を描いた物語。

　そのほかのキャストは、エイ政役を吉沢亮、楊端和（ようたんわ）役を長澤まさみ、河了貂（かりょうてん）役を橋本環奈、成キョウ（せいきょう）役を本郷奏多、壁（へき）役を満島真之介、昌文君（しょうぶんくん）役を高嶋政宏、騰役を要潤、王騎役を大沢たかおが務め、『GANTZ』『いぬやしき』など多くの漫画作品の実写映画を手がけた佐藤信介氏がメガホンを取る。