俳優の斎藤工が出演するヒノキヤグループの新時代冷暖房システム「Z空調」のテレビCM第5弾『雪だるま篇』が25日より放送を開始する。

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　CMでは斎藤が何気なく自宅のドアを開けると「タクちゃん」と呼びかける声。声の主は斎藤が子供の頃に作り、命が宿った雪だるま「ユッキー」だった。子供時代、ともに遊んだ回想とともに感極まった斎藤はユッキーを部屋に招き入れるが、暖かな空調の行き届いたその家でユッキーは跡形もなく溶けてしまい、斎藤はその残骸を見つめる。すると斎藤が（ショックのあまり？）唐突にシャウトし、「ゼックウチョウ」に変身。ゼックウチョウはユッキーの手をスティックにし豪快にドラムを叩きながら商品の機能について説明を始めてしまうのだった。

　斎藤が感極まり目を潤ませるシーンでは、監督から「ちょっと大げさな感じで泣いてみてください」「今度は涙を堪える感じでお願いします」「次はうれしそうに泣いてみてください」などと様々なオーダーが。そんな難しい演技をすべてやってのける斎藤に「どうやって涙を流すんですか？」と質問してみたところ、「ドラマの台本を読んでいるときは自然と涙が出てくることもあるんですけど…、今回のCMようにいきなり泣くシーンは難しいですよね。悲しい出来事や台本を思い出したりしています」と演技のコツを教えてくれた。

　最大の見せ場である「ドラムシーン」は、激しくドラムをたたく斎藤の周りを、カメラを背負ったカメラマンが上下左右に動きまわるという方法で撮影された。テイクを重ねるうちに、革ジャンを着た斎藤も、重いカメラを背負ったカメラマンも汗だくに。「一番ハードなシーンですよね」とカメラマンに声をかけてねぎらう斎藤の優しさで、現場は和やかな雰囲気に包まれていた。

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