“サスペンスの女王”片平なぎさが主演を務め、1992年に第1作が放送されて以来、根強い人気を誇るフジテレビ系『赤い霊柩車』シリーズ。約2年半ぶりとなる最新作、『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体』が16日(後7:57〜9:55)に放送される。主人公・石原明子役の片平と明子のフィアンセ・春彦役の神田正輝が見どころを語った。
今回のテーマは「親子の絆」と「祇園のおきて」。この2つのキーワードを軸に、京都・祇園を舞台とした愛憎劇が繰り広げられる。狩矢警部役の若林豪、そして石原葬儀社の大村崑、山村紅葉らおなじみのメンバーが今回もそろい踏み。さらに、祇園の置屋「志村」の女将役として江波杏子、「志村」の芸子役として佐藤仁美、映美くららがゲスト出演する。
――今回の台本を読まれての率直なご感想は?
【神田】普段はあまり表に出ることのない祇園の中の話で、台本を読み始めた時、どのような展開になっていくのか、私自身楽しみながら読むことができました。
【片平】祇園の花街を舞台にした、秘密めいた親子の物語に、2年半ぶりとなる『赤い霊柩車』にふさわしい京都ならではの作品になりそう、と楽しみでした。
――明子さんが元気を取り戻す“金平糖(こんぺいとう)”。片平さん、神田さんにも、この“金平糖”のような、落ち込んだときに、手にしたり、口にすることで元気になるものはありますか?
【神田】落ち込むということが基本的にありませんね(笑)。何かあってもいつも通り普通に過ごすことが一番じゃないでしょうか?
【片平】実は金平糖は、私にとっても思い出の味なんです。デビューの時、昭和50年の春、初めての映画『青い山脈』クランクアップの日、河崎義祐監督が「よく頑張りましたね」といって、ごほうびにくれたのが金平糖でした。
――本作の中で描かれている「親が子を思い、子も親を思う」ということ。この時代にぜひ多くの視聴者に伝えたいメッセージでもあります。片平さん、神田さんの中で、同じような思いはありますか?
【神田】昔から現在に至るまで、親子関係の本筋は変わっていないと思いますが、当然私が育ってきた時代と今の時代は、環境など大きく変化しているでしょう。子どもには時代に合わせて自分の足で育って欲しい。親は必要な時だけいればいいんじゃないかな。
【片平】まだ小学生の頃、共働きだった母が毎日お弁当を作ってくれたこと…仕事をする立場になって、それがどれ程大変で、子どもたちのために何も言わず頑張ってくれていたかということに気付かされました。そして、自分も寂しい気持ちをグッとこらえて、明るい子でいようと努力していたなぁと懐かしく思い出したりします。
――『赤い霊柩車』シリーズ、新作を心待ちにされていた方に向けて、最後にメッセージ&見どころをお願いします!
【神田】皆様のおかげをもちまして、37作品目と、非常に長く愛されているシリーズです。『赤い霊柩車』という、いつ見ても変わらないカラーがこの番組の面白い所だと思いますね。今回もぜひ、ご覧ください。
【片平】お待たせいたしました。2年半ぶりの『赤い霊柩車』です。見どころは、祇園に生きる女の…!? 江波杏子さん演じる祇園の女、凛として格好良いお姿がとても印象的です。ぜひご覧くださいませ。
■あらすじ
出張で京都へやってきたフィアンセの黒沢春彦(神田)と祇園・花見小路を散策中に、父との思い出の品“金平糖”を見つけ、子どもの頃を懐かしむ石原明子(片平)。さらに、春彦が今度京都府内に新設予定の医科大学にやってくるかもしれないと聞かされ、すっかり上機嫌に。
その後、“甘味喫茶かざみ屋”の前を通りかかった明子に、声をかけてきたのは“祇園で一番元気”と言われている芸子の豊駒(佐藤)、そして舞妓姿になっている良恵(山村)だった。「恥ずかしいわあ。うちのきれいなとこ見られてしもて」とすっかりその気になっている良恵だったが、そんな彼女を不思議そうに見つめる明子に「豊駒さんと僕の仕業です」と爽やかな笑顔で声をかけてきたのは、エプロン姿の店主・森岡道夫(宮下裕治)だった。
「良恵さんが舞妓さんをうらやましそうに見ていたので、豊駒さんと二人で、良恵さんに舞妓さんになってもらったんです」。そう語る道夫の胸には、彼が「僕の家族」と言う“猫のモモ”が抱かれていた。
ある朝、いつものように出勤してきた明子に大慌てで声をかける良恵。なんと道夫が転落死したとの連絡が知り合いから入ったという。そしてその直後、石原葬儀社に一本の電話が。その主は、“ましや呉服”の社長・増谷康弘(佐戸井けん太)。そして用件は、道夫の葬儀の依頼だった。
京都府警捜査一課・狩矢警部(若林)、橋口警部補(松永博史)、鑑識の野村浩一(山口竜央)らによる現場検証では、小雨降る夜、迷子になったモモを助けようとした際に足を踏み外し、斜面の上から転落死。その胸にはモモの亡きがらが抱かれていた…という道夫だったが、明子の中では何かがずっと引っかかり続けていた。
事件の真相に迫るにつれて見えてくる、置屋「志村」の女将・綾乃(江波)を軸に展開される入り組んだ人間模様、親子の絆、そして祇園のおきて。京都に生きる人々の、それぞれが抱える複雑な思いを、明子は解きほぐしていくことができるのか…。
今回のテーマは「親子の絆」と「祇園のおきて」。この2つのキーワードを軸に、京都・祇園を舞台とした愛憎劇が繰り広げられる。狩矢警部役の若林豪、そして石原葬儀社の大村崑、山村紅葉らおなじみのメンバーが今回もそろい踏み。さらに、祇園の置屋「志村」の女将役として江波杏子、「志村」の芸子役として佐藤仁美、映美くららがゲスト出演する。
――今回の台本を読まれての率直なご感想は?
【神田】普段はあまり表に出ることのない祇園の中の話で、台本を読み始めた時、どのような展開になっていくのか、私自身楽しみながら読むことができました。
【片平】祇園の花街を舞台にした、秘密めいた親子の物語に、2年半ぶりとなる『赤い霊柩車』にふさわしい京都ならではの作品になりそう、と楽しみでした。
――明子さんが元気を取り戻す“金平糖(こんぺいとう)”。片平さん、神田さんにも、この“金平糖”のような、落ち込んだときに、手にしたり、口にすることで元気になるものはありますか?
【神田】落ち込むということが基本的にありませんね(笑)。何かあってもいつも通り普通に過ごすことが一番じゃないでしょうか?
【片平】実は金平糖は、私にとっても思い出の味なんです。デビューの時、昭和50年の春、初めての映画『青い山脈』クランクアップの日、河崎義祐監督が「よく頑張りましたね」といって、ごほうびにくれたのが金平糖でした。
――本作の中で描かれている「親が子を思い、子も親を思う」ということ。この時代にぜひ多くの視聴者に伝えたいメッセージでもあります。片平さん、神田さんの中で、同じような思いはありますか?
【神田】昔から現在に至るまで、親子関係の本筋は変わっていないと思いますが、当然私が育ってきた時代と今の時代は、環境など大きく変化しているでしょう。子どもには時代に合わせて自分の足で育って欲しい。親は必要な時だけいればいいんじゃないかな。
【片平】まだ小学生の頃、共働きだった母が毎日お弁当を作ってくれたこと…仕事をする立場になって、それがどれ程大変で、子どもたちのために何も言わず頑張ってくれていたかということに気付かされました。そして、自分も寂しい気持ちをグッとこらえて、明るい子でいようと努力していたなぁと懐かしく思い出したりします。
――『赤い霊柩車』シリーズ、新作を心待ちにされていた方に向けて、最後にメッセージ&見どころをお願いします!
【神田】皆様のおかげをもちまして、37作品目と、非常に長く愛されているシリーズです。『赤い霊柩車』という、いつ見ても変わらないカラーがこの番組の面白い所だと思いますね。今回もぜひ、ご覧ください。
【片平】お待たせいたしました。2年半ぶりの『赤い霊柩車』です。見どころは、祇園に生きる女の…!? 江波杏子さん演じる祇園の女、凛として格好良いお姿がとても印象的です。ぜひご覧くださいませ。
■あらすじ
出張で京都へやってきたフィアンセの黒沢春彦(神田)と祇園・花見小路を散策中に、父との思い出の品“金平糖”を見つけ、子どもの頃を懐かしむ石原明子(片平)。さらに、春彦が今度京都府内に新設予定の医科大学にやってくるかもしれないと聞かされ、すっかり上機嫌に。
その後、“甘味喫茶かざみ屋”の前を通りかかった明子に、声をかけてきたのは“祇園で一番元気”と言われている芸子の豊駒(佐藤)、そして舞妓姿になっている良恵(山村)だった。「恥ずかしいわあ。うちのきれいなとこ見られてしもて」とすっかりその気になっている良恵だったが、そんな彼女を不思議そうに見つめる明子に「豊駒さんと僕の仕業です」と爽やかな笑顔で声をかけてきたのは、エプロン姿の店主・森岡道夫(宮下裕治)だった。
「良恵さんが舞妓さんをうらやましそうに見ていたので、豊駒さんと二人で、良恵さんに舞妓さんになってもらったんです」。そう語る道夫の胸には、彼が「僕の家族」と言う“猫のモモ”が抱かれていた。
ある朝、いつものように出勤してきた明子に大慌てで声をかける良恵。なんと道夫が転落死したとの連絡が知り合いから入ったという。そしてその直後、石原葬儀社に一本の電話が。その主は、“ましや呉服”の社長・増谷康弘(佐戸井けん太)。そして用件は、道夫の葬儀の依頼だった。
京都府警捜査一課・狩矢警部(若林)、橋口警部補(松永博史)、鑑識の野村浩一(山口竜央)らによる現場検証では、小雨降る夜、迷子になったモモを助けようとした際に足を踏み外し、斜面の上から転落死。その胸にはモモの亡きがらが抱かれていた…という道夫だったが、明子の中では何かがずっと引っかかり続けていた。
事件の真相に迫るにつれて見えてくる、置屋「志村」の女将・綾乃(江波)を軸に展開される入り組んだ人間模様、親子の絆、そして祇園のおきて。京都に生きる人々の、それぞれが抱える複雑な思いを、明子は解きほぐしていくことができるのか…。
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2018/11/16