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薬丸裕英、小6の頃は「新聞配達をしていた」と驚きの告白

 劇場版アニメ『若おかみは小学生!』(9月21日公開)の完成記念ファミリー試写会イベントが12日、都内で開催され、両親役で声の出演をする薬丸裕英鈴木杏樹高坂希太郎監督が舞台あいさつを行った。主人公のおっこを演じている小林星蘭は、体調不良で舞台あいさつへの参加を取りやめたものの、メッセージを寄せて作品をアピールした。

劇場版『若おかみは小学生!』(9月21日公開)完成記念ファミリー試写会の舞台あいさつに登壇した薬丸裕英

劇場版『若おかみは小学生!』(9月21日公開)完成記念ファミリー試写会の舞台あいさつに登壇した薬丸裕英

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 交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館「春の屋」で暮らすことになった小学6年生の女の子・おっこ(関織子/CV:小林)が、ユーレイのウリ坊(立売誠/CV:松田颯水)や、ライバルの秋野真月(CV:水樹奈々)に助けられながら、次々とやってくる変わったお客様をもてなすために、若おかみとして毎日奮闘する様子を描いた「講談社青い鳥文庫」の同名人気シリーズ(原作:令丈ヒロ子、絵:亜沙美)が原作。テレビアニメ化され、今年4月よりテレビ東京系で放送中(毎週日曜 前7:14)。初の劇場版アニメでは、原作にはない主人公おっこと亡くなった両親とのエピソードが描かれる。

 薬丸の声優業は、『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王』(2000年)以来、18年ぶりとなり、本作では「亡くなった両親が現実へ自然に導入できるよう目指した」と語った。おっこ役の小林をベタ褒めし、自身のアフレコはとても楽だったそう。自らの声を「低く、怖いという印象を与えがち」と語ったが、監督のアドバイスで改善されたと満足げに語っていた。

 一方の鈴木は長編アニメーションの声優は初挑戦。「経験から言うと難しかった」とまとめた鈴木は、「完成した絵があったりなかったりと、表情が分かるものもあれば、テルテル坊主みたいな白いものだけが動いていることもあって、声優の方は普段こういう風に仕事されているんだと勉強になった」と、アフレコを振り返った。

 高坂監督は、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』など、スタジオジブリ映画で作画監督を務めた実績があり、『茄子 アンダルシアの夏』(03年)以来、15年ぶりに劇場公開作品で監督を務めた。薬丸と鈴木ついて「おっこがきちんと育ったという担保になるような両親像を演じていただいた」と太鼓判を押し、「おっこの両親が、おばあちゃんが営む旅館に対して想いを持っていないのではないか」という鈴木からの指摘を受け、薬丸のせりふを変えたというエピソードも明かされた。

 トークは小学6年生の主人公にちなみ、それぞれ“小学6年生”の頃を振り返ることに。薬丸は「おっこほどスーパー小学生ではないが、そこそこ良い小学生だった」といい、新聞配達をしていたエピソードを明かして、観客を驚かせた。「近所の団地に新聞配りをしていて、暑い日も寒い日も毎朝4時半に起きていた。夏休みの時期だったら、その後ラジオ体操にも行っていた。何か達成しようと目標を持って行動することが大切だと思う」と薬丸。自ら“自画自賛ですけど”と謙遜しながら話した。

 一方の鈴木はやんちゃな男女7人グループでよく一緒にいたエピソードを披露。「先生の言うことを聞かずに廊下を走ったり、学校にお菓子を持っていったりと、有名な7人だった。よく遊んでいたから6年生の頃は思い出深いし、一番充実していた」と語った。

 高坂監督はアニメーションの監督らしく、「勉強しないで絵ばっか描いていた。緑の多い横浜に住んでいて、よく外でも遊んでいたし、とにかく授業なんかそっちのけだった」と、答えていた。

 会場には夏休み中の子どもたちも多く、薬丸は「客観的に見てもおっこちゃんが素晴らしい女の子と思えた。つらいこともあるけど、人のためにどれだけ一生懸命に生きていくか、こうすればおっこみたいに笑顔になれるんだ、というところを学校でも広めてほしい」と熱いメッセージを送った。

 鈴木は「テストの点数が良くなかったり、友達と喧嘩してしまったりして私は孤独で人生のどん底と思うようなこともあったんですが、この映画を見てると、決して一人じゃない、家族みんなが見守ってくれているということを教えてくれるので、おっこちゃんみたいに前向きに頑張って毎日を生きてくれたら良いなと思います」と、願いを込めていた。

■小林星蘭からのメッセージ全文

 こんにちは!おっこ役の小林星蘭です。
 今回、体調を崩してしまいこの試写会に参加できなくなってしまいました。私もこの日を前から楽しみにしていたのですがみなさんに会うことができなくてとても残念です…。ごめんなさい!!今日の試写会に来て下さったみなさん、本当にありがとうございます。

 「若おかみは小学生!」は私が小学生の時に読んでいて、すごーく大好きな作品だったのでおっこ役をやらせてもらえてとても嬉しいです。この劇場版では、おっこの若おかみとしての想いと自分自身への想い、幽霊たちのおっこへの気持ちがたくさん詰まっていると思います。おっこ達から溢れてくる想いに共感したり、感動したり、つい笑っちゃったり。最初から最後までたっぷり楽しめる作品です!お料理の絵なども細かくてとても綺麗なのでそこもチェックしてみて下さいね〜!

 見終わったらぜひ家族みんなで「ここが面白かった!」とか「ここの場面がお気に入り!」とかお話してくれると嬉しいです。そして、9月になったら映画館でも公開されるので、次はたくさんのお友達や家族と一緒に見ていただけたらありがたいです! 私も早く元気になってみんなと同じように映画館に見に行きたいなと思ってます!! おっこの気持ちに負けないくらい全力で頑張らせていただいたので、全力で楽しんで下さい!!(笑) 以上、小林星蘭でした。

関連写真

  • 劇場版『若おかみは小学生!』(9月21日公開)完成記念ファミリー試写会の舞台あいさつに登壇した薬丸裕英
  • 劇場版『若おかみは小学生!』(9月21日公開)完成記念ファミリー試写会の舞台あいさつに登壇した鈴木杏樹
  • 劇場版『若おかみは小学生!』(9月21日公開)完成記念ファミリー試写会の舞台あいさつに登壇した(左から)薬丸裕英、鈴木杏樹、高坂希太郎監督
  • 劇場版『若おかみは小学生!』(9月21日公開)完成記念ファミリー試写会の舞台あいさつに登壇した高坂希太郎監督

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