史上初・アマチュアからプロ編入を果たした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説を映画化した『泣き虫しょったんの奇跡』(豊田利晃監督 9月7日公開)。主演の松田龍平(35)演じる晶司と共にプロ棋士を目指す奨励会の仲間たちには、永山絢斗(29)、染谷将太(25)、新井浩文(39)、妻夫木聡(37)と、いずれも主演作を持つ人気俳優が集結した。
『I'M FLASH』(2012年)、『クローズEXPLODE』(14年)に続き3作目の豊田監督作品となる永山が演じるのは、奨励会仲間の一人・新藤和正。晶司とはしょっちゅう彼の家に入り浸るほど仲が良いが、優しさゆえに将棋の対局でも相手に甘くなる晶司を、密かに心配している役どころだ。「26歳までに四段に昇格できないと退会」という奨励会の年齢制限ルールにより、プロ棋士への道を立たれた晶司に寄り添い、励まそうとする。
染谷は、奨励会仲間のうち最年少の村田康平を好演。晶司をはじめとする先輩たちにも生意気な口をきき、新藤(永山)とけんかに発展するシーンも。染谷が得意とする、若者ゆえの小生意気さ全開なキャラクターになっている。
デビュー翌年に『青い春』で松田とW主演を果たした新井は、昌司とも対局する奨励会メンバー・清又勝役。七三分けに大きな眼鏡姿が特徴で、対局中は落ち着きなく体をクネらせたり、対局相手の背後にまわって盤上をのぞいたりと、妙に“ウザさ”を感じさせる。晶司とは大一番で対局することになるが、ここでもクセの強い演技を披露している。
妻夫木は、同じ奨励会員ながら、負けが続き追い込まれている男・冬野渡を演じている。晶司に対し、「僕はその才能が死ぬほどうらやましい」と切ない本音を漏らすシーンは、年齢制限という鉄の掟を持つ奨励会の厳しさや、プロ棋士を目指す者たちの苦しさを体現している。
実際に起きたサクセスストーリーに、脇役として深みをもたらす人気俳優たち。いずれもプロ棋士を目指す役であることから、劇中では、彼らが真剣に将棋をさす姿も堪能することができる。ちなみに、本格的な所作を学び、撮影現場でも将棋の練習に余念がなかった面々だが、その腕前には個人差があったとか。新井いわく、共演者中“最弱”だったのは妻夫木と染谷で、先日行われた完成披露舞台あいさつでは「お互いが詰められなくて、ずっと勝敗がつかなかった」と裏話を披露していた。
『I'M FLASH』(2012年)、『クローズEXPLODE』(14年)に続き3作目の豊田監督作品となる永山が演じるのは、奨励会仲間の一人・新藤和正。晶司とはしょっちゅう彼の家に入り浸るほど仲が良いが、優しさゆえに将棋の対局でも相手に甘くなる晶司を、密かに心配している役どころだ。「26歳までに四段に昇格できないと退会」という奨励会の年齢制限ルールにより、プロ棋士への道を立たれた晶司に寄り添い、励まそうとする。
染谷は、奨励会仲間のうち最年少の村田康平を好演。晶司をはじめとする先輩たちにも生意気な口をきき、新藤(永山)とけんかに発展するシーンも。染谷が得意とする、若者ゆえの小生意気さ全開なキャラクターになっている。
デビュー翌年に『青い春』で松田とW主演を果たした新井は、昌司とも対局する奨励会メンバー・清又勝役。七三分けに大きな眼鏡姿が特徴で、対局中は落ち着きなく体をクネらせたり、対局相手の背後にまわって盤上をのぞいたりと、妙に“ウザさ”を感じさせる。晶司とは大一番で対局することになるが、ここでもクセの強い演技を披露している。
妻夫木は、同じ奨励会員ながら、負けが続き追い込まれている男・冬野渡を演じている。晶司に対し、「僕はその才能が死ぬほどうらやましい」と切ない本音を漏らすシーンは、年齢制限という鉄の掟を持つ奨励会の厳しさや、プロ棋士を目指す者たちの苦しさを体現している。
実際に起きたサクセスストーリーに、脇役として深みをもたらす人気俳優たち。いずれもプロ棋士を目指す役であることから、劇中では、彼らが真剣に将棋をさす姿も堪能することができる。ちなみに、本格的な所作を学び、撮影現場でも将棋の練習に余念がなかった面々だが、その腕前には個人差があったとか。新井いわく、共演者中“最弱”だったのは妻夫木と染谷で、先日行われた完成披露舞台あいさつでは「お互いが詰められなくて、ずっと勝敗がつかなかった」と裏話を披露していた。
コメントする・見る
2018/07/17