テレビ東京で平日夕方に生放送されている『青春高校3年C組』(月〜金 後5:30〜5:55)。「理想のクラスってなんだろう?」「カワイイとかカッコいいだけじゃない」ここだけにしかないクラスを、秋元康氏とテレビ東京が1年かけて作るバラエティー番組。教育実習生として、毎日出演しているのが、お笑いコンビ、ノブナガの岩永達彦(25)と信太優人(24)だ。
太田プロダクション所属、コンビ歴2年の2人にとって初のテレビの帯番組レギュラー。曜日MCと毎週入れ替わる入学希望の生徒たちの間を取り持つ、重要な役割を担っている。番組が始まってもうすぐ2ヶ月。手応えよりも「課題」ばかりが募るという。
岩永は「僕らがもっと存在感を出して、面白くやれたら、完璧やなって思う。生徒は皆、何かしら面白いものを持っているし、MCは売れている芸人さんばかりやし、中井(りか)さんはアイドル(NGT48のメンバー)の上に毒づけて進行もできるし。足りないのは、僕らの色かなって思うんです」。信太も「いまも毎日、楽しくやっているけど、僕らが成長してもっと色が出せれば、もっと面白い、いま以上の番組になるんじゃないかと思う」と、話す。ノブナガの2人が成長していく姿に注目して番組を楽しむのも一案だ。
■こんな規則正しい生活したのははじめて
――初の帯番組レギュラーがはじまって、いかがですか?
【岩永達彦】僕らの生活も一変して、サラリーマンの方と同じになったんじゃないかな。毎日のことやし、遅刻するわけにもいかないから、夜更かしはやめておこうとか、金曜日が終わるとあしたは休みやなって感じで。レギュラー番組のお仕事はすごくありがたいんですけど、大先輩のMCを見て思うこともいろいろあるし、生徒たちの良さも引き出してあげないといけないのに、うまくできなくて落ち込んだり、きょうはよかったなと思える日もあったり、僕は相方よりメンタルが弱いので、けっこう浮き沈みが激しい毎日です。
【信太優人】こんな規則正しい生活したのははじめてです。帯番組のレギュラーもはじめてですが、月曜に出会って、金曜日に別れが来る、それを毎週繰り返す、なんて経験もはじめてなので、毎週、毎週、めまぐるしいですね。佐久間(宣行)さんがプロデューサーだし、第一線で活躍する放送作家が多数参加しているし、テレ東のバラエティーらしく素人をいじってみんなで笑いを作って行く感じなのかなって思っていたんですけど、テレビ番組って感じがしない。本当に“学校”って感じがします。
――曜日MCと入学希望の生徒のパイプ役を担っているようですが。
【岩永】放送2日目で思ったんですよ。キーになるのは僕らと生徒がいかに信頼関係を築けるか、だな。MCは日替わりだし、中井さんは忙しかったりもするし、そんな中で気軽に話ができる相手がおったほうが、生徒たちも助かるやろうなって。それって僕らしかおらんな、と思って。年齢もわりと近いですし。僕らにとっても生徒と仲良くなって、いろいろわかっていた方が、本番もやりやすい。
【信太】きょう、あまりしゃべれなかったから、明日はどうしたらいいですか、といったことを相談される。5日間なんて、ボ〜ッとしてたらすぐ終わっちゃう。緊張もするやろうし、木曜くらいにようやく慣れて…じゃ遅い。僕らもオーデションやコンテストで全力を出しきれず終わって悔しい思いをしてきたので、入学希望の生徒たちが後悔しないように力になれたら、って思いますよね。生徒に個性を出してもらったほうが番組も面白くなるし。
――ノブナガのお二人がお笑い芸人になろうと思ったきっかけは?
【信太】はじめたきっかけは、人を救いたいから。
【岩永】絶対、うそや。
【信太】ほんまやから。
【岩永】聞かれるたびに毎回、そう言うけど、絶対、うそ。
【信太】ほんまですよ。好感度が上がりすぎてしまうので、あまり言いたくないんですけど、「お笑いの力」って書いてもらっていいですか(笑)。僕、けっこう頭が良かったんですよ。塾にも通わず偏差値70の高校に入れたくらい。親にも先生にも期待されて、中学時代は医者になる予定やったんですけど、自分の手が届かない人のことは救えないから医者はやめようと思って。中3の頃に法律で人を救おうと思ったんだけど、弁護士になっても、検事になっても、裁判官になっても、すべての人を救うことはできない。人を救えるのはなんだろうと考えた時に、あっ、笑顔や、と思ったんですね。僕もしんどい時にお笑いを見て笑って、救われたから。コンプレックスやマイナス要素も笑いに変えて、皆を笑顔にしたいと思ったんです。あまり、言いたくないんですが(笑)。
【岩永】人を救いたいと言ってますが、相方は愛が欠落しているんで。相方の後に話すと、人を救いたくないみたいになるから嫌なんですけど、僕は単純にメディアに出たくて。ずっと野球をやっていて、プロ野球選手になりたかった。野球推薦で高校に進学したくらい本気だったんですけど、けがしたこともあってあきらめて。でも、スタンドから見ている5万人の中の1人ではなく、グラウンドで活躍するプレーヤーの1人になりたくて。じゃぁ何ができるか考えた時に、お笑いで頑張ってみようかな、って思いました。もともと友達を笑わせたりするのが好きだったので、お笑い芸人になりたいという考えは野球をやっていた頃から頭の四隅にはあったかな。
【信太】“頭の四隅”って何? 散りばめんでもいいやろ(笑)。頭の片隅に置いておけば。変なヤツでしょう。
【岩永】こういう失敗があるんですよ。恥ずかしいんですけど。でも、女の子はそういうところもかわいいね、って言ってくれます。
【信太】それ、どこの女子?
■ザ・売れている芸人になっていきたい
――自分たちの高校時代と比べて、青春高校にやってくる生徒たちの印象は?
【岩永】見た目でいったらみんな大人っぽい。私服だと同い年くらいに見える。
【信太】皆、垢抜けているし、大人だよね。
【岩永】大きく違うのは、テレビよりYouTubeが流行っているっていうこと。僕らの頃はまだ「YouTuberのファンです」という子はいなかったですからね。
【信太】曜日MCは皆、テレビにバンバン出ている人気芸人さんですけど、彼らのことをよく知らないという子もいた。それよりもはじめしゃちょーやHIKAKINのほうがなじみがあるって。
【岩永】この7年くらいでネットの普及がすごかったんだなって感じるよね。この番組もネットで見られるけど、テレビでも見てほしいな。
――秋元氏が手掛ける夕方の生放送番組といえば、1980年代の伝説の番組『夕やけニャンニャン』(フジテレビ)がありますが、この番組で若者を中心に爆発的な人気を獲得したのが、とんねるずでした。ノブナガのお二人にも野望が湧いてきたんじゃないですか?
【岩永】この番組きっかけに、僕らの存在を知ってもらって、賞レースでも結果出して、ほかの番組からも呼ばれるようになって、自分たちの冠番組を持って、ザ・売れている芸人になっていきたいです。
【信太】曜日MCの方々に追いつくくらい知名度を上げたい。この番組も毎日出ている僕らが引っ張っていけるようにならないといけないな、って思うんです。
【岩永】そうだね、僕らがもっと存在感を出して、面白くやれたら、完璧やなって思う。生徒は皆、何かしら面白いものを持っているし、MCは売れている芸人さんばかりやし、中井さんはアイドルの上に毒づけて進行もできるし。足りないのは、僕らの色かなって思うんです。
【信太】いまも毎日、楽しくやっているけど、僕らが成長してもっと色が出せれば、もっと面白い、いま以上の番組になるんじゃないかと思います。
太田プロダクション所属、コンビ歴2年の2人にとって初のテレビの帯番組レギュラー。曜日MCと毎週入れ替わる入学希望の生徒たちの間を取り持つ、重要な役割を担っている。番組が始まってもうすぐ2ヶ月。手応えよりも「課題」ばかりが募るという。
岩永は「僕らがもっと存在感を出して、面白くやれたら、完璧やなって思う。生徒は皆、何かしら面白いものを持っているし、MCは売れている芸人さんばかりやし、中井(りか)さんはアイドル(NGT48のメンバー)の上に毒づけて進行もできるし。足りないのは、僕らの色かなって思うんです」。信太も「いまも毎日、楽しくやっているけど、僕らが成長してもっと色が出せれば、もっと面白い、いま以上の番組になるんじゃないかと思う」と、話す。ノブナガの2人が成長していく姿に注目して番組を楽しむのも一案だ。
■こんな規則正しい生活したのははじめて
――初の帯番組レギュラーがはじまって、いかがですか?
【岩永達彦】僕らの生活も一変して、サラリーマンの方と同じになったんじゃないかな。毎日のことやし、遅刻するわけにもいかないから、夜更かしはやめておこうとか、金曜日が終わるとあしたは休みやなって感じで。レギュラー番組のお仕事はすごくありがたいんですけど、大先輩のMCを見て思うこともいろいろあるし、生徒たちの良さも引き出してあげないといけないのに、うまくできなくて落ち込んだり、きょうはよかったなと思える日もあったり、僕は相方よりメンタルが弱いので、けっこう浮き沈みが激しい毎日です。
【信太優人】こんな規則正しい生活したのははじめてです。帯番組のレギュラーもはじめてですが、月曜に出会って、金曜日に別れが来る、それを毎週繰り返す、なんて経験もはじめてなので、毎週、毎週、めまぐるしいですね。佐久間(宣行)さんがプロデューサーだし、第一線で活躍する放送作家が多数参加しているし、テレ東のバラエティーらしく素人をいじってみんなで笑いを作って行く感じなのかなって思っていたんですけど、テレビ番組って感じがしない。本当に“学校”って感じがします。
――曜日MCと入学希望の生徒のパイプ役を担っているようですが。
【岩永】放送2日目で思ったんですよ。キーになるのは僕らと生徒がいかに信頼関係を築けるか、だな。MCは日替わりだし、中井さんは忙しかったりもするし、そんな中で気軽に話ができる相手がおったほうが、生徒たちも助かるやろうなって。それって僕らしかおらんな、と思って。年齢もわりと近いですし。僕らにとっても生徒と仲良くなって、いろいろわかっていた方が、本番もやりやすい。
【信太】きょう、あまりしゃべれなかったから、明日はどうしたらいいですか、といったことを相談される。5日間なんて、ボ〜ッとしてたらすぐ終わっちゃう。緊張もするやろうし、木曜くらいにようやく慣れて…じゃ遅い。僕らもオーデションやコンテストで全力を出しきれず終わって悔しい思いをしてきたので、入学希望の生徒たちが後悔しないように力になれたら、って思いますよね。生徒に個性を出してもらったほうが番組も面白くなるし。
――ノブナガのお二人がお笑い芸人になろうと思ったきっかけは?
【信太】はじめたきっかけは、人を救いたいから。
【岩永】絶対、うそや。
【信太】ほんまやから。
【岩永】聞かれるたびに毎回、そう言うけど、絶対、うそ。
【信太】ほんまですよ。好感度が上がりすぎてしまうので、あまり言いたくないんですけど、「お笑いの力」って書いてもらっていいですか(笑)。僕、けっこう頭が良かったんですよ。塾にも通わず偏差値70の高校に入れたくらい。親にも先生にも期待されて、中学時代は医者になる予定やったんですけど、自分の手が届かない人のことは救えないから医者はやめようと思って。中3の頃に法律で人を救おうと思ったんだけど、弁護士になっても、検事になっても、裁判官になっても、すべての人を救うことはできない。人を救えるのはなんだろうと考えた時に、あっ、笑顔や、と思ったんですね。僕もしんどい時にお笑いを見て笑って、救われたから。コンプレックスやマイナス要素も笑いに変えて、皆を笑顔にしたいと思ったんです。あまり、言いたくないんですが(笑)。
【岩永】人を救いたいと言ってますが、相方は愛が欠落しているんで。相方の後に話すと、人を救いたくないみたいになるから嫌なんですけど、僕は単純にメディアに出たくて。ずっと野球をやっていて、プロ野球選手になりたかった。野球推薦で高校に進学したくらい本気だったんですけど、けがしたこともあってあきらめて。でも、スタンドから見ている5万人の中の1人ではなく、グラウンドで活躍するプレーヤーの1人になりたくて。じゃぁ何ができるか考えた時に、お笑いで頑張ってみようかな、って思いました。もともと友達を笑わせたりするのが好きだったので、お笑い芸人になりたいという考えは野球をやっていた頃から頭の四隅にはあったかな。
【信太】“頭の四隅”って何? 散りばめんでもいいやろ(笑)。頭の片隅に置いておけば。変なヤツでしょう。
【岩永】こういう失敗があるんですよ。恥ずかしいんですけど。でも、女の子はそういうところもかわいいね、って言ってくれます。
【信太】それ、どこの女子?
■ザ・売れている芸人になっていきたい
――自分たちの高校時代と比べて、青春高校にやってくる生徒たちの印象は?
【岩永】見た目でいったらみんな大人っぽい。私服だと同い年くらいに見える。
【信太】皆、垢抜けているし、大人だよね。
【岩永】大きく違うのは、テレビよりYouTubeが流行っているっていうこと。僕らの頃はまだ「YouTuberのファンです」という子はいなかったですからね。
【信太】曜日MCは皆、テレビにバンバン出ている人気芸人さんですけど、彼らのことをよく知らないという子もいた。それよりもはじめしゃちょーやHIKAKINのほうがなじみがあるって。
【岩永】この7年くらいでネットの普及がすごかったんだなって感じるよね。この番組もネットで見られるけど、テレビでも見てほしいな。
――秋元氏が手掛ける夕方の生放送番組といえば、1980年代の伝説の番組『夕やけニャンニャン』(フジテレビ)がありますが、この番組で若者を中心に爆発的な人気を獲得したのが、とんねるずでした。ノブナガのお二人にも野望が湧いてきたんじゃないですか?
【岩永】この番組きっかけに、僕らの存在を知ってもらって、賞レースでも結果出して、ほかの番組からも呼ばれるようになって、自分たちの冠番組を持って、ザ・売れている芸人になっていきたいです。
【信太】曜日MCの方々に追いつくくらい知名度を上げたい。この番組も毎日出ている僕らが引っ張っていけるようにならないといけないな、って思うんです。
【岩永】そうだね、僕らがもっと存在感を出して、面白くやれたら、完璧やなって思う。生徒は皆、何かしら面白いものを持っているし、MCは売れている芸人さんばかりやし、中井さんはアイドルの上に毒づけて進行もできるし。足りないのは、僕らの色かなって思うんです。
【信太】いまも毎日、楽しくやっているけど、僕らが成長してもっと色が出せれば、もっと面白い、いま以上の番組になるんじゃないかと思います。
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2018/05/23