人気アイドルグループ・乃木坂46の生駒里奈(22)が22日、東京・日本武道館で卒業コンサートを行った。2011年8月21日の結成から6年8ヶ月。単独では最多6作でセンターを張ったグループの顔のラストステージを、会場の1万2000人と全国の映画館で6万人が見届けた。
乃木坂46にとって、シングル20作のうち複数回センター経験のあるメンバーの卒業は初。それが初代センターでグループの“生駒ちゃん”の卒業とあり、チケット1万2000枚に対して約30万強の応募が寄せられ、約30倍の争奪戦に。乃木坂46史上初のライブビューイングの実施を決定したが、全国128の映画館で用意された6万席は、史上最速約50分で完売(ライブ・ビューイングジャパン調べ)となる大激戦が繰り広げられた。
生駒カラーの青と紫の2色に染められた武道館。オープニングは乃木坂46ライブの締めくくりの曲として歌ってきた「乃木坂の詩」で幕を開けた。初のソロ曲「水玉模様」で終始音程が取れなかったのはご愛きょう。「最後の最後まで私はこんな感じかー。裏で練習したのに…。みんな“味”って言ってくれるけど」と肩を落としつつも「披露できて楽しかったです」と笑顔を見せた。
AKB48の公式ライバルとして2011年8月21日に誕生し、12年2月22日にCDデビューした乃木坂46の1期生の中でもパイオニア的存在だった。14年にはそのライバルグループに“交換留学生”として飛び込み、同年の『AKB48選抜総選挙』に初参戦。乃木坂46としてよりも先に『NHK紅白歌合戦』に出場するなど、グループの知名度を上げるために体当たりで道なき道を突き進んできた。
その経験をもセットリストに盛り込み、AKB48チームBの一員として最初にステージで披露した「初日」を3期生と、渡辺麻友とデュエットした思い出の曲「てもでもの涙」を鈴木絢音との秋田出身コンビで披露。そして「皆さんにいただいた曲。14位という順位をいただけたから歌うことができた曲です」と万感を込めて紹介し、AKB48の総選挙選抜シングル「心のプラカード」を2期生とパフォーマンスした。体調不良で活動休止していた北野日奈子が「任せてください!大好きです」との生駒へのメッセージを書いたプラカードを持って登場し「この後から参戦します」と告げると、生駒は「やったー!」と大喜びした。
コンサート中には随所に、これまで生駒とかかわった関係者やスタッフからの手紙がモニターに映し出された。生駒をかわいがっていた元AKB48の渡辺麻友は「いこたん、卒業おめでとう。永遠に大好き!!」とのメッセージを寄せ、この日スタンドで観ていた乃木坂46の“公式お兄ちゃん”ことバナナマンのメッセージにも大歓声が上がった。
また、生駒が大ファンを公言するアニメ『NARUTO』の主人公うずまきナルトの声が流れ、「乃木坂を卒業すると聞いて、すげー寂しいってばよ。だけどお前の覚悟、勇気、すげーかっこいいぜ。乃木坂のみんな、会場のみんなも、俺と一緒にこれからの生駒ちゃんの活躍を応援しようってばよ」と呼びかけた。原作者・岸本斉史氏からの直筆イラストがモニターに映し出されると生駒は号泣し「一生頑張ります! ここで泣くつもりじゃなかったのに…生きててよかった」と絶叫。両親からの手紙にも涙をこらえきれず「ずるいよ」と漏らした。
メンバーもそれぞれの想いを伝え、白石麻衣はしんみりしながらも「生駒ちゃんのファーストキスを奪ったこと、忘れないよ」と茶目っ気たっぷり。西野七瀬は「乃木坂の顔として約7年間走り続けてくれてありがとう」と感謝。齋藤飛鳥は「前向きな卒業とわかっているけど、乃木坂に残りたい、まだ乃木坂で活動したいと思えるグループでいられなかったことが悲しい、悔しいなと思っちゃった」と涙をこぼし、生田絵梨花は「お互いのことを壁に思うような時期もあった」と明かしつつ、「これから苦しくなったり、どこか帰りたくなることがあったら何でも話してほしい」と泣きながら伝えた。2期生で唯一センター経験のある堀未央奈は「仕事に対する真っすぐさ、メンバーに対する愛を生駒さんから教わった」と涙をこらえた。
Wアンコール明けには、秋元康総合プロデューサーが2011年8月21日、オーディション会場での生駒との出会いを振り返った手紙を寄せた。「君をイメージして書いたのが『君の名は希望』です。生駒里奈、君は乃木坂46を卒業しても、ずっと、乃木坂46の希望でいてください」とメッセージし、ラストナンバー「君の名は希望」をメンバー全員と歌った。
一人ひとりと視線を合わせ、じゃれあいながら歌っていると、メンバーは背中に隠し持っていた赤いバラを1輪ずつ生駒にプレゼント。最後に横一列に並んだメンバーが生駒に背中を見せ、一人1文字をつなげて読むと、「生駒ちゃんとのたくさんの思い出忘れないよ!大好きだよ▼そして本当に今までありがとう。」(▼=ハート)とのサプライズメッセージが完成。強がって笑顔を振りまいていた生駒の涙腺は決壊した。
「乃木坂46が大好き。本当に入ってよかったぁ…本当に入ってよかった。みんなに出会えて本当によかった」と泣き笑いする生駒にメンバーもファンももらい泣き。武道館に感動の輪が広がった。
生駒は5月6日に千葉・幕張メッセで行われる全国握手会が最後の活動となる。
■『乃木坂46生駒里奈 卒業コンサート』セットリスト
01. 乃木坂の詩
02. おいでシャンプー
03. 太陽ノック
04. 水玉模様
05. トキトキメキメキ
06. スカウトマン
07. Against
08. シンクロニシティ
09. 初日
10. てもでもの涙
11. 心のプラカード
12. ここじゃないどこか
13. 満月が消えた
14. あらかじめ語られるロマンス
15. 無口なライオン
16. 指望遠鏡
17. 月の大きさ
18. ハウス!
19. 君の名は希望
20. 悲しみの忘れ方
21. 制服のマネキン
【アンコール】
22. 走れ!Bicycle
23. シャキイズム
24. ぐるぐるカーテン
【Wアンコール】
25. 君の名は希望
乃木坂46にとって、シングル20作のうち複数回センター経験のあるメンバーの卒業は初。それが初代センターでグループの“生駒ちゃん”の卒業とあり、チケット1万2000枚に対して約30万強の応募が寄せられ、約30倍の争奪戦に。乃木坂46史上初のライブビューイングの実施を決定したが、全国128の映画館で用意された6万席は、史上最速約50分で完売(ライブ・ビューイングジャパン調べ)となる大激戦が繰り広げられた。
生駒カラーの青と紫の2色に染められた武道館。オープニングは乃木坂46ライブの締めくくりの曲として歌ってきた「乃木坂の詩」で幕を開けた。初のソロ曲「水玉模様」で終始音程が取れなかったのはご愛きょう。「最後の最後まで私はこんな感じかー。裏で練習したのに…。みんな“味”って言ってくれるけど」と肩を落としつつも「披露できて楽しかったです」と笑顔を見せた。
AKB48の公式ライバルとして2011年8月21日に誕生し、12年2月22日にCDデビューした乃木坂46の1期生の中でもパイオニア的存在だった。14年にはそのライバルグループに“交換留学生”として飛び込み、同年の『AKB48選抜総選挙』に初参戦。乃木坂46としてよりも先に『NHK紅白歌合戦』に出場するなど、グループの知名度を上げるために体当たりで道なき道を突き進んできた。
その経験をもセットリストに盛り込み、AKB48チームBの一員として最初にステージで披露した「初日」を3期生と、渡辺麻友とデュエットした思い出の曲「てもでもの涙」を鈴木絢音との秋田出身コンビで披露。そして「皆さんにいただいた曲。14位という順位をいただけたから歌うことができた曲です」と万感を込めて紹介し、AKB48の総選挙選抜シングル「心のプラカード」を2期生とパフォーマンスした。体調不良で活動休止していた北野日奈子が「任せてください!大好きです」との生駒へのメッセージを書いたプラカードを持って登場し「この後から参戦します」と告げると、生駒は「やったー!」と大喜びした。
コンサート中には随所に、これまで生駒とかかわった関係者やスタッフからの手紙がモニターに映し出された。生駒をかわいがっていた元AKB48の渡辺麻友は「いこたん、卒業おめでとう。永遠に大好き!!」とのメッセージを寄せ、この日スタンドで観ていた乃木坂46の“公式お兄ちゃん”ことバナナマンのメッセージにも大歓声が上がった。
また、生駒が大ファンを公言するアニメ『NARUTO』の主人公うずまきナルトの声が流れ、「乃木坂を卒業すると聞いて、すげー寂しいってばよ。だけどお前の覚悟、勇気、すげーかっこいいぜ。乃木坂のみんな、会場のみんなも、俺と一緒にこれからの生駒ちゃんの活躍を応援しようってばよ」と呼びかけた。原作者・岸本斉史氏からの直筆イラストがモニターに映し出されると生駒は号泣し「一生頑張ります! ここで泣くつもりじゃなかったのに…生きててよかった」と絶叫。両親からの手紙にも涙をこらえきれず「ずるいよ」と漏らした。
メンバーもそれぞれの想いを伝え、白石麻衣はしんみりしながらも「生駒ちゃんのファーストキスを奪ったこと、忘れないよ」と茶目っ気たっぷり。西野七瀬は「乃木坂の顔として約7年間走り続けてくれてありがとう」と感謝。齋藤飛鳥は「前向きな卒業とわかっているけど、乃木坂に残りたい、まだ乃木坂で活動したいと思えるグループでいられなかったことが悲しい、悔しいなと思っちゃった」と涙をこぼし、生田絵梨花は「お互いのことを壁に思うような時期もあった」と明かしつつ、「これから苦しくなったり、どこか帰りたくなることがあったら何でも話してほしい」と泣きながら伝えた。2期生で唯一センター経験のある堀未央奈は「仕事に対する真っすぐさ、メンバーに対する愛を生駒さんから教わった」と涙をこらえた。
Wアンコール明けには、秋元康総合プロデューサーが2011年8月21日、オーディション会場での生駒との出会いを振り返った手紙を寄せた。「君をイメージして書いたのが『君の名は希望』です。生駒里奈、君は乃木坂46を卒業しても、ずっと、乃木坂46の希望でいてください」とメッセージし、ラストナンバー「君の名は希望」をメンバー全員と歌った。
一人ひとりと視線を合わせ、じゃれあいながら歌っていると、メンバーは背中に隠し持っていた赤いバラを1輪ずつ生駒にプレゼント。最後に横一列に並んだメンバーが生駒に背中を見せ、一人1文字をつなげて読むと、「生駒ちゃんとのたくさんの思い出忘れないよ!大好きだよ▼そして本当に今までありがとう。」(▼=ハート)とのサプライズメッセージが完成。強がって笑顔を振りまいていた生駒の涙腺は決壊した。
「乃木坂46が大好き。本当に入ってよかったぁ…本当に入ってよかった。みんなに出会えて本当によかった」と泣き笑いする生駒にメンバーもファンももらい泣き。武道館に感動の輪が広がった。
生駒は5月6日に千葉・幕張メッセで行われる全国握手会が最後の活動となる。
■『乃木坂46生駒里奈 卒業コンサート』セットリスト
01. 乃木坂の詩
02. おいでシャンプー
03. 太陽ノック
04. 水玉模様
05. トキトキメキメキ
06. スカウトマン
07. Against
08. シンクロニシティ
09. 初日
10. てもでもの涙
11. 心のプラカード
12. ここじゃないどこか
13. 満月が消えた
14. あらかじめ語られるロマンス
15. 無口なライオン
16. 指望遠鏡
17. 月の大きさ
18. ハウス!
19. 君の名は希望
20. 悲しみの忘れ方
21. 制服のマネキン
【アンコール】
22. 走れ!Bicycle
23. シャキイズム
24. ぐるぐるカーテン
【Wアンコール】
25. 君の名は希望
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2018/04/23