元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が立ち上げた共同サイト『新しい地図』の映画『クソ野郎と美しき世界』（2018年4月6日公開）の追加キャストが決定。俳優の浅野忠信、満島真之介、尾野真千子ら実力派俳優が出演する中、今作が映画デビューとなる“新人”でモデルの中島セナの起用が決まった。

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　同作は、episode.1からepisode.4までの短編オムニバス構成で、4つのepisode.を4人の監督が脚本し、2週間限定で、全国86館で上映。中島は、香取が出演するepisode.2『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』（山内ケンジ監督）に歌喰い役と出演する。

　昨年7月のデビュー以降、『COMMERCIAL PHOTO、POPEYE』の表紙に大抜てきれ、モデルとして『GINZA』『装苑』などの雑誌で活躍する中島は、出演に際し「不安や緊張はありますが、山内ケンジ監督と香取慎吾さんと一緒に作品に関われることがうれしいです」と喜び「今出来ることに一生懸命取り組んでいきたいと思います」と気合い十分に語っている。

　中島を抜てきしたクソ野郎プロデューサーズは「年齢不詳で抽象的な魅力を備えており、不思議な歌喰い役にはぴったりでした」といい「そんな未知数な彼女が、アーティスト役の香取慎吾さんとどんな世界観を作り出してくれるのか楽しみです」と期待を寄せている。

　そのほか、稲垣が出演するepisode.1『ピアニストを撃つな！』（園子温監督）には、浅野（大門／マッドドッグ役）、満島（ジョー役）・馬場（フジコ役）、草なぎが出演するepisode.3『光へ、航る』（太田光監督）には尾野（妻役）、そして、episode.4『新しい詩（うた）』は、児玉裕一監督が担当し、クソ野郎★ALL STARSが登場する。

　尾野は「爆笑問題　太田光ではなく、監督　太田光という世界観が楽しみすぎです」と出演を喜び「一つ一つの言葉を聞き逃さず、この物語を創っていきたいと思います」。満島は「何が起こるか予測不可能ですが、とても楽しみです。異なる魅力をお持ちのお二方と共に、園さんの描く奇妙な世界へ飛び込みます」と力を込めている。

　クランクインは近日中に行われ、これから各話の撮影がスタートする。

■あらすじ
極悪でバカで泣けて踊れる、クソ野郎だらけの4つのストーリー。
全力で走る女、フジコ。フジコを追う不気味なマスクをした極悪人「マッドドッグ」。彼らが向かう先には天才ピアニスト。歌を食べて生きる少女「歌喰い」と歌えなくなったアーティストの不思議な関係。失った息子の右腕を探す旅を続ける夫婦。2人が沖縄の海で出会ったのは…？　夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロアで繰り広げられるショー。