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鈴木拓、『西郷どん』出演 ご当地・鹿児島でサプライズ発表

 お笑いコンビ・ドランクドラゴン鈴木拓が21日、来年1月7日から始まるNHK大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 後8:00 総合)のご当地・鹿児島市内で開催されたトークショーに登場し、第2回に出演することが発表された。大河ドラマは『真田丸』(最終回に番宣用スペシャルムービー『ダメ田十勇士』と同じ役で登場)以来、2作目となる。

大河ドラマ『西郷(せご)どん』キャストによるトークイベントをご当地・鹿児島で開催(左から)鈴木拓、高梨臨、沢村一樹、高橋光臣(C)NHK

大河ドラマ『西郷(せご)どん』キャストによるトークイベントをご当地・鹿児島で開催(左から)鈴木拓、高梨臨、沢村一樹、高橋光臣(C)NHK

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 同イベントのゲストは元々、主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)の郷中の仲間の一人、有村俊斎役の高橋光臣と、農民の娘・ふき(オリジナルキャラクター)役で大河ドラマに初出演する高梨臨の2人だけ。そこに赤山靱負(あかやま・ゆきえ)役の沢村一樹と鈴木が突然、現れたため、観客は驚き、喜び、「なぜ、鈴木拓?」と首をかしげた。

 「鈴木亮平さんかと思いきや鈴木拓が出てきた時に、お客さんの高揚感が一瞬ピタツと止まったんです。ああいうのだけはやめていただきたいです」と自虐的に語って観客から笑いを取った鈴木拓。今回、高梨演じるふきの父・六平を演じる。

 「ふきとどこでDNAがこうなったのかわからないですけど。まぁこれがふがいないです。何をやってもダメで、僕とダブるところがあります」と役柄を説明。

 撮影を振り返って鈴木は「メガネを外して撮影をしていたので、恥ずかしかったです。この時代の農民の役で貧乏なので、眼鏡をかけられないと言われました。大河にたくさん出させてもらったので、そろそろ(相方の)塚地(武雅)超えができるなと思っていましたが、そうでもなかったです」と物足りなかったよう。「ふきが江戸に行くので、どこかで僕も江戸に行けないでしょうか」と出番を求めていた。

 沢村が演じる赤山は、島津斉彬の家臣で、西郷たちにとっては先生のような存在。斉彬の父・斉興と由羅(斉興の側室)の陰謀(お由羅騒動)に巻き込まれていく。「こんな理不尽なことがまかり通っていいのか、と西郷にとっても衝撃的なことが起きるんです。理不尽な世の中をこれから変えていくんだと言う彼の決意を、どうやって変わっていったのかを、歯を食いしばって見ていただけるとうれしい」とドラマをアピール。鹿児島出身ということもあり「鹿児島の人の良さがドラマと一緒に全国に拡散していくといいなと思っています」と願っていた。

 高橋が演じる俊斎は、西郷よりも早く江戸に出て学ぶが、その後、めきめきと出世し活躍していく西郷に嫉妬するようになる。「前半は笑顔の多いムードメーカーですが、西郷との関係性がどこで崩れていくのか、ということを今から作っていこうとしているので、落差を楽しみにしていただけたらと思います」。

 高梨が演じるふきは、西郷が年貢を徴収する役人の補佐として働く中で出会う貧しい農民で、彼女との出会いが西郷の正義を目覚めさせるキーパーソンとなる。「皆さんが『西郷どん』を楽しみにしてくださっているのが、会場の熱ですごく伝わってきたので、これから撮影に挑む私としては、それに応えられるように頑張ろうと思いました。私もほんのちょっとだけ薩摩弁をしゃべるので、今、練習しています」と話していた。

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