新たなるスター・ウォーズ3部作の第1弾として2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から2年。その後を描いたシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が15日に公開される。これに先駆け、米ロサンゼルスで現地時間9日(日本時間10日)、ワールドプレミア(世界初上映会)が行われた。
会場となったのはシュライン・オーディトリアム。1906年に建設され、過去にはアカデミー賞やグラミー賞などの授賞式が行われたこともある、約6300人のキャパシティと、歴史を感じさせる趣のある劇場だ。傾斜がかなりある2階席で鑑賞した。シートピッチも狭く、椅子も小さい客席は見渡すかぎり、一つの空席もないほどに人で埋まり、上映前から期待感で膨れ上がっていた。
脚本・監督を務めたライアン・ジョンソン氏、ジェダイ騎士唯一の生き残りルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、フォースを覚醒させたレイ役のデイジー・リドリーと、ダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レン役のアダム・ドライバーなど、主なキャスト、スタッフが登壇し、簡単な舞台あいさつが行われた後、いよいよ上映がはじまった。
「A long time ago in a galaxy far, far away…」の文字が現れた次の瞬間、おなじみの『STAR WARS:THE LAST JEDI』のタイトルロゴと、大ファンファーレが鳴り響き、拍手だけでなく、あちこちから歓声・指笛が飛び交った。昨年12月に急死したキャリー・フィッシャーさん演じるレイア・オーガナ将軍のファーストカットにも、『フォースの覚醒』のラストシーンに出てきたルークのいる孤島の遠景にも「ウォ〜」と大拍手。これが、アメリカのワールドプレミアか。これが、『スター・ウォーズ』の熱狂か。
せりふや仕草で笑えるところは笑い、思いがけない展開には驚きの声を上げる。自然発生的に自由にリアクションしているのに、『スター・ウォーズ』を楽しもうとする一体感が劇場を支配していた。それが、2時間32分の上映中、ずっと続き、もちろん最後はスタンディングオベーション。
こちらも、遠慮なく「えぇーー!!」とか、「マジかーー!」とか、口走りながら映画の世界に没頭した。ライトセーバーで戦うシーンや宇宙空間での戦闘シーンなど、「スター・ウォーズ」らしいシーンは、臨場感があって、映像としても美しくて、テンション上がってこぶしを握っていた。上映後、隣の席に座っていた同行者に「めちゃくちゃ、声出していましたね」と言われたくらいだ。
なので、日本でも「発生可能上映」を実施してもらいと思った。「私語はつつしむこと」が劇場マナーとされる日本の映画館ではちょっと窮屈に感じるくらい、笑えるし、驚くし、興奮する作品に仕上がっているのではないだろうか。
来日プロモーションでマーク・ハミルが日本語で言ってくれた「ショウゲキ・ノ・スター・ウォーズ」は決して大言壮語ではなかった、と思う。来日時、ライアン監督がインタビューで語っていたことにも合点がいった。
「スター・ウォーズ映画を作る中で、どうしてスター・ウォーズが魅力的なのか、さんざん議論したけれど、何がスター・ウォーズをスター・ウォーズたらしめているのか、言葉で語ることがいまだにできない。だから自分の内なるスター・ウォーズを信頼して、自分の直感や選択を信じて、映画を作ったんだ。僕としては、『スター・ウォーズ』には、愛と権力の対立をテーマにしたワーグナーのオペラみたいなものと、ポップでキャッチーなバブルガム的要素があり、その2つの間を行ったり来たりしながら物語が進んでいくように作った。グッと胸に迫る大人な部分もあれば、6歳の子どもが見ても思わず笑ってしまうようなシーンも出てくる。本作でファンの皆さんの心に何かしら響く体験を提供できると思っています」(ライアン監督)。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
会場となったのはシュライン・オーディトリアム。1906年に建設され、過去にはアカデミー賞やグラミー賞などの授賞式が行われたこともある、約6300人のキャパシティと、歴史を感じさせる趣のある劇場だ。傾斜がかなりある2階席で鑑賞した。シートピッチも狭く、椅子も小さい客席は見渡すかぎり、一つの空席もないほどに人で埋まり、上映前から期待感で膨れ上がっていた。
脚本・監督を務めたライアン・ジョンソン氏、ジェダイ騎士唯一の生き残りルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、フォースを覚醒させたレイ役のデイジー・リドリーと、ダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レン役のアダム・ドライバーなど、主なキャスト、スタッフが登壇し、簡単な舞台あいさつが行われた後、いよいよ上映がはじまった。
「A long time ago in a galaxy far, far away…」の文字が現れた次の瞬間、おなじみの『STAR WARS:THE LAST JEDI』のタイトルロゴと、大ファンファーレが鳴り響き、拍手だけでなく、あちこちから歓声・指笛が飛び交った。昨年12月に急死したキャリー・フィッシャーさん演じるレイア・オーガナ将軍のファーストカットにも、『フォースの覚醒』のラストシーンに出てきたルークのいる孤島の遠景にも「ウォ〜」と大拍手。これが、アメリカのワールドプレミアか。これが、『スター・ウォーズ』の熱狂か。
せりふや仕草で笑えるところは笑い、思いがけない展開には驚きの声を上げる。自然発生的に自由にリアクションしているのに、『スター・ウォーズ』を楽しもうとする一体感が劇場を支配していた。それが、2時間32分の上映中、ずっと続き、もちろん最後はスタンディングオベーション。
こちらも、遠慮なく「えぇーー!!」とか、「マジかーー!」とか、口走りながら映画の世界に没頭した。ライトセーバーで戦うシーンや宇宙空間での戦闘シーンなど、「スター・ウォーズ」らしいシーンは、臨場感があって、映像としても美しくて、テンション上がってこぶしを握っていた。上映後、隣の席に座っていた同行者に「めちゃくちゃ、声出していましたね」と言われたくらいだ。
なので、日本でも「発生可能上映」を実施してもらいと思った。「私語はつつしむこと」が劇場マナーとされる日本の映画館ではちょっと窮屈に感じるくらい、笑えるし、驚くし、興奮する作品に仕上がっているのではないだろうか。
来日プロモーションでマーク・ハミルが日本語で言ってくれた「ショウゲキ・ノ・スター・ウォーズ」は決して大言壮語ではなかった、と思う。来日時、ライアン監督がインタビューで語っていたことにも合点がいった。
「スター・ウォーズ映画を作る中で、どうしてスター・ウォーズが魅力的なのか、さんざん議論したけれど、何がスター・ウォーズをスター・ウォーズたらしめているのか、言葉で語ることがいまだにできない。だから自分の内なるスター・ウォーズを信頼して、自分の直感や選択を信じて、映画を作ったんだ。僕としては、『スター・ウォーズ』には、愛と権力の対立をテーマにしたワーグナーのオペラみたいなものと、ポップでキャッチーなバブルガム的要素があり、その2つの間を行ったり来たりしながら物語が進んでいくように作った。グッと胸に迫る大人な部分もあれば、6歳の子どもが見ても思わず笑ってしまうようなシーンも出てくる。本作でファンの皆さんの心に何かしら響く体験を提供できると思っています」(ライアン監督)。
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2017/12/13