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爆笑問題が語るラジオへのこだわり 盟友・伊集院光との約束「タダでもいいから…」

 来年で結成30周年を迎える、お笑いコンビ・爆笑問題。現在、TBSラジオで『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(毎週火曜 深1:00〜3:00)と『爆笑問題の日曜サンデー』(毎週日曜 後1:00〜5:00)という2つの冠番組を持つ2人だが、先月28日からはラジオ型定額制音楽配信サービス「SMART USEN」で新番組『爆笑問題のUSEN-MAN』をスタート。1週間を通してしゃべり倒している2人に“ラジオ芸人”としての率直な思いを聞いたインタビューの後編では、太田が自らの引き際にも言及した。

ラジオ芸人としての思いを語った爆笑問題(C)ORICON NewS inc.

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■ラジオ芸人としての太田光の矜持「ラジオは生活の一部。タダでもいいからやりたい」

 『カーボーイ』は今年で20周年、『日曜サンデー』も来年で10周年を迎える。長きにわたって週に6時間も出演している“ラジオ芸人”の2人だが、どのようなスタンスで番組に臨んでいるのだろうか。一拍置く間もなく、まずは田中が口を開く。「なるべく素の感じっていうかね、普段、太田と2人でしゃべることなんてあんまりないから『この間、こんなことがあってさ…』みたいなことをラジオで話す意識は多少ありますけど、そんなに心がけるみたいなことはない。あと、始まったらお互い何を言いたいのかわからないし、その場でどういう方向になるかわからないから、素の感じでやっていますね」。一方、太田はやや考えながらゆっくりと話し出した。

 「普通の生活の中の一部になっているからね。『カーボーイ』は、途中で『飽きたな』っていう時期があって、コーナーを変えたり、丸々何も決めずにオレがしゃべり続けるとか、そういう試行錯誤をした結果、今が一番いい空気なのかな。意外とラジオから始まることが多くて、『カーボーイ』で政治の話を延々やって、そこから『太田光の私が総理大臣になったら』を始めた。ラジオで先に試してみることもあるから、場所というか…本当に生活の一部。伊集院(光)とたまに話すんだけど、お互いラジオが好きだから、自分たちのラジオがなくなっても、自分の家にスタジオを作って、タダでもいいからやっていたいなって」。

 月〜金の帯番組『JUNK』の中でも伊集院が担当する月曜日と自身の担当する火曜日を「シルバーJUNK」とし、水曜日以降の山里亮太おぎやはぎバナナマン、エレ片といった「ヤングJUNK」のメンバーたちに絡んでいく太田。各曜日で翌日の番組告知がされなくなったことを嘆き、『カーボーイ』で毎週「山里コノヤロー!」と呼びかける姿に、太田なりの“JUNK愛”を感じるが、当の本人は引き際を意識することもあるという。「たまに思うんだよ。あの深夜1時から3時っていう時間帯は若手がみんなやりたいところだから、オレは『もう、いいんじゃない?』って言ったりもするけど、それでもなんかやっていたい気持ちがある。オレたちが聞いていた(ビート)たけしさんとかは、短い期間で終わっているんだけど、伊集院とかオレたちはそれを聞いて育っていて、それが基にあるから、どきたくないんだよね。困っちゃうね」。

■太田が語る聞き手としてのラジオ 伊集院光と朝夕をジャック?「荒川強啓が退けば…」

 自らも聞き手に回って、魅力を発信し続ける太田。魅力的な地方局の番組をどんどん紹介し、その番組内で実施されているクイズをそのまま『カーボーイ』の中でもやるなど、暴走気味にラジオ愛を爆発させている。「radikoがエリアフリーになって、ローカルラジオを聞き始めたら、みんな面白いんだよね。その土地の雰囲気というか、例えば九州で豪雨があった時とかに『すごい雨だね』みたいな話から入るから、本当にその雰囲気がわかる。そこで、RCC(中国放送)の横山雄二とか、STVラジオ(北海道)の佐々木たくおとかが、ライブの宣伝とかもしてくれるから、助かっているんですよ(笑)。今回のUSENの番組も、どうやって広がっていくのか楽しみではありますね」。

 太田にとって、ラジオは心のデトックスにもなっている。「ストレス解消になっているんでしょうね。カウンセリングを受けて、思ったことを吐き出しているように『参っちゃった、あの時』っていうのをここで話してスッキリしているような感覚だね。そういえば、大沢悠里が多少どいて、伊集院が今TBSラジオの朝の顔をやっているでしょ。だから(夕方帯の)荒川強啓が退けば、オレたちがJUNKからあっちに行ってもいいんだよね(笑)」。田中もたまらず「まず、悠里さんがどいたっていうのが失礼だし、強啓さんにも何てこと言っているんだよ! JUNKやるんだろ!」とツッコミ。どこまでもラジオに関わりたい…ジョークの中にも太田のラジオ愛がにじみ出る。

 『カーボーイ』を聞いて芸人を志したというタイタン所属の東京大学卒のお笑いコンビ・XXCLUBの大島育宙も、今回の番組で活躍している。「爆笑さんとか伊集院さんの番組をずっと聞いていきたいっていう思いもありつつ、ラジオ好きな若手がいつかは担っていかないといけない。この番組で、師匠と弟子みたいな感じで勉強していけたら」と意気込むと、太田が「お前は本当に真面目だな」と笑いながらツッコミを入れ、番組の目標を一言で結んだ。「ツイッターとかの特性も生かしながら、最終的には映像化。ゆくゆくはテレビ番組にしたい(笑)」ちなみに、TBSラジオのうたい文句は「聞けば、見えてくる。」。やはり、爆笑問題は生粋のラジオ芸人だ。

■『爆笑問題のUSEN-MAN』
http://smart.usen.com/lp/usenman/

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  • ラジオ芸人としての思いを語った爆笑問題(C)ORICON NewS inc.
  • 『爆笑問題のUSEN-MAN』がラジオ型定額制音楽配信サービス「SMART USEN」でスタート (C)ORICON NewS inc.

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