「よろしくお願いします!」。まるで売り出し中の若手のようなあいさつでインタビュー現場に姿をみせたのは、芸能事務所・サンミュージックの最古参芸人・ぶっちゃあ(62)だ。ダンディ坂野、小島よしお、メイプル超合金ら後輩たちがブレークしていくなか、地道にコツコツと活動を続けた苦労人が、芸歴37年目で初の冠番組をつかみ取った。
1981年にお笑いコンビ・ブッチャーブラザーズを結成。フジテレビ系『笑ってる場合ですよ!』内の人気企画「お笑い君こそスターだ」12代目チャンピオンとなり、同事務所初のお笑いタレントとして所属。翌年のテレビ朝日系『ザ・テレビ演芸』でも第4回グランドチャンピオンに輝くなど、鮮烈なデビューを飾った。
しかし本人が「デビューがピーク。そこからはずっと下り坂です」と苦笑いで話すように、長い下積み時代を歩むこととなる。そんななか“還暦”を過ぎてから巡り会えた大チャンス。個人として初の冠番組は、意外にもFMラジオ局だった。
10月6日にスタートするbayfm『ぶっちゃあのロッカールーム』(毎週金曜 後8:30)では、その交友範囲の広さを生かして各ジャンルの著名なゲストを招いて、知られざる秘話を引き出す。アシスタントは、タレントのドーキンズ英里奈(24)が務める。
「62歳にして初冠番組。なかなかないですよね」と、オファーを受けた心境を笑顔で明かしたぶっちゃあは「僕は滑舌が悪くて早口。しかもオシャレなメジャーのFM放送だから、最初はドッキリかなと思いましたよ」と、上機嫌に笑い飛ばした。
くすぶっている若手たちには「還暦こえても冠がとれるって夢がある」と、いい刺激になっているようだ。まさに継続の勝利。決して順風満帆な芸人人生ではなかったが、引退を考えたことはないという。
「49歳で離婚して、元奥さんに少ない全財産をわたした。それからしばらくは、4畳半一間で1万5000円のアパートに住んでましたね。事務所仲間の中で一番低い家賃だった。あれを経験したらなんでもできるし、あれ以上にしんどい生活はない」。
記者も驚くような“極貧”ぶりもあっけらかんとした表情で語る。そして自身と重ねるように「売れるためには“辞めない”こと。やるのは簡単だし、辞めることはもっと簡単。一番難しいことだけど続けないとダメなんです」と、真剣な表情で熱弁した。
「辞めなかった」ことで得た大きな武器がある。それは“人脈”だ。ビートたけし、ダウンタウンらビッグネームを挙げ「とにかくメジャーな人を呼びたい。ゲストの名前で(番組の名前を)売っていきたい」とニヤリ。「あと一つ、二つ、ほかの冠番組もとれるように貪欲にやっていきたい。まだ新人のような気持ちですよ!」と、遅咲きの大ブレークを誓うと、気合十分にガッツポーズを決めていた。
1981年にお笑いコンビ・ブッチャーブラザーズを結成。フジテレビ系『笑ってる場合ですよ!』内の人気企画「お笑い君こそスターだ」12代目チャンピオンとなり、同事務所初のお笑いタレントとして所属。翌年のテレビ朝日系『ザ・テレビ演芸』でも第4回グランドチャンピオンに輝くなど、鮮烈なデビューを飾った。
しかし本人が「デビューがピーク。そこからはずっと下り坂です」と苦笑いで話すように、長い下積み時代を歩むこととなる。そんななか“還暦”を過ぎてから巡り会えた大チャンス。個人として初の冠番組は、意外にもFMラジオ局だった。
10月6日にスタートするbayfm『ぶっちゃあのロッカールーム』(毎週金曜 後8:30)では、その交友範囲の広さを生かして各ジャンルの著名なゲストを招いて、知られざる秘話を引き出す。アシスタントは、タレントのドーキンズ英里奈(24)が務める。
「62歳にして初冠番組。なかなかないですよね」と、オファーを受けた心境を笑顔で明かしたぶっちゃあは「僕は滑舌が悪くて早口。しかもオシャレなメジャーのFM放送だから、最初はドッキリかなと思いましたよ」と、上機嫌に笑い飛ばした。
くすぶっている若手たちには「還暦こえても冠がとれるって夢がある」と、いい刺激になっているようだ。まさに継続の勝利。決して順風満帆な芸人人生ではなかったが、引退を考えたことはないという。
「49歳で離婚して、元奥さんに少ない全財産をわたした。それからしばらくは、4畳半一間で1万5000円のアパートに住んでましたね。事務所仲間の中で一番低い家賃だった。あれを経験したらなんでもできるし、あれ以上にしんどい生活はない」。
記者も驚くような“極貧”ぶりもあっけらかんとした表情で語る。そして自身と重ねるように「売れるためには“辞めない”こと。やるのは簡単だし、辞めることはもっと簡単。一番難しいことだけど続けないとダメなんです」と、真剣な表情で熱弁した。
「辞めなかった」ことで得た大きな武器がある。それは“人脈”だ。ビートたけし、ダウンタウンらビッグネームを挙げ「とにかくメジャーな人を呼びたい。ゲストの名前で(番組の名前を)売っていきたい」とニヤリ。「あと一つ、二つ、ほかの冠番組もとれるように貪欲にやっていきたい。まだ新人のような気持ちですよ!」と、遅咲きの大ブレークを誓うと、気合十分にガッツポーズを決めていた。
コメントする・見る
2017/09/24