若手芸人の登龍門的コンテスト『第38回ABCお笑いグランプリ』決勝大会が9日、大阪・ABCで生放送され、お笑いコンビ・霜降り明星(せいや・粗品)がテンポのあるエネルギッシュな漫才で優勝し、556組の頂点に立って賞金100万円を手にした。
霜降り明星は、2013年1月にコンビ結成。同い年の2人は、別々の高校のコンビとして高校生のお笑いNo.1を決定する「ハイスクールマンザイ」大阪大会の決勝で出会う。大学に進学した粗品はお笑いをやりたくて中退し、最年少の19歳でピン芸人として「オール・ザッツ・マンザイ2012」で優勝。だが当時、大学生だったせいやに「こいつが一番おもしろい奴。こいつと組んだら、もっとおもしろいネタができる」と思い、ずっとコンビを組もうと熱心に誘い続けていたという。すると、せいやも「この先の人生で、こんなに必要とされることないやろな」と決意。
それだけに優勝が決まった瞬間、2人は号泣。粗品は「うれしいんですけど…相方と漫才ができてほんまに良かったです」と涙で言葉にならない。せいやも「コンビを組んだ当初、彼はピン芸人で有名だったので先輩方も『なんでコンビ組むねん。せいやって誰や?』って。やっとこの賞を取れて、コンビとしての方がオモロイんやぞっていう証明ができたと思います」と晴れ晴れとした顔。
彼らの漫才はテーマを決め、別々に考えを持ち寄り、パズルのように組み合わせて作っているという。「2人で、とにかくアイデアを出しまくるという。ウケたネタをいっぱい入れていって。ゲラゲラしながら、作ってます。この作り方はメチャクチャ珍しいと言われますね」と、ネタ作りでも仲の良さを披露した。
100万円の賞金の使い道をたずねられると、粗品は再び涙し「お母ちゃんに使いたいと思います。大学も中退して迷惑かけたんで、親孝行したいなと。まずは温泉旅行に連れていきたいのと、マッサージチェアのような家電とかiPadを買ってあげたいですね」。せいやは「おいしいお寿司や中華料理をいっぱい食べて…。あと、今は実家なんで、賞を取ったら家を出るって決めてたんですよ。だから一人暮らしの資金にします」。
今後、目指す芸人の姿は「ロケとかもしてみたいというのもあります」と言いつつ、「ネタは絶対にやっていきたい」と言い切る。さらに、「今年はABCの賞を取って、M-1の決勝に行くというのは決めていたので。まずはABCが取れたので、半年後はM-1グランプリで優勝します」と力強く宣言した。
今回の決勝は、12組すべてが決勝初進出というフレッシュな闘いとなった。審査は、小沢一敬(スピードワゴン)、柴田英嗣(アンタッチャブル)、陣内智則、友近、ハイヒールリンゴ、兵動大樹(矢野・兵動)、藤本敏史(FUJIWARA)の先輩芸人7人が当たった。
ファーストステージは、12組が3つのブロックに分かれ4分のネタを披露。Aブロックは、からし蓮根、ラフレクラン、ゆりやんレトリィバァ、マルセイユの順で4組が登場。“放課後デート”をテーマに、アップテンポな漫才で沸かせたマルセイユがファイナルステージへの進出を決めた。
Bブロックは、ロングコートダディ、ジャイアントジャイアン、田畑藤本、THE GREATEST HITSの4組が順に登場した。ファイナルステージにコマを進めたのは、コントの発想の妙と後半の畳み掛けが高評価を得たロングコートダディ。
Cブロックは、紺野ぶるま、ツートライブ、霜降り明星、ハナコの順でネタを披露。熱いボケに多彩なツッコミのセリフが光った霜降り明星が、審査員7人中、6人から1位を獲得するという圧倒的な評価でファイナルステージへと勝ち進んだ。
抽選により、ファイナルステージのトップバッターはロングコートダディに。旅人と少年のゆるい会話が笑いを誘い、625点を獲得。続く霜降り明星は、卓越した言葉選びや、切れ味の良い動きの漫才で沸かせ、668点で暫定チャンピオンの座に。最後はマルセイユが「もし無人島に漂着したら…」をテーマにアップテンポな漫才を披露するも、658点に終わった。その結果、霜降り明星が第38代のチャンピオンに輝いた。
霜降り明星は、2013年1月にコンビ結成。同い年の2人は、別々の高校のコンビとして高校生のお笑いNo.1を決定する「ハイスクールマンザイ」大阪大会の決勝で出会う。大学に進学した粗品はお笑いをやりたくて中退し、最年少の19歳でピン芸人として「オール・ザッツ・マンザイ2012」で優勝。だが当時、大学生だったせいやに「こいつが一番おもしろい奴。こいつと組んだら、もっとおもしろいネタができる」と思い、ずっとコンビを組もうと熱心に誘い続けていたという。すると、せいやも「この先の人生で、こんなに必要とされることないやろな」と決意。
それだけに優勝が決まった瞬間、2人は号泣。粗品は「うれしいんですけど…相方と漫才ができてほんまに良かったです」と涙で言葉にならない。せいやも「コンビを組んだ当初、彼はピン芸人で有名だったので先輩方も『なんでコンビ組むねん。せいやって誰や?』って。やっとこの賞を取れて、コンビとしての方がオモロイんやぞっていう証明ができたと思います」と晴れ晴れとした顔。
彼らの漫才はテーマを決め、別々に考えを持ち寄り、パズルのように組み合わせて作っているという。「2人で、とにかくアイデアを出しまくるという。ウケたネタをいっぱい入れていって。ゲラゲラしながら、作ってます。この作り方はメチャクチャ珍しいと言われますね」と、ネタ作りでも仲の良さを披露した。
100万円の賞金の使い道をたずねられると、粗品は再び涙し「お母ちゃんに使いたいと思います。大学も中退して迷惑かけたんで、親孝行したいなと。まずは温泉旅行に連れていきたいのと、マッサージチェアのような家電とかiPadを買ってあげたいですね」。せいやは「おいしいお寿司や中華料理をいっぱい食べて…。あと、今は実家なんで、賞を取ったら家を出るって決めてたんですよ。だから一人暮らしの資金にします」。
今後、目指す芸人の姿は「ロケとかもしてみたいというのもあります」と言いつつ、「ネタは絶対にやっていきたい」と言い切る。さらに、「今年はABCの賞を取って、M-1の決勝に行くというのは決めていたので。まずはABCが取れたので、半年後はM-1グランプリで優勝します」と力強く宣言した。
今回の決勝は、12組すべてが決勝初進出というフレッシュな闘いとなった。審査は、小沢一敬(スピードワゴン)、柴田英嗣(アンタッチャブル)、陣内智則、友近、ハイヒールリンゴ、兵動大樹(矢野・兵動)、藤本敏史(FUJIWARA)の先輩芸人7人が当たった。
ファーストステージは、12組が3つのブロックに分かれ4分のネタを披露。Aブロックは、からし蓮根、ラフレクラン、ゆりやんレトリィバァ、マルセイユの順で4組が登場。“放課後デート”をテーマに、アップテンポな漫才で沸かせたマルセイユがファイナルステージへの進出を決めた。
Bブロックは、ロングコートダディ、ジャイアントジャイアン、田畑藤本、THE GREATEST HITSの4組が順に登場した。ファイナルステージにコマを進めたのは、コントの発想の妙と後半の畳み掛けが高評価を得たロングコートダディ。
Cブロックは、紺野ぶるま、ツートライブ、霜降り明星、ハナコの順でネタを披露。熱いボケに多彩なツッコミのセリフが光った霜降り明星が、審査員7人中、6人から1位を獲得するという圧倒的な評価でファイナルステージへと勝ち進んだ。
抽選により、ファイナルステージのトップバッターはロングコートダディに。旅人と少年のゆるい会話が笑いを誘い、625点を獲得。続く霜降り明星は、卓越した言葉選びや、切れ味の良い動きの漫才で沸かせ、668点で暫定チャンピオンの座に。最後はマルセイユが「もし無人島に漂着したら…」をテーマにアップテンポな漫才を披露するも、658点に終わった。その結果、霜降り明星が第38代のチャンピオンに輝いた。
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2017/07/09