約18年ぶりにテレビアニメとして復活する『カードキャプターさくら』の新作OAD「さくらとふたつのくま」が、米ロサンゼルスで始まった北米最大のアニメイベント『Anime Expo 2017』で現地時間7月1日、世界最速上映された。
来年1月よりNHKで放送予定の“クリアカード編”と前のシリーズ「さくらカード編」をつなぐプロローグとして制作された同作は、CLAMPによる原作漫画『カードキャプターさくら クリアカード編』第3巻特装版(9月13日発売、予約締切7月14日/講談社)に同梱される。
『カードキャプターさくら』は、『魔法騎士レイアース』や『XXXHOLiC』などの著者としても知られるCLAMPが、1996年から2000年まで『なかよし』(講談社)に連載し、これまでにテレビアニメ「クロウカード編」「さくらカード編」と劇場版アニメ2作が制作されている。
新たにテレビアニメ化される「クリアカード編」は、連載開始20周年プロジェクトとして2016年7月号より「さくらカード編」の続編として連載中の作品を原作とし、出演キャストも18年前のオリジナルキャストが再集結して制作される。
日本のファンもまだ目にしたことのない同作品の先行上映が行われたのは、約3400人を収容する「Anime Expo 2017」のメインホールの一つ。上映に先立ち、同作品でプロデューサーを務める川添千世氏が登場し、「いま『なかよし』の読者の女の子たちに、作品を楽しんでもらいたいという願いを込めて今回、新たに『カードキャプターさくら』を制作することになりました」と、新プロジェクトが始動に至った経緯を明かした。
また、制作のため会場を訪れることのできなかった浅香守生監督から託されたメッセージを代読。続いて、プロローグ「さくらとふたつのくま」が上映されると、ざわついていた会場は一転してシーンと静まり返り、前方のスクリーンに注目。約20分間の上映を終えると集まったファンから割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こり、涙を流して復活を喜ぶ女性ファンの姿もみられた。
さらに、会場に同作品の人気キャラクターの“ケロちゃん”が登場し、プレゼントじゃんけん大会が行われ、勝ち残った人には『カードキャプターさくら 連載開始20周年記念 イラスト集』『カードキャプターさくら クリアカード編 第2巻 特装版』『書店販促用ポスター』にCLAMPのサインが入ったファン垂涎のアイテムがプレゼントされた。最後に川添プロデューサー、ケロちゃんと会場のファンとで記念撮影が行われ、先行上映会は幕を閉じた。
■浅香監督からのコメント
ーー『カードキャプターさくら』(旧作)についての思い出。
カードキャプターさくらを作り始めてからは、もう20年以上の時間が経っていますが、私が初めて監督したテレビシリーズということもあり、忘れられない作品です。
当初はあまり注目もされていなくて、初監督とういうプレッシャーを感じないで作れたのを覚えています。放送局の決定前に作り始めたのでスケジュールにも余裕があって、最初の数話はじっくり作っていました。そういう状況でしたので、「毎回の着替え」など新しい事にも挑戦できたのだと思います。
やがてNHKでの放送が決まります(『ケロちゃんにまかせ』のコーナーはフォーマットの調整のために作ったんですよ)。次第にスケジュールも切迫していき、不慣れな監督という作業で、スタッフにも苦労をかけましたが、この作品で経験した、やりたい事を思いっきりできた事、またはその逆に選択して断念する事、そしていろんな方に出会えた事は、間違いなくその後の私の仕事に大きな影響を与えたと思っています。
あと初めてアニメエキスポに参加できたのもカードキャプターさくらの時でした。
ーー前作に続いて新作アニメに関わることになった経由と心境
作品が終わった時は やりきった思いから、続きを作る事はないだろうと思っていましたが、年月がたって、続きのお話をいただいた時、いまの時代にさくらはどう映るのか、とても興味深く思いお引き受けしました。
年をとった私に純粋なキャラクターたちが描けるのかが不安でしたが、自分自身の変化も作品にどう表れるのか、楽しんでしまおうと思っています。
現在、制作快調!
ーーアメリカの『さくら』ファンに一言お願いします。
『カードキャプターさくら』を観てくれてありがとう。覚えていてくれてありがとう。好きでいてくれてありがとう。クリアカード編、楽しみにしていてください。
■「さくらとふたつのくま」あらすじ
これは「クリアカード編」につながる物語――。 クロウ・リードの生まれ変わりであるエリオルと東京タワーで対峙し、ダークとライトのカードを手にしたさくら。 平穏な日々が戻って来たと思ったのも束の間、エリオルが イギリスに帰国することに…。寂しいけれど、さくらはエリオルを見送る。 さらに小狼から「好きだ」と気持ちを伝えられたさくらは、自分のことのはずなのに、気持ちがわからないと戸惑う。知世ちゃんはそっと勇気づけてくれるが、こころの整理がつかないうちに、小狼は香港に戻ることに…! さくらは意を決して、あるものを作ることにする…!
来年1月よりNHKで放送予定の“クリアカード編”と前のシリーズ「さくらカード編」をつなぐプロローグとして制作された同作は、CLAMPによる原作漫画『カードキャプターさくら クリアカード編』第3巻特装版(9月13日発売、予約締切7月14日/講談社)に同梱される。
『カードキャプターさくら』は、『魔法騎士レイアース』や『XXXHOLiC』などの著者としても知られるCLAMPが、1996年から2000年まで『なかよし』(講談社)に連載し、これまでにテレビアニメ「クロウカード編」「さくらカード編」と劇場版アニメ2作が制作されている。
新たにテレビアニメ化される「クリアカード編」は、連載開始20周年プロジェクトとして2016年7月号より「さくらカード編」の続編として連載中の作品を原作とし、出演キャストも18年前のオリジナルキャストが再集結して制作される。
日本のファンもまだ目にしたことのない同作品の先行上映が行われたのは、約3400人を収容する「Anime Expo 2017」のメインホールの一つ。上映に先立ち、同作品でプロデューサーを務める川添千世氏が登場し、「いま『なかよし』の読者の女の子たちに、作品を楽しんでもらいたいという願いを込めて今回、新たに『カードキャプターさくら』を制作することになりました」と、新プロジェクトが始動に至った経緯を明かした。
また、制作のため会場を訪れることのできなかった浅香守生監督から託されたメッセージを代読。続いて、プロローグ「さくらとふたつのくま」が上映されると、ざわついていた会場は一転してシーンと静まり返り、前方のスクリーンに注目。約20分間の上映を終えると集まったファンから割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こり、涙を流して復活を喜ぶ女性ファンの姿もみられた。
さらに、会場に同作品の人気キャラクターの“ケロちゃん”が登場し、プレゼントじゃんけん大会が行われ、勝ち残った人には『カードキャプターさくら 連載開始20周年記念 イラスト集』『カードキャプターさくら クリアカード編 第2巻 特装版』『書店販促用ポスター』にCLAMPのサインが入ったファン垂涎のアイテムがプレゼントされた。最後に川添プロデューサー、ケロちゃんと会場のファンとで記念撮影が行われ、先行上映会は幕を閉じた。
■浅香監督からのコメント
ーー『カードキャプターさくら』(旧作)についての思い出。
カードキャプターさくらを作り始めてからは、もう20年以上の時間が経っていますが、私が初めて監督したテレビシリーズということもあり、忘れられない作品です。
当初はあまり注目もされていなくて、初監督とういうプレッシャーを感じないで作れたのを覚えています。放送局の決定前に作り始めたのでスケジュールにも余裕があって、最初の数話はじっくり作っていました。そういう状況でしたので、「毎回の着替え」など新しい事にも挑戦できたのだと思います。
やがてNHKでの放送が決まります(『ケロちゃんにまかせ』のコーナーはフォーマットの調整のために作ったんですよ)。次第にスケジュールも切迫していき、不慣れな監督という作業で、スタッフにも苦労をかけましたが、この作品で経験した、やりたい事を思いっきりできた事、またはその逆に選択して断念する事、そしていろんな方に出会えた事は、間違いなくその後の私の仕事に大きな影響を与えたと思っています。
あと初めてアニメエキスポに参加できたのもカードキャプターさくらの時でした。
ーー前作に続いて新作アニメに関わることになった経由と心境
作品が終わった時は やりきった思いから、続きを作る事はないだろうと思っていましたが、年月がたって、続きのお話をいただいた時、いまの時代にさくらはどう映るのか、とても興味深く思いお引き受けしました。
年をとった私に純粋なキャラクターたちが描けるのかが不安でしたが、自分自身の変化も作品にどう表れるのか、楽しんでしまおうと思っています。
現在、制作快調!
ーーアメリカの『さくら』ファンに一言お願いします。
『カードキャプターさくら』を観てくれてありがとう。覚えていてくれてありがとう。好きでいてくれてありがとう。クリアカード編、楽しみにしていてください。
■「さくらとふたつのくま」あらすじ
これは「クリアカード編」につながる物語――。 クロウ・リードの生まれ変わりであるエリオルと東京タワーで対峙し、ダークとライトのカードを手にしたさくら。 平穏な日々が戻って来たと思ったのも束の間、エリオルが イギリスに帰国することに…。寂しいけれど、さくらはエリオルを見送る。 さらに小狼から「好きだ」と気持ちを伝えられたさくらは、自分のことのはずなのに、気持ちがわからないと戸惑う。知世ちゃんはそっと勇気づけてくれるが、こころの整理がつかないうちに、小狼は香港に戻ることに…! さくらは意を決して、あるものを作ることにする…!
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2017/07/02