『セブンティーン』専属モデルとして同世代の人気を集める一方、映画やドラマ、さらには先日卒業した『ワイドナショー』(フジテレビ)をはじめとしたバラエティー番組と、まさにマルチな活躍を見せている岡本夏美(18)の主演映画『女流闘牌伝aki -アキ-』が、6月3日に公開される。この春に高校を卒業したばかりの岡本が挑戦するのは、15歳ながら大都会・東京で得意の麻雀を武器に、ひとりで生きていく決意をした少女・亜樹。劇中さながら、真っ直ぐな目でこちらを見つめ「亜樹ちゃんが抱えている葛藤や、ひとりで生きていきたいっていう思いなど、自分とリンクしている部分がすごくありました」と役への思いを打ち明けた。
■役作りのために“プチひとり暮らし” 憧れの岩松了と共演に「感激しました」
とはいえ、身寄りのない亜樹と今も実家暮らしの岡本とは境遇が全く異なる。そこで、少しでも役のイメージをつかもうと“プチひとり暮らし”を実践してみた。「これまで家族と離れたことがないので、家族がいない環境っていうのがすごく難しくて…。だから、撮影中は家族と会わないようにしました。いつもは、私の帰りを待っていてくれるんですけど『もう、寝ていていいよ』って。お腹がすいた時には、自分で簡単に料理を作ってみました。やろうと思えば、割とできちゃうなって思いましたね(笑)」。セリフが少なく、演技力が問われるシーンが続くが、中村祐太郎監督からこのような言葉をかけてもらったという。
「亜樹ちゃんは、いろんな人に出会って成長していくんですけど、初対面の時の顔とちょっと時間が経った時の顔を違うようにしたいなと感じていました。相手によっても思いが違うから、そういうのも変えられたなって思っていたんですけど、この間監督にお会いしたら、ちょうど『人が違うみたいに顔が変わっていて、すごく面白かった』って言ってくださったので、よしって思いました」。ひたむきに役と向き合った成果が、しっかり映像に現れている。
原作は“卓上の舞姫”の名を持ち、女流プロ界のトップに君臨し続ける二階堂亜樹(35)の自伝コミック『aki』。亜樹の人生を変えるキーパーソンとなる、ミスター麻雀・小島武夫は若松了(65)が演じる。岩松との共演についての話題になると、目の輝きがぐっと増した。「岩松さんが演出された舞台とかも観に行かせてもらったこともあったので、個人的にめちゃくちゃうれしくて、それは感激しましたね。なかなかお話できる機会はなかったんですけど『舞台、観に行きました』っていうことはお伝えしました。撮影中も岩松さんがいろいろとアイデアを出してくださって、そのおかげでとても動きやすくなったことがあって、ぜひ、またご一緒させていただきたいです」。
■『ワイドナショー』出演で成長実感 高校卒業で新たな一歩「もっと自由に」
岡本自身の転機のひとつとなったのは、やはり『ワイドナショー』への出演だろう。同番組に新たな風を吹き込むために設けられた「ワイドナ女子高生」のトップバッターとして登場して以降、高校卒業までの約2年間にわたって数多く出演してきた。ダウンタウンの松本人志(53)、MCの東野幸治(49)を相手に、芸能ニュースをはじめ、政治、経済といったあらゆる話題に対してコメントを求められるという経験は非常に大きなものになった。「最初の時は前日も寝られなかったですけど、収録が終わった後も興奮状態で、寝られなくて、スゴい番組に出ちゃったなって思いました。それ以降も緊張しなかったことがなかったですし、これは一生やっていても慣れないなって思いました」。それでも出演を重ねることで、ちょっぴり“成長”を実感する瞬間があったと控え目に明かす。
「東野さんも、だんだんと振ってくださったりとか、お笑いの振りをしてくださった時は『あっ、求められてきたな』ってうすうす思いながら、うれしくもありつつ、毎回ドキドキしていました(笑)。あの中でいろんなニュースもそうですが、自分の意見を述べることができる環境ってなかなかないですし、すごく貴重な経験だったので、それはこれからもお仕事していく上で勇気にもなるし、経験値も上がるし、すごくありがたいお仕事でした」。
弱冠18歳ながら、さまざまな現場でマルチに活動している岡本だが、この春に高校を卒業したことを機に、タレント活動に一本化。それに伴い、自身の心境にも“変化”が訪れた。「今までは、失敗を恐れるタイプで『全部、成功しなきゃ』って自分で抱え込んでしまうことが多かった。でも、亜樹ちゃんを演じたことで、それがいい方向に向かうこともあるんだなと思ったり、ちょっとゆるむことも大切なんだなと気づきました。もちろん、失敗は怖いですし、うまくいかなかったら悔しいですけど、がんじがらめになると面白いことができないと思うので、もっと自由にやってみようと思います。そういうことがこの作品を見ている方に感じてもらえたらうれしいですね」。モデル、女優、タレント…場面ごとにさまざまな表情で魅了する岡本夏美の成長期は、まだまだこれからだ。
■役作りのために“プチひとり暮らし” 憧れの岩松了と共演に「感激しました」
とはいえ、身寄りのない亜樹と今も実家暮らしの岡本とは境遇が全く異なる。そこで、少しでも役のイメージをつかもうと“プチひとり暮らし”を実践してみた。「これまで家族と離れたことがないので、家族がいない環境っていうのがすごく難しくて…。だから、撮影中は家族と会わないようにしました。いつもは、私の帰りを待っていてくれるんですけど『もう、寝ていていいよ』って。お腹がすいた時には、自分で簡単に料理を作ってみました。やろうと思えば、割とできちゃうなって思いましたね(笑)」。セリフが少なく、演技力が問われるシーンが続くが、中村祐太郎監督からこのような言葉をかけてもらったという。
「亜樹ちゃんは、いろんな人に出会って成長していくんですけど、初対面の時の顔とちょっと時間が経った時の顔を違うようにしたいなと感じていました。相手によっても思いが違うから、そういうのも変えられたなって思っていたんですけど、この間監督にお会いしたら、ちょうど『人が違うみたいに顔が変わっていて、すごく面白かった』って言ってくださったので、よしって思いました」。ひたむきに役と向き合った成果が、しっかり映像に現れている。
原作は“卓上の舞姫”の名を持ち、女流プロ界のトップに君臨し続ける二階堂亜樹(35)の自伝コミック『aki』。亜樹の人生を変えるキーパーソンとなる、ミスター麻雀・小島武夫は若松了(65)が演じる。岩松との共演についての話題になると、目の輝きがぐっと増した。「岩松さんが演出された舞台とかも観に行かせてもらったこともあったので、個人的にめちゃくちゃうれしくて、それは感激しましたね。なかなかお話できる機会はなかったんですけど『舞台、観に行きました』っていうことはお伝えしました。撮影中も岩松さんがいろいろとアイデアを出してくださって、そのおかげでとても動きやすくなったことがあって、ぜひ、またご一緒させていただきたいです」。
■『ワイドナショー』出演で成長実感 高校卒業で新たな一歩「もっと自由に」
岡本自身の転機のひとつとなったのは、やはり『ワイドナショー』への出演だろう。同番組に新たな風を吹き込むために設けられた「ワイドナ女子高生」のトップバッターとして登場して以降、高校卒業までの約2年間にわたって数多く出演してきた。ダウンタウンの松本人志(53)、MCの東野幸治(49)を相手に、芸能ニュースをはじめ、政治、経済といったあらゆる話題に対してコメントを求められるという経験は非常に大きなものになった。「最初の時は前日も寝られなかったですけど、収録が終わった後も興奮状態で、寝られなくて、スゴい番組に出ちゃったなって思いました。それ以降も緊張しなかったことがなかったですし、これは一生やっていても慣れないなって思いました」。それでも出演を重ねることで、ちょっぴり“成長”を実感する瞬間があったと控え目に明かす。
「東野さんも、だんだんと振ってくださったりとか、お笑いの振りをしてくださった時は『あっ、求められてきたな』ってうすうす思いながら、うれしくもありつつ、毎回ドキドキしていました(笑)。あの中でいろんなニュースもそうですが、自分の意見を述べることができる環境ってなかなかないですし、すごく貴重な経験だったので、それはこれからもお仕事していく上で勇気にもなるし、経験値も上がるし、すごくありがたいお仕事でした」。
弱冠18歳ながら、さまざまな現場でマルチに活動している岡本だが、この春に高校を卒業したことを機に、タレント活動に一本化。それに伴い、自身の心境にも“変化”が訪れた。「今までは、失敗を恐れるタイプで『全部、成功しなきゃ』って自分で抱え込んでしまうことが多かった。でも、亜樹ちゃんを演じたことで、それがいい方向に向かうこともあるんだなと思ったり、ちょっとゆるむことも大切なんだなと気づきました。もちろん、失敗は怖いですし、うまくいかなかったら悔しいですけど、がんじがらめになると面白いことができないと思うので、もっと自由にやってみようと思います。そういうことがこの作品を見ている方に感じてもらえたらうれしいですね」。モデル、女優、タレント…場面ごとにさまざまな表情で魅了する岡本夏美の成長期は、まだまだこれからだ。
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2017/05/28