木村拓哉主演で映画化された『無限の住人』(公開中)の原作者・沙村広明氏と三池崇史監督が14日、都内で行われたイベントに出席。同作を観た沙村氏は、不死身の侍・万次を演じきった木村について「木村さんを悪く言う人のなかには、『木村拓哉は木村拓哉しかできない』っていう人もいるけれど、スターってそういうもの。チャールズ・ブロンソンもチャールズ・ブロンソンしかできないです。万次役は誰がいいっていうビジョンはなかったけれど、木村さんでよかった」と力を込めた。
同作は不死身の剣士・万次と、復讐のために彼を用心棒として雇った少女・凜(杉咲花)が、壮絶な戦いに身を投じる姿が描くアクション大作。1993年から2012年に『月刊アフタヌーン』(講談社刊)で連載された原作は、累計発行部数750万部を突破。現在までに世界22の国と地域で刊行されている。
沙村氏は、木村の演技を観て「かっこいいところと、無様で汚いところ両方できる人」と驚き、昨年冬に京都の撮影現場を訪れた際に「すごく寒いのに、木村さんは着流しとわらじだけで延々といた。その姿を見ただけでとにかく感謝の念が出てきて、いい体験をさせてもらった」と感謝。木村から台本にサインを頼まれたことを明かし、「びっくりしたのと寒くて手がかじかんでいて、“木村拓哉さんへ”って自分で書いた字が読めない。平謝りだったけれど、木村さんは『これで頑張ります』って笑ってくれた。今思い返しても書き直したい」と苦笑した。
キャストについて話が及ぶと、万次と同じく不死身の閑馬永空を演じた市川海老蔵について「映画の話がきたとき、実は一番違和感があった。海老蔵さんて目力強いじゃないですか。閑馬永空はゾンビみたいなイメージなので大丈夫かなと思ったけれど、撮影で見たら“生きていない感”がすごい」と絶賛。「撮影中に、海老蔵さんも木村さんも撮影以外のことでいろいろあった時期だったのに、そんな最中にこれだけのことをしてくれて感謝の念が絶えない」と、改めて感服した。
イベントでは、お互いの作品の印象や、お気に入りのキャラクターについてトークを展開。沙村氏は「まさか万次を20年近く描くとは思わなかった。連載5年目から『なんで不死身にしちゃったんだろう』って後悔した」と告白。ハリウッドから、万次がニューヨークにいる設定で映画化の話がきていたことなどを明かして盛り上がり、三池監督が「今の万次にできれば会ってみたい。先生もその気になったら表現してほしい」と希望すると、沙村氏も「短編や続編を描きたくなってきた」と話していた。
同作は不死身の剣士・万次と、復讐のために彼を用心棒として雇った少女・凜(杉咲花)が、壮絶な戦いに身を投じる姿が描くアクション大作。1993年から2012年に『月刊アフタヌーン』(講談社刊)で連載された原作は、累計発行部数750万部を突破。現在までに世界22の国と地域で刊行されている。
沙村氏は、木村の演技を観て「かっこいいところと、無様で汚いところ両方できる人」と驚き、昨年冬に京都の撮影現場を訪れた際に「すごく寒いのに、木村さんは着流しとわらじだけで延々といた。その姿を見ただけでとにかく感謝の念が出てきて、いい体験をさせてもらった」と感謝。木村から台本にサインを頼まれたことを明かし、「びっくりしたのと寒くて手がかじかんでいて、“木村拓哉さんへ”って自分で書いた字が読めない。平謝りだったけれど、木村さんは『これで頑張ります』って笑ってくれた。今思い返しても書き直したい」と苦笑した。
キャストについて話が及ぶと、万次と同じく不死身の閑馬永空を演じた市川海老蔵について「映画の話がきたとき、実は一番違和感があった。海老蔵さんて目力強いじゃないですか。閑馬永空はゾンビみたいなイメージなので大丈夫かなと思ったけれど、撮影で見たら“生きていない感”がすごい」と絶賛。「撮影中に、海老蔵さんも木村さんも撮影以外のことでいろいろあった時期だったのに、そんな最中にこれだけのことをしてくれて感謝の念が絶えない」と、改めて感服した。
イベントでは、お互いの作品の印象や、お気に入りのキャラクターについてトークを展開。沙村氏は「まさか万次を20年近く描くとは思わなかった。連載5年目から『なんで不死身にしちゃったんだろう』って後悔した」と告白。ハリウッドから、万次がニューヨークにいる設定で映画化の話がきていたことなどを明かして盛り上がり、三池監督が「今の万次にできれば会ってみたい。先生もその気になったら表現してほしい」と希望すると、沙村氏も「短編や続編を描きたくなってきた」と話していた。
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2017/05/14