女優の木村佳乃が主演し、昨年4月期に関西テレビ・フジテレビ系で放送された連続ドラマ『僕のヤバイ妻』の脚本を手掛けた黒岩勉氏が、第5回市川森一脚本賞を受賞し、20日に都内で授賞式が執り行われた。木村も会場に駆けつけ、「(撮影中)想像力を掻き立てられる脚本で、演じていてずっと楽しかった。ぜひ、またご一緒させていただきたい脚本家の先生です」と祝福した。
同賞は、『ウルトラセブン』『傷だらけの天使』『黄金の日日』などの作品で知られ、2011年に亡くなった脚本家、市川森一さんを忍び、次代を背負って立つ、実力のある優れた新進脚本家を顕彰する脚本賞。今回は、2016年1月から12月までに放送されたテレビドラマを大賞に、現役のプロデューサー(ディレクター)が合議して受賞者を選定した。
受賞した黒岩氏は、放送作家を経て、2008年フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞。翌年、『世にも奇妙な物語「自殺者リサイクル法」』の執筆を機に脚本家として活動を開始。テレビドラマに『謎解きはディナーのあとで』(2011年)、『ストロベリーナイト』(12年)、『ようこそ、わが家へ』(15年)、『サムライせんせい』(15年)などを手掛け、今期のフジテレビ系“月9”『貴族探偵』も担当している。
受賞作の『僕のヤバイ妻』は、愛人・杏奈(相武紗季)にそそのかされた幸平(伊藤英明)が、妻の殺害を企てるが、いざ家に帰ると妻・真理亜(木村)が誘拐されていた、という事件からはじまるストーリー。実は真理亜の狂言誘拐だったのだが、身代金の2億円をめぐって、殺人事件まで起こり、隣人や親戚を巻き込んで怒涛の展開を見せた。
選考理由としては、「豊かな物語性にあふれ、人物の造形力と物語の巧みな構成力」などが高く評価された。
黒岩氏は「脚本は一人では作れない。プロデューサーや監督などと力を合わせて作り上げるもの。特にこの作品は、役者さんの力がすごくて、自分が書いたものの上を行く感じをこれほど体験できたドラマはない。第1話を観た後は、真理亜が勝手にこういうこと言うな、するな、というのが見えて、キャラクターが勝手に動き出すことがあると、うわさで聞いていたが、これかと。途中からはキャラクターに引っ張ってもらった。賞をいただけたのは木村さんたちのおかげです。ありがとうございました」と、木村たちと喜びを分かち合っていた。
同賞は、『ウルトラセブン』『傷だらけの天使』『黄金の日日』などの作品で知られ、2011年に亡くなった脚本家、市川森一さんを忍び、次代を背負って立つ、実力のある優れた新進脚本家を顕彰する脚本賞。今回は、2016年1月から12月までに放送されたテレビドラマを大賞に、現役のプロデューサー(ディレクター)が合議して受賞者を選定した。
受賞した黒岩氏は、放送作家を経て、2008年フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞。翌年、『世にも奇妙な物語「自殺者リサイクル法」』の執筆を機に脚本家として活動を開始。テレビドラマに『謎解きはディナーのあとで』(2011年)、『ストロベリーナイト』(12年)、『ようこそ、わが家へ』(15年)、『サムライせんせい』(15年)などを手掛け、今期のフジテレビ系“月9”『貴族探偵』も担当している。
受賞作の『僕のヤバイ妻』は、愛人・杏奈(相武紗季)にそそのかされた幸平(伊藤英明)が、妻の殺害を企てるが、いざ家に帰ると妻・真理亜(木村)が誘拐されていた、という事件からはじまるストーリー。実は真理亜の狂言誘拐だったのだが、身代金の2億円をめぐって、殺人事件まで起こり、隣人や親戚を巻き込んで怒涛の展開を見せた。
選考理由としては、「豊かな物語性にあふれ、人物の造形力と物語の巧みな構成力」などが高く評価された。
黒岩氏は「脚本は一人では作れない。プロデューサーや監督などと力を合わせて作り上げるもの。特にこの作品は、役者さんの力がすごくて、自分が書いたものの上を行く感じをこれほど体験できたドラマはない。第1話を観た後は、真理亜が勝手にこういうこと言うな、するな、というのが見えて、キャラクターが勝手に動き出すことがあると、うわさで聞いていたが、これかと。途中からはキャラクターに引っ張ってもらった。賞をいただけたのは木村さんたちのおかげです。ありがとうございました」と、木村たちと喜びを分かち合っていた。
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2017/04/20