AKB48の1期生・小嶋陽菜が29歳の誕生日を迎えた19日、東京・秋葉原の劇場で卒業公演を行い、2005年12月8日から11年4ヶ月、4151日在籍したAKB48の活動に幕を下ろした。29歳での卒業は、篠田麻里子(31)の27歳4ヶ月、48グループ全体ではSKE48佐藤実絵子(30)の28歳8ヶ月を抜いて最年長記録。現役唯一の昭和(63年)生まれだった小嶋の卒業に伴い、国内外450人以上を擁するAKBグループは昭和生まれのメンバーが皆無となった。
昨年6月、『AKB48選抜総選挙』のスピーチで「私、小嶋陽菜は、AKB48をやっと卒業しまーす!」と宣言してから10ヶ月。ついに、“聖地”で最後の公演を迎えた。「泣かせようと思っています。自分で聴いていても泣けるセットリストにしました」と宣言していた演目の1曲目は、自身がセンターを務めた最新シングル「シュートサイン」。1人で歌い始めたが、続々とメンバーが合流し、両サイドまでびっしり89人がステージに上がり、大迫力で披露した。
この日の出演者は、姉妹グループに移籍したメンバーや兼任メンバーも含まず、“純正”AKBメンバーで臨んだが、4曲目の「純愛クレッシェンド」では唯一の卒業生として、前総監督・高橋みなみが登場。派生ユニット「ノースリーブス」が結成されるきっかけとなった劇場公演曲「純愛クレッシェンド」を万感を込めて3人でパフォーマンス。たかみなは「にゃんにゃん、おめでとう!」と誰よりハイテンションで祝福すると、小嶋が「ファンの方はあちらへ」と雑にあしらう“お約束”で沸かせた。
小嶋は次世代を担う若手や注目されにくい中堅メンバーにスポットを当てるため、昨年11月からは『小嶋陽菜 好感度爆上げ公演』と題した公演を立ち上げ、劇場に立つ回数を増やしてきた。これまでは初めてもらったユニット曲で自身の原点という「スカート、ひらり」を大家志津香、宮崎美穂、島田晴香らいじられ役の中堅とともに歌ってきたが、この日は「最後だから次世代を担うかわいい子たちと歌いたいと思います」と笑うと、向井地美音、村山彩希、久保怜音、谷口めぐ、岡部麟、小栗有以との“スカひら7”で同曲を歌い、AKB48の未来を託した。
公演中に行われた「生誕祭」では、峯岸が恒例の手紙を代読した。「小嶋陽菜様 君は手がかからないメンバーでした」の一文だけで、秋元康総合プロデューサーの手紙だと気づいた小嶋は目頭を押さえた。「陽菜、もう少しAKB48にいたら? いや、うそです。もう陽菜に甘えられません」「誰よりも真面目で、責任感があって、AKB48を愛し続けてくれた君に心の底から感謝します。ありがとう。卒業おめでとう。第2の人生のスタートを祝福します」と手紙を通じて門出を祝福された小嶋は、涙をぬぐいながら「本物?」ととぼけたが、峯岸は「この句読点の使い方は素人じゃないよ」と笑わせた。
小嶋は「2年前に卒業していたら、こんな手紙をいただけていなかったと思う。ここまで長くやってきてよかったと思える一番の出来事かもしれないです」と感激すると、「秋元さんにもし、(もう少しいたら?と)言われていたら卒業しなかったかもしれないけど、言わずに自由にさせてくださったのが秋元さんの優しさ。これから1人の小嶋陽菜として、頑張っていこうと思います」と決意表明し、割れんばかりの拍手が沸き起こった。
ラストは名曲「夕陽を見ているか?」(07年10月発売)で締めくくり。冒頭のせりふでは「12年前、すごく軽い気持ちで入ったAKBに本気になる瞬間が何度もありました。今までの私も、これから先の私も、すべてAKBが与えてくれました。本当にありがとうAKB」と感謝の気持ちを伝え、11年4ヶ月に及ぶアイドル人生にピリオドを打った。
■『小嶋陽菜卒業公演』セットリスト
01. シュートサイン
02. ハート・エレキ
03. 目撃者
04. 純愛のクレッシェンド(小嶋陽/峯岸/高橋みなみ)
05. スカート、ひらり(小嶋陽/向井地/村山/久保/谷口/岡部/小栗)
06. 背中から抱きしめて(小嶋陽/大森/福岡/岩立/込山/樋渡/篠崎)
07. 恋のPLAN(小嶋陽/宮崎/島田/大家/伊豆田/中西/中田/田名部/阿部)
08. 涙の湘南(小嶋陽/渡辺麻/加藤玲/岡田奈/高橋朱)
09. 蜃気楼(小嶋陽/横山)
10. ハート型ウイルス(小嶋陽/小嶋真/小嶋菜)
11. 抱きしめられたら(小嶋陽/柏木/入山)
12. ヘビーローテーション(小嶋陽/チームA)
13. ポニーテールとシュシュ(小嶋陽/チームK)
14. Everyday、カチューシャ(小嶋陽/チームB)
15. LOVE修行(小嶋陽/チーム4)
16. 大声ダイヤモンド(小嶋陽/チーム8 15人)
【生誕祭】
17. Green Flash
【アンコール】
18. 気づかれないように…(小嶋陽)
19. 桜の花びらたち
20. 夕陽を見ているか?(全員+高橋みなみ)
昨年6月、『AKB48選抜総選挙』のスピーチで「私、小嶋陽菜は、AKB48をやっと卒業しまーす!」と宣言してから10ヶ月。ついに、“聖地”で最後の公演を迎えた。「泣かせようと思っています。自分で聴いていても泣けるセットリストにしました」と宣言していた演目の1曲目は、自身がセンターを務めた最新シングル「シュートサイン」。1人で歌い始めたが、続々とメンバーが合流し、両サイドまでびっしり89人がステージに上がり、大迫力で披露した。
この日の出演者は、姉妹グループに移籍したメンバーや兼任メンバーも含まず、“純正”AKBメンバーで臨んだが、4曲目の「純愛クレッシェンド」では唯一の卒業生として、前総監督・高橋みなみが登場。派生ユニット「ノースリーブス」が結成されるきっかけとなった劇場公演曲「純愛クレッシェンド」を万感を込めて3人でパフォーマンス。たかみなは「にゃんにゃん、おめでとう!」と誰よりハイテンションで祝福すると、小嶋が「ファンの方はあちらへ」と雑にあしらう“お約束”で沸かせた。
小嶋は次世代を担う若手や注目されにくい中堅メンバーにスポットを当てるため、昨年11月からは『小嶋陽菜 好感度爆上げ公演』と題した公演を立ち上げ、劇場に立つ回数を増やしてきた。これまでは初めてもらったユニット曲で自身の原点という「スカート、ひらり」を大家志津香、宮崎美穂、島田晴香らいじられ役の中堅とともに歌ってきたが、この日は「最後だから次世代を担うかわいい子たちと歌いたいと思います」と笑うと、向井地美音、村山彩希、久保怜音、谷口めぐ、岡部麟、小栗有以との“スカひら7”で同曲を歌い、AKB48の未来を託した。
公演中に行われた「生誕祭」では、峯岸が恒例の手紙を代読した。「小嶋陽菜様 君は手がかからないメンバーでした」の一文だけで、秋元康総合プロデューサーの手紙だと気づいた小嶋は目頭を押さえた。「陽菜、もう少しAKB48にいたら? いや、うそです。もう陽菜に甘えられません」「誰よりも真面目で、責任感があって、AKB48を愛し続けてくれた君に心の底から感謝します。ありがとう。卒業おめでとう。第2の人生のスタートを祝福します」と手紙を通じて門出を祝福された小嶋は、涙をぬぐいながら「本物?」ととぼけたが、峯岸は「この句読点の使い方は素人じゃないよ」と笑わせた。
小嶋は「2年前に卒業していたら、こんな手紙をいただけていなかったと思う。ここまで長くやってきてよかったと思える一番の出来事かもしれないです」と感激すると、「秋元さんにもし、(もう少しいたら?と)言われていたら卒業しなかったかもしれないけど、言わずに自由にさせてくださったのが秋元さんの優しさ。これから1人の小嶋陽菜として、頑張っていこうと思います」と決意表明し、割れんばかりの拍手が沸き起こった。
ラストは名曲「夕陽を見ているか?」(07年10月発売)で締めくくり。冒頭のせりふでは「12年前、すごく軽い気持ちで入ったAKBに本気になる瞬間が何度もありました。今までの私も、これから先の私も、すべてAKBが与えてくれました。本当にありがとうAKB」と感謝の気持ちを伝え、11年4ヶ月に及ぶアイドル人生にピリオドを打った。
■『小嶋陽菜卒業公演』セットリスト
01. シュートサイン
02. ハート・エレキ
03. 目撃者
04. 純愛のクレッシェンド(小嶋陽/峯岸/高橋みなみ)
05. スカート、ひらり(小嶋陽/向井地/村山/久保/谷口/岡部/小栗)
06. 背中から抱きしめて(小嶋陽/大森/福岡/岩立/込山/樋渡/篠崎)
07. 恋のPLAN(小嶋陽/宮崎/島田/大家/伊豆田/中西/中田/田名部/阿部)
08. 涙の湘南(小嶋陽/渡辺麻/加藤玲/岡田奈/高橋朱)
09. 蜃気楼(小嶋陽/横山)
10. ハート型ウイルス(小嶋陽/小嶋真/小嶋菜)
11. 抱きしめられたら(小嶋陽/柏木/入山)
12. ヘビーローテーション(小嶋陽/チームA)
13. ポニーテールとシュシュ(小嶋陽/チームK)
14. Everyday、カチューシャ(小嶋陽/チームB)
15. LOVE修行(小嶋陽/チーム4)
16. 大声ダイヤモンド(小嶋陽/チーム8 15人)
【生誕祭】
17. Green Flash
【アンコール】
18. 気づかれないように…(小嶋陽)
19. 桜の花びらたち
20. 夕陽を見ているか?(全員+高橋みなみ)
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2017/04/19