俳優の黒羽麻璃央（23）と足立梨花（24）が、町麻衣氏の漫画を実写化する映画『アヤメくんののんびり肉食日誌』（10月7日公開）にW主演することが3日、わかった。とある大学の生物学科の研究室を舞台に、一見“草食系男子”で恐竜オタクな男子大学生が、先輩女子大生に肉食系のアプローチを仕掛けていく。

　のほほんとした雰囲気のアヤメ（黒羽）は、好奇心旺盛で恐竜オタクな優等生。帰国子女として帰国した直後に、先輩の女子大生・椿（足立）と出会ったことで恋に目覚め、椿への恋愛感情をストレートにグイグイ表現していく。

　一方、今どきの恋愛に積極的に見える椿は、実は昔、地味で太っていたことをコンプレックスに持つ、恐竜の化石や骨が大好きな少々変わり者の美女。ひと筋縄じゃいかないアヤメからの猛烈なアプローチに、最初は戸惑い、振り回されながらも、自分に対する真っ直ぐな気持ちに、徐々に心引かれていく。

　アヤメ役の黒羽は、ミュージカル『テニスの王子様』『黒子のバスケ』や、『刀剣乱舞』など人気2.5次元ミュージカルへ主要キャストとして活躍してきた。原作を読んで引き込まれたと話し、「僕自身もアヤメくんと椿ちゃんの恋を応援する人になっていました。アヤメくんかわいいんです！　個人的にはアヤメくんの肉食スイッチを観ていただきたいです」と呼びかけた。

　椿役の足立も「化石や骨を見ている時と普段のギャップ、そしてなかなか素直になれない椿ちゃんはかわいくて、大切に演じさせてもらいました！」と思い入れを明かし、「いつもかなわない恋の役が多いので、演じていてすごく楽しかったです（笑）」と満足げにコメントした。

　そのほか、黒羽とともに『刀剣乱舞』で人気を二分する佐伯大地と、モデルの瑛茉ジャスミンが、主人公2人の恋路を邪魔する恋敵として登場。研究室仲間に尾関陸、永田崇人、唯月ふうか、アヤメの父親役に鶴見辰吾、研究室の先生役に酒井敏也、研究室のOBのプレパレーター（化石の技術者）役でGENKINGが出演。芝崎弘記氏がメガホンをとる。