2019年にNHKで放送される宮藤官九郎氏脚本の大河ドラマのタイトルが『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に決定し、前半・中村勘九郎、後半・阿部サダヲの2人が、主役リレーする形で務めることが3日、同局から発表された。キャスティング理由について、チーフプロデューサーの訓覇圭氏は「第一感、ピンときた」と説明。宮藤も「ご本人に見た目が似ているというか、近い。いいんじゃないか、と思った」と大いに賛同したという。
中村は“オリンピックに初参加した男”金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、1912年「ストックホルム」から、36年「ベルリン」、64年「東京」までの3大会を中心に、“知られざるオリンピックの歴史”と激動の52年間を描く。タイトルの「いだてん(韋駄天)」とは、とても足の速い人のことを指す。チーフプロデューサーの訓覇氏は「このドラマ全体にふさわしい勢いがあって楽しげなタイトルになりました。痛快なドラマにしたい」と意気込んだ。
中村の出演について、「金栗四三さんの資料を読んでいて、勘九郎さんにやっていただこうと、第一感、ピンときた。金栗さんは、ストックホルム大会に参加した際、外国の選手が皆、シューズを履いている中、一人、足袋で行進した。そこに、日本を背負って闘う意気込みを感じて、日頃から日本の伝統芸能である歌舞伎を背負って闘っている勘九郎さんにしかできない表現があるだろう、と。傾いてください」と呼びかけた。
一方、阿部には「田畑政治さんもものすごく情熱のある方で、執念でオリンピックを東京に持ってきた熱すぎる男。熱い男を暑苦しくなく、笑えるように演じてくれるのは阿部さんしかない」とオファー。テレビドラマでは10年以上、宮藤の作品に出演していないという阿部と宮藤の“大人計画”コンビにも期待を寄せていた。
大河ドラマ出演は『新選組!』(2004年)以来、2作目の中村は「歴史ある大河ドラマを宮藤さんの脚本で、阿部さんとともに主役をつないでいけるというのがうれしいです。幸せですし、誇りに思います。金栗四三さんはマラソンに生涯を捧げた方。マラソンに対する熱量、ストイックさ、姿勢、頭が下がる思いでございます。教師時代、いつもニコニコされていたからお釈迦さまというあだ名がついたそうでございます。長きにわたる撮影になりますが、笑顔を絶やさず、体力、気力、努力で走り抜けたいと思います」と気合を込め、「マラソン選手の身体にしなければいけないですし、真っ黒に日焼けして、熊本弁も一から勉強したい」と役作りに思いを巡らせた。
今年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』に徳川家康役で出演中の阿部は、「まさか自分に主役のオファーが来るとは」と油断していたそう。昨年11月に宮藤が大河ドラマの脚本を手掛けることが発表されてから、「宮藤さんのところに『主役は俺じゃないですか?』と言いに来る役者がいると聞いていたので、プレッシャーはすごくある。でも面白そうだし、僕と中村勘九郎さんならではの大河ドラマができたらいいな」と心境を語っていた。
中村は“オリンピックに初参加した男”金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は“オリンピックを呼んだ男”田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、1912年「ストックホルム」から、36年「ベルリン」、64年「東京」までの3大会を中心に、“知られざるオリンピックの歴史”と激動の52年間を描く。タイトルの「いだてん(韋駄天)」とは、とても足の速い人のことを指す。チーフプロデューサーの訓覇氏は「このドラマ全体にふさわしい勢いがあって楽しげなタイトルになりました。痛快なドラマにしたい」と意気込んだ。
中村の出演について、「金栗四三さんの資料を読んでいて、勘九郎さんにやっていただこうと、第一感、ピンときた。金栗さんは、ストックホルム大会に参加した際、外国の選手が皆、シューズを履いている中、一人、足袋で行進した。そこに、日本を背負って闘う意気込みを感じて、日頃から日本の伝統芸能である歌舞伎を背負って闘っている勘九郎さんにしかできない表現があるだろう、と。傾いてください」と呼びかけた。
一方、阿部には「田畑政治さんもものすごく情熱のある方で、執念でオリンピックを東京に持ってきた熱すぎる男。熱い男を暑苦しくなく、笑えるように演じてくれるのは阿部さんしかない」とオファー。テレビドラマでは10年以上、宮藤の作品に出演していないという阿部と宮藤の“大人計画”コンビにも期待を寄せていた。
大河ドラマ出演は『新選組!』(2004年)以来、2作目の中村は「歴史ある大河ドラマを宮藤さんの脚本で、阿部さんとともに主役をつないでいけるというのがうれしいです。幸せですし、誇りに思います。金栗四三さんはマラソンに生涯を捧げた方。マラソンに対する熱量、ストイックさ、姿勢、頭が下がる思いでございます。教師時代、いつもニコニコされていたからお釈迦さまというあだ名がついたそうでございます。長きにわたる撮影になりますが、笑顔を絶やさず、体力、気力、努力で走り抜けたいと思います」と気合を込め、「マラソン選手の身体にしなければいけないですし、真っ黒に日焼けして、熊本弁も一から勉強したい」と役作りに思いを巡らせた。
今年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』に徳川家康役で出演中の阿部は、「まさか自分に主役のオファーが来るとは」と油断していたそう。昨年11月に宮藤が大河ドラマの脚本を手掛けることが発表されてから、「宮藤さんのところに『主役は俺じゃないですか?』と言いに来る役者がいると聞いていたので、プレッシャーはすごくある。でも面白そうだし、僕と中村勘九郎さんならではの大河ドラマができたらいいな」と心境を語っていた。
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2017/04/03