「20代は駆け抜けました。30代こそは自分のプライベートも充実させようと思うんですけど忙しくなるばかりですね(笑)」――多忙を極めながらもその表情は充実感に満ちている。女優・木村文乃(29)は4月15日からスタートする日本テレビ系連続ドラマ『ボク、運命の人です。』(毎週土曜 後10:00)ではヒロインを務め、2クール連続での連ドラ出演を果たす。このほどORICON NEWSのインタビューに応じた木村は、激動の20代とこれから迎える30代について、そして「このタイミングでお話をいただけたことは運命」と想い入れを明かす作品への意気込みを語ってくれた。
■ラブコメ初挑戦は「一番いいタイミング」
前作『A LIFE〜愛しき人〜』のクランクアップ翌々日には『ボク、運命の人です。』がクランクイン。優秀なオペナースから、自分を「運命の人」だと名乗る主人公・正木誠(亀梨和也)を拒否し続ける“超左脳派”ヒロイン・湖月晴子(29)を演じる。「現場にいって晴子のメイクをすれば『ああ、晴子だ』って信じられるんですけど、まだ頭のなかでワチャワチャしていますね」と模索しながらも新しい作品への期待は大きい。
「はやい段階でお母さん役や先生役をやっていたので29歳になって初めて正統派なラブコメをやると思ってなかったです。今まで使ってこなかったものを一番いいタイミングで出せるんじゃないか…と。山下(智久)さんは以前ご一緒したこともあるし、亀梨さんはオープンな方なので、自分が一番ベストをだせる環境はそろっています」。
初共演となる亀梨の印象を聞くと「おおらかで明るい人。 ご一緒するまで知らなかったのですが、ものを渡すとき必ず両手を添えてくれたり、線路と線路の間に咲いている一輪の菜の花を見て『ふふ、かわいい』って言ったりとか。繊細といいますか、ジェントルな方だと思います。料理がお好きだそうで今、豆腐にハマっていると聞いたので、絹か木綿かで決着をつけたいです(笑)」と和やかな現場の雰囲気が伝わってくる。
そんな木村に、自身のインスタグラムで毎回、違ったものを披露している箸置きにちなみ「亀梨さんにプレゼントするなら?」となにげなく聞いてみると「使ってくれるのかな…?」と笑いながらも「亀梨さんには亀の箸置きをあげたい。私も持っているんですけど、普通の亀じゃなくてちゃんとヒゲが生えた“鶴は千年、亀は万年”みやいな縁起がいいものを使っていただけたらいいなと思います」と丁寧に回答。どんな質問でもしっかりと受け止めてくれる実直な人柄に感激した。
■「25歳で芽が出なかったら辞めようと…」人生を変えた“運命の出会い”
順風満帆な女優人生を歩んでいるようにみえる彼女だが「デビューの時から25歳で芽が出なかったら辞めようと思っていた」と密かな決意を胸に秘めていた。「25歳というのは就職するならその年までだろうなと。25歳はギリギリ雇っていただける若さ。でも26、7歳になると『どうせ結婚するんでしょ』みたいな世の中の空気に耐えられるかわからなかった(笑)」。
16歳で女優デビュー後、20代前半で一度、芸能活動を休止。2010年、22歳で小栗旬や綾野剛らも所属する現在の事務所に入った。「今の会社の社長と出会えたことは“運命”ですね。むしろ25歳から仕事が忙しくなった。それって今の会社に入れたからだと思います」と転機を明かす。
芸能活動再開後は『ちふれ化粧品』『NTTドコモ』のCMなどで魅せた透明感のあるビジュアルで注目を浴び、2015年には『マザーゲーム〜彼女たちの階級〜』(TBS)で連ドラ初主演。現在はその確かな演技力だけでなくインスタグラムでの色鮮やかな手料理“♯ふみ飯”など自然体なライフスタイルが同性を中心に反響を呼び、フォロワー数は181万人を突破するなど女優の活動以外でも注目を集めている。
「すべてのことに対して、ここで行かなければ自分が思い描くことはできないと思ったら行くし、『この作品は絶対やるべきだ、やらなけば絶対後悔する』と思ったらキツくてもやる。これがチャンスだと思ったら、それを見過ごすことはできないんです」。自分にとって大切なタイミングを的確に見極め、いざというときにチャンスを逃すまいとするアグレッシブな一面を発揮したことが飛躍の鍵となった。
今年はついに30歳となるが「特に、こうしたいとかはないんです」と、いい意味で肩の力が抜けている。「きょうできなかったことも明日やれば、あさってはもっと素敵な日になる。先のことを考えるより、今やれることをコツコツやって、その結果振り返った時に『ああ、頑張ったな〜』みたいに思えていたらいいかな」。活動休止、再開、ブレイク、そして…。たくさんの出会いを経てこれからも軽やかに、歩みを進めていく。
■ラブコメ初挑戦は「一番いいタイミング」
前作『A LIFE〜愛しき人〜』のクランクアップ翌々日には『ボク、運命の人です。』がクランクイン。優秀なオペナースから、自分を「運命の人」だと名乗る主人公・正木誠(亀梨和也)を拒否し続ける“超左脳派”ヒロイン・湖月晴子(29)を演じる。「現場にいって晴子のメイクをすれば『ああ、晴子だ』って信じられるんですけど、まだ頭のなかでワチャワチャしていますね」と模索しながらも新しい作品への期待は大きい。
「はやい段階でお母さん役や先生役をやっていたので29歳になって初めて正統派なラブコメをやると思ってなかったです。今まで使ってこなかったものを一番いいタイミングで出せるんじゃないか…と。山下(智久)さんは以前ご一緒したこともあるし、亀梨さんはオープンな方なので、自分が一番ベストをだせる環境はそろっています」。
初共演となる亀梨の印象を聞くと「おおらかで明るい人。 ご一緒するまで知らなかったのですが、ものを渡すとき必ず両手を添えてくれたり、線路と線路の間に咲いている一輪の菜の花を見て『ふふ、かわいい』って言ったりとか。繊細といいますか、ジェントルな方だと思います。料理がお好きだそうで今、豆腐にハマっていると聞いたので、絹か木綿かで決着をつけたいです(笑)」と和やかな現場の雰囲気が伝わってくる。
そんな木村に、自身のインスタグラムで毎回、違ったものを披露している箸置きにちなみ「亀梨さんにプレゼントするなら?」となにげなく聞いてみると「使ってくれるのかな…?」と笑いながらも「亀梨さんには亀の箸置きをあげたい。私も持っているんですけど、普通の亀じゃなくてちゃんとヒゲが生えた“鶴は千年、亀は万年”みやいな縁起がいいものを使っていただけたらいいなと思います」と丁寧に回答。どんな質問でもしっかりと受け止めてくれる実直な人柄に感激した。
■「25歳で芽が出なかったら辞めようと…」人生を変えた“運命の出会い”
順風満帆な女優人生を歩んでいるようにみえる彼女だが「デビューの時から25歳で芽が出なかったら辞めようと思っていた」と密かな決意を胸に秘めていた。「25歳というのは就職するならその年までだろうなと。25歳はギリギリ雇っていただける若さ。でも26、7歳になると『どうせ結婚するんでしょ』みたいな世の中の空気に耐えられるかわからなかった(笑)」。
16歳で女優デビュー後、20代前半で一度、芸能活動を休止。2010年、22歳で小栗旬や綾野剛らも所属する現在の事務所に入った。「今の会社の社長と出会えたことは“運命”ですね。むしろ25歳から仕事が忙しくなった。それって今の会社に入れたからだと思います」と転機を明かす。
芸能活動再開後は『ちふれ化粧品』『NTTドコモ』のCMなどで魅せた透明感のあるビジュアルで注目を浴び、2015年には『マザーゲーム〜彼女たちの階級〜』(TBS)で連ドラ初主演。現在はその確かな演技力だけでなくインスタグラムでの色鮮やかな手料理“♯ふみ飯”など自然体なライフスタイルが同性を中心に反響を呼び、フォロワー数は181万人を突破するなど女優の活動以外でも注目を集めている。
「すべてのことに対して、ここで行かなければ自分が思い描くことはできないと思ったら行くし、『この作品は絶対やるべきだ、やらなけば絶対後悔する』と思ったらキツくてもやる。これがチャンスだと思ったら、それを見過ごすことはできないんです」。自分にとって大切なタイミングを的確に見極め、いざというときにチャンスを逃すまいとするアグレッシブな一面を発揮したことが飛躍の鍵となった。
今年はついに30歳となるが「特に、こうしたいとかはないんです」と、いい意味で肩の力が抜けている。「きょうできなかったことも明日やれば、あさってはもっと素敵な日になる。先のことを考えるより、今やれることをコツコツやって、その結果振り返った時に『ああ、頑張ったな〜』みたいに思えていたらいいかな」。活動休止、再開、ブレイク、そして…。たくさんの出会いを経てこれからも軽やかに、歩みを進めていく。
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2017/04/04