モデルでライターの斉藤アリスが、ライフワークにしている世界のカフェ巡りのなかで見つけた国内外オススメの107軒を紹介するカフェガイド『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』を発売した。お店のチョイスや写真、文章、コンテンツなどこれまでのカフェ本とは一味違うガイドブックを上梓した斉藤に、こだわりについて聞いてみた。
幼少期より海外旅行に行ったときに、現地のカフェに訪れるのが大好きだったという斉藤。留学したロンドンの大学の卒業作品も、1年をかけて世界のカフェを巡って本を制作するほど、根っからのカフェ好きだ。今回のガイドブックには国内56軒、ヨーロッパやハワイなど海外51軒のカフェが紹介されているが、掲載の基準は「観光地のお決まりではない、その土地のリアルな生活や歴史などストーリーが感じられるカフェ」だという。
「海外のお店は、その土地で普通に暮らしている人たちの生活の中にあるようなカフェが好きです。フランスで行ったあるカフェは、ナポレオンが学生の頃に通っていたところで、店の中に彼の帽子が飾ってあるんです。本物かどうかはわからないけど、そういう博物館のような一面があったり、街の歴史をさり気なく学べたり、気軽に“時を超える体験”ができるのもカフェの魅力。国内のカフェも地方の店はその土地らしさを感じられるお店、東京は旅の雰囲気を味わえるお店をセレクトしました」
本書はカフェのショップ情報ではなく、カフェの楽しみ方やカフェの役割と文化、さらにモデルらしくカフェに着ていきたいファッションなども紹介。コーヒーや料理だけではなく、カフェという“文化”そのものを楽しむための情報が凝縮されている。掲載されている写真も文章もすべて斉藤が担当。ただのショップ紹介ではなく、自身がそのお店で感じたことをそのままに書いたため「料理についての記述より、お店のインテリアや雰囲気について感じたことを書いたほうが長くなっているようなショップもあります(笑)。でも、そうやって皆さんもお店のストーリーを感じてほしいって思うんです」と笑顔で語る。
「レストランは料理にお金を払うところ、カフェは過ごす時間にお金を払うところ、と私は考えています。カフェのそもそものルーツって、コーヒーを楽しみたい人たちが階級や職業を超えて集まる場所で、そこで文化が交流されることでまた新たな文化や時代の流れが生まれていって、今に続いているんです。これからもそんなカフェを紹介していきたいし、私もまだまだ巡っていきたいですね」
ライター業では、「食べログ」でカフェをリコメンドするほか、自身が注目するオーガニックコスメについての情報も発信中。また、父親が世界的に大ヒットしたおもちゃ『モーラー』のオーストリア人開発者で、“セレブハーフモデル”としてテレビ出演の機会も増えてきた。お姫様のようなルックスの中に秘めた大きなアグレッシブ精神で、今後さらなるジャンルでの活躍が期待される。
◆斉藤アリス
日本とオーストリアのハーフ。ロンドンで生まれ、幼少期をドイツ、学生時代を名古屋で過ごす。明治大学農学部進学をきっかけに上京し、モデルデビュー。『MORE』『an・an』『美的』など40 誌以上の雑誌や広告で活躍する。卒業後はロンドンへ渡り、ジャーナリズムの分野で博士号を取得。現在はモデル業に加え、ライターとしても活躍中。趣味は世界のカフェ巡り。
幼少期より海外旅行に行ったときに、現地のカフェに訪れるのが大好きだったという斉藤。留学したロンドンの大学の卒業作品も、1年をかけて世界のカフェを巡って本を制作するほど、根っからのカフェ好きだ。今回のガイドブックには国内56軒、ヨーロッパやハワイなど海外51軒のカフェが紹介されているが、掲載の基準は「観光地のお決まりではない、その土地のリアルな生活や歴史などストーリーが感じられるカフェ」だという。
「海外のお店は、その土地で普通に暮らしている人たちの生活の中にあるようなカフェが好きです。フランスで行ったあるカフェは、ナポレオンが学生の頃に通っていたところで、店の中に彼の帽子が飾ってあるんです。本物かどうかはわからないけど、そういう博物館のような一面があったり、街の歴史をさり気なく学べたり、気軽に“時を超える体験”ができるのもカフェの魅力。国内のカフェも地方の店はその土地らしさを感じられるお店、東京は旅の雰囲気を味わえるお店をセレクトしました」
本書はカフェのショップ情報ではなく、カフェの楽しみ方やカフェの役割と文化、さらにモデルらしくカフェに着ていきたいファッションなども紹介。コーヒーや料理だけではなく、カフェという“文化”そのものを楽しむための情報が凝縮されている。掲載されている写真も文章もすべて斉藤が担当。ただのショップ紹介ではなく、自身がそのお店で感じたことをそのままに書いたため「料理についての記述より、お店のインテリアや雰囲気について感じたことを書いたほうが長くなっているようなショップもあります(笑)。でも、そうやって皆さんもお店のストーリーを感じてほしいって思うんです」と笑顔で語る。
「レストランは料理にお金を払うところ、カフェは過ごす時間にお金を払うところ、と私は考えています。カフェのそもそものルーツって、コーヒーを楽しみたい人たちが階級や職業を超えて集まる場所で、そこで文化が交流されることでまた新たな文化や時代の流れが生まれていって、今に続いているんです。これからもそんなカフェを紹介していきたいし、私もまだまだ巡っていきたいですね」
ライター業では、「食べログ」でカフェをリコメンドするほか、自身が注目するオーガニックコスメについての情報も発信中。また、父親が世界的に大ヒットしたおもちゃ『モーラー』のオーストリア人開発者で、“セレブハーフモデル”としてテレビ出演の機会も増えてきた。お姫様のようなルックスの中に秘めた大きなアグレッシブ精神で、今後さらなるジャンルでの活躍が期待される。
◆斉藤アリス
日本とオーストリアのハーフ。ロンドンで生まれ、幼少期をドイツ、学生時代を名古屋で過ごす。明治大学農学部進学をきっかけに上京し、モデルデビュー。『MORE』『an・an』『美的』など40 誌以上の雑誌や広告で活躍する。卒業後はロンドンへ渡り、ジャーナリズムの分野で博士号を取得。現在はモデル業に加え、ライターとしても活躍中。趣味は世界のカフェ巡り。
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2017/04/04