『第10回 WOWOWシナリオ大賞』の授賞式が10日、都内で行われ、優秀賞は松竹芸能の所属する女性タレントの高島麻利央の『のぼる』が選ばれた。
壇上で高島は「私は脚本家を目指しているというわけでは正直ない」と驚きの発言。「今、松竹芸能に所属してラジオやテレビ、イベントのMCですとか役者もしている」とタレント活動をしていることを明かした。そんな高島は脚本家業をやろうと思った理由について「身長が大きいんです。175センチあります。小さい人と共演もできないし、なかなか出演するのが難しい。どうしようかと思ったときに『そうだ書こう』って思いました」と説明した。
そんな経緯で始めた脚本で賞を受賞。「感激で胸がいっぱい。ただ賞をいただいたことが終わりではなく、ここからがスタート。脚本を書いていくことも、自分が演じることも、どちらもしっかり頑張っていきたい」と二足のわらじを履くことを宣言。大賞作品は来年度中に映像化されるが、今回は優秀賞止まり。「大賞になったら出るつもりだった。大賞じゃないんですけど、どこかでエキストラでもいいので使ってもらえないでしょうか」と同社のドラマ出演を直談判し、選考委員長を務めた映画監督の崔洋一らを笑わせていた。
崔監督は「おもしろいですね。(お笑いコンビ・ピースの)又吉さんの『火花』があるし、高島さんが次に続くのかも。又吉さんは第2作出しましたけど、ぜひ高島さんにご支援してください」と呼びかけていた。
大賞は舘澤史岳氏の『食い逃げキラー』が受賞。舘澤氏は第5回のシナリオ大賞でも最終選考に残ったが、惜しくも選外だった。さらにこの年は大賞なしに終わったとあって「絶対に(大賞を)取りたいと思っていた」と雪辱に成功した。「第5回のときはWOWOWに入ってなかった。それで落とされたのかなと思って、今回は送った後に、ちゃんと入った。それもあったんじゃないかな」と苦笑いで語り、「これからの1年間は『WOWOWで映像化されるから見てね』っていう営業活動を一生懸命やろうかな」とジョーク交じりに受賞の喜びを表現した。
同賞は脚本家の登竜門で、現在フジテレビ系で放送中のドラマ『真昼の悪魔』の脚本を務める香坂隆史氏らを輩出した。
『第10回WOWOWシナリオ大賞』受賞作品
■大賞 『食い逃げキラー』 舘澤史岳氏
■優秀賞 『洛中洛外ソロウェディング』 新井まさみ氏
■優秀賞 『のぼる』 高島麻利央氏
壇上で高島は「私は脚本家を目指しているというわけでは正直ない」と驚きの発言。「今、松竹芸能に所属してラジオやテレビ、イベントのMCですとか役者もしている」とタレント活動をしていることを明かした。そんな高島は脚本家業をやろうと思った理由について「身長が大きいんです。175センチあります。小さい人と共演もできないし、なかなか出演するのが難しい。どうしようかと思ったときに『そうだ書こう』って思いました」と説明した。
そんな経緯で始めた脚本で賞を受賞。「感激で胸がいっぱい。ただ賞をいただいたことが終わりではなく、ここからがスタート。脚本を書いていくことも、自分が演じることも、どちらもしっかり頑張っていきたい」と二足のわらじを履くことを宣言。大賞作品は来年度中に映像化されるが、今回は優秀賞止まり。「大賞になったら出るつもりだった。大賞じゃないんですけど、どこかでエキストラでもいいので使ってもらえないでしょうか」と同社のドラマ出演を直談判し、選考委員長を務めた映画監督の崔洋一らを笑わせていた。
崔監督は「おもしろいですね。(お笑いコンビ・ピースの)又吉さんの『火花』があるし、高島さんが次に続くのかも。又吉さんは第2作出しましたけど、ぜひ高島さんにご支援してください」と呼びかけていた。
大賞は舘澤史岳氏の『食い逃げキラー』が受賞。舘澤氏は第5回のシナリオ大賞でも最終選考に残ったが、惜しくも選外だった。さらにこの年は大賞なしに終わったとあって「絶対に(大賞を)取りたいと思っていた」と雪辱に成功した。「第5回のときはWOWOWに入ってなかった。それで落とされたのかなと思って、今回は送った後に、ちゃんと入った。それもあったんじゃないかな」と苦笑いで語り、「これからの1年間は『WOWOWで映像化されるから見てね』っていう営業活動を一生懸命やろうかな」とジョーク交じりに受賞の喜びを表現した。
同賞は脚本家の登竜門で、現在フジテレビ系で放送中のドラマ『真昼の悪魔』の脚本を務める香坂隆史氏らを輩出した。
『第10回WOWOWシナリオ大賞』受賞作品
■大賞 『食い逃げキラー』 舘澤史岳氏
■優秀賞 『洛中洛外ソロウェディング』 新井まさみ氏
■優秀賞 『のぼる』 高島麻利央氏
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2017/03/10